そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ストロベリーナイト#11「ソウルケイジ」(終)

http://www.fujitv.co.jp/strawberrynight/index.html
脚本:龍居由佳里 演出:佐藤祐市
 
なんかすごくいろんなことがキレイに嵌って終わった感じ。
高岡の父性ゆえという話だったけど、そこまで出来るのかと言われるとどうなのかわかんないけど、そういう話だからそれはそれでという話か。
家族や本当の自分を捨てて、まったくの他人として生きることを選んだ高岡だからこそ出来たと言われたらそんな気もするし。
ドラマ的には細かい部分を絶妙な具合で隠してるんだけど、逆にそれで3話分みっちりと話がもったって感じかな。
前中後編の前編で姫川と井岡が現場近くの浮浪者のテントに行くところ見返したけど、あそこで中を覗いて以降のシーンはないんだよな。そりゃ当然何かあるとは思うけど、そのまま後編の最後でそういうことかーという話ね。
というかあれ、姫川が最初に訪問したときは高岡ってまだ生きてたってことだよなあ?何も言ってなかったんだから。まあドラマとしては最後近くに「あーもしかして‥‥」と思い出すくらいでちょうどいいというか。会ってたのに高岡の写真見て気が付かなかったのか姫川は‥‥と言ったらそれまでだけどw
そしてやっと発見された高岡に泣けた。右手は三島耕介にもらった誕生日のマフラーを握りしめ、無いはずの左手は本当の息子の内藤雄太の顔を撫でてたってことかと思うと‥‥(´;ω;`)
この事件の捜査をしてる間、高岡はあそこで一人で徐々に死んでいってたんだなあと思うとなあ‥‥。今回の話はずっと回想シーンが入ってるけど、あれってその死んでいきつつある高岡の、死ぬ間際の回想だったんだろうな。今回の話でテントから外の光を見ながら思い出すシーンのあの映像、高岡が何を思っていたのかと思うと涙が‥‥(´;ω;`)
原作はどうか知らないけど、そういうふうに思える構成が上手いなあ、上手いなあ。
でもなんとなく最後の後編でホッとしたのは、高岡が三島のお父さんを突き落としたわけじゃなかったっていうのと(これも前編でいかにもそういう風に見せてたんで)、高岡が死んでたってことかな。これで生きてても高岡さんは戸部を殺したんだから、あの展開なら逮捕されるくらいなら死んでたほうがと思ってたからさ。生きてて欲しかったけどドラマ的には死んでてほっとしたのは確かなんだよな。
とにかく戸部の本気外道っぷりっと(池鉄さんが本気すぎる!)そのあとの高岡の手首切断があまりに凄まじくて、そこら辺の描写が事件全体の重さになってるけど、それが意味するところが別の意味、情の重さになってて救われたってとこかなあ。面白かった!
そしてまた絶妙なタイミングのズレというか偶然というか、事件の成り行き的にはたまたまだろうけど、三島くんと中川さんが戸部殺しにまったく、ちょっとでも関わってなくてよかった。本当に。
でも三島くんの反抗期っぷりは、ちょっとイマイチ共感出来なかったかなあ。まあいろいろ思うところあったんだろうと思うと、それはそれで。濱田岳が脚本と演出の意図を取り違えてるとも思えないし。(たぶん)
本当の父親の転落死の真相を知って高岡さんに反発、話を聞いたあとその父親替わりの高岡さんが自分たちのために死んだことへの反発と感謝の気持ち(現状自体は状況からの推測だろうけど)は共感しづらいってくらい。
そして話自体はきれいに終わってたところに、すっかり忘れてた予告の (*゚∀゚)=3 ムッハーシーン、菊田が姫川の頭撫でたよ! (*゚∀゚)=3 ムッハー しかもすぐに反撃食らいそうになったのに受け止めた! (*゚∀゚)=3 ムッハー もう日下さんが言うように、あの二人は一緒にひとつのボールになればいいのに!なればいいのに! (*´Д`)ハァハァ
何気に上手いことデートのお誘い(だよな)も成功した菊ちゃんに幸あれ!頑張れ!
あ、姫川もお母さんと和解できてよかった。ドラマは父性の話、父親が息子を守る話だったけど、姫川とお母さんのお互いの親離れ、子離れのための和解になっててよかった。お父さんもよかった。
でもって、葉山は勝俣に引き抜かれるっていうことなのかなあ。布石だけ置いといてどうすんのと思ったら映画化ですか。このテンションならかなり楽しめそうだけど、原作的にはどうなのかな。内容によっては見に行くかな。楽しみ!
本当にあのスペシャルだけでウンザリしてあきらめないでよかったw 面白かったー!