そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

フリーター、家を買う。#3

http://www.fujitv.co.jp/ie-wo-kau/index.html
脚本:橋部敦子 演出:城宝秀則
前回の、誠治が工事のバイトを辞めるって決めてたときに、お母さんが「ちゃんとやってるじゃない」って言ったことが誠治が現場に戻るきっかけになって、それが達成感に繋がって、今回の(無駄な)やる気になってるんだけど、これ見るとやっぱり誠治ってちゃんと愛情受けて育ったいい子なんだなあって思うよ。今まで何をやっても長続きしなかったのは甘やかされすぎたのかも知れないけどさ。のび太かよw
今までだってずっとお母さんは誠治のやることをまるごと受け入れて決して否定したりしてなくて、でも誠治はそれを当たり前のことだと思って気にもとめてなかったんだろうな。気に止めてないどころかありがたみも感じてなくて、逆に反発すらしてた。でもそれがどんなにありがたいことなのか、母親の愛情がどんなに自分を支えてくれてたのかやっと気がついた‥‥ってことでしょうかね。ちょっと泣けた。誠治が母親のことをちゃんと優先して面倒見てるということに。ううう。
誠治が今までと違ってしっかりしてきて、ちゃんと母親のことを考えて思いやれるようになってきたそれ自体、甘ちゃんには育ったけど誠治がどちらかというと優しくていい子だっていう、お母さんの子育ての賜物か。お姉さんもしっかりしてるしな。デキ婚だけど。つか、それ自体なんか事情があったのかなあ?打算でデキ婚だとは思えないよ。
逆に子供の頃はヒーローだったはずなのに、父親はまるでアテにならないという現状に誠治自身もそれをすっかり忘れていたってことだよなあ。父親の家庭への無関心が、そのヒーローだったということや、父親の職業に憧れるということを忘れさせたんだとしたらなんか悲しいなあ。
それこそ現実を見ないで自分の能力を盲信してた誠治が、フリーターなのに家を買って引っ越すという目標=夢を見るということが現実的でない‥‥という話なんだけど、二宮の説得力か脚本の描写の確かさか、出来るかもと思える地味にワクワクする話だったなあ。(前振り長っw)
お父さんの逃げたくなる気持ちもわからんでもないけど、そもそもあの愛人というか囲ってるふうな(お金渡してるんだから囲ってるんだよなあ?)彼女が本当にお父さんとそういう関係なのか‥‥という。や、愛人は確かだろうけど彼女には本命がいて、お父さんいい金づるとかじゃないのかなあ?ああいうタイプは意外に強かだと思うけどなあ。悪びれもせずお金もらってるし。何やってる人か知らないけど。
そして「あんたにしか言えない」といって誠治に愚痴をこぼしに来るお姉さんだけど、それを考えると、お母さんが西本さんの嫌がらせだってわかっていながら10年間も誰にも言えずにずっと自分の中に貯めこんでたっていうことがあまりにも重くて、そういうとこでお母さんの心労を見せる脚本ってのも上手いよなあ。
お母さんのおかしな言動が、ご近所の西本さんのイジメのせいだっていうのが分かるのも早かったけど、一番いいなあと思ったのはまあこれがそういうドラマだからにしても、西本さんを糾弾するんでなくお母さんを助けるために引っ越すという選択をする誠治の性格かな。基本やっぱり言うことは言う性格だけに根は優しいのかなっていう。
真奈美の「橋を造りたい」という夢と比べたら、ロマンのかけらもない現実的な避難って意味での逃げだし、しかもフリーターなのに家を買うっていうのは非現実的な夢であり目標だけど、妙にそれが「わかる」感じなところが面白いなあ。そしてニノは上手いなあ(笑)
今回はまーくんも結構喋った!手島は季節労働者かー。
あと眞島さんはカッコエエ〜 (* ̄▽ ̄) エリート?