そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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JIN -仁-完結編#2

http://www.tbs.co.jp/jin-final/
脚本:森下佳子 演出:平川雄一
 
面白いんだけど、前作の時ほどは面白いと感じないんだよなあ。
原作読んで先の展開を知ってるからかな?とも思ったんだけど(でも第2期やるの知ってたからざっくり読んだだけ)、いろいろ考えてみるに、どうも仁先生のキャラに今回はあんまり共感できないからかなと思ったよ。
前の時は何もわからない状態の仁先生に次々と難題が降りかかり、自分の境遇を考えるまもなく目の前の出来ることをやらざるを得ない、しかしそれは歴史の改変になるかもしれない、というジレンマに現代人として共感できたんだと思うんだよな。
でも今回、1話より2話目がよくわかったけど、あれから2年たってるというのに(原作でも結構時間経ってる)妙にグズグズいってる仁先生は、むしろ状況把握できてない天然ボケキャラ、いい年してるのにあまりにも鈍くさすぎる実務能力なしのおバカさんに見えちゃって、咲がしっかりしてる分スゲー気の毒と思って納得できないんだよ(苦笑)
あの時代に2年もいて、江戸に馴染むかどうかってのはまた話は別だけど、自分とこの仁友堂の収支決算にまったく思い至らないとか、さすがになぁ(^_^;)大人としてないだろよ。
特別注文の医療器具が高いこともわかってて、患者から対して治療代を取らなかったら一体どこからお金が出てくると思ってんでしょ?金はどっかから降って湧いて出るわけじゃないよ?それこそパトロンや、幕府に支援してもらえないと成り立たないじゃんよ。いくらなんでもそこに思い至らないのは、仁先生が現代でも病院内の派閥に興味なくて手術失敗のトラウマから外来ばかりやってたという地味めの性格にしたって、そりゃねえと思うな。ホントに咲さんカワイソ。
しかもそこに野風さんとか連れてきちゃうし、無神経にもほどがあるよ!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!

そこら辺があるから、安道名津を献上菓子として差し上げることへの無防備さ加減もなんだかなあと。いやまあ医者バカの仁先生がそういう企みに疎いのはともかくとして、だけどさー。それとも咲さんがダメンズなのかしら?
というか未来からやってきた仁先生が感じてる孤独感っていうのは前作で緒方洪庵先生が共有してくれたりしたのに、まだ異邦人気分なのがなあ。そこら辺はあの時代、おいそれと土地の移動がきなかった、土地どころか一度家をでたら帰るところがないと思って生きなきゃいけない人がたくさんいる、それが普通な時代だってことをやっと実感できたってのが‥‥「未来」という気がかりを残してるにしても、それだって他の人も同じだしなあ。そこでやっとそういうことに思い至って、和宮様を慰めたいってのはわからんでもないんだけどさー。
とは言っても別に仁先生が未だに自分のことを歴史上の大人物と並べて考えてない、自分のことを過小評価してる人だっていうのもそれはそれでいいんだけどさー。もうちょっと自分が生きてる場所で地に足付けて生きようよ、咲さんのためにもさー( ´∋`)
まあ毒を盛ったのはあの描写だと安道名津の方じゃなくお茶のほうだと思うけど、そして福田先生は毒を盛れなかったと思うけど(そこの原作展開忘れちゃった)、確か仁先生を目の敵にしてるのは三隅俊斉のほうだよな。なんか坊主頭が多いと区別がつかないぜ。(オレだけ)松本良順先生が「おのれディケイド〜!」というのは密かに期待してましたがw(いわねーよ)
大牢で仁先生、ひどい目にあう‥‥辺りでなんでかTwitterのTLがやたらざわついてたのはなんだかなーというか(苦笑)
まあそれもだけど、牢名主がいつ「素晴らしい!」って言い出さないかとハラハラしました。(いわねーよw)
和宮黒川智花たんは相変わらずかわいかったですな。今回は無邪気系かw