そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

LAST HOPE ラストホープ#2

http://www.fujitv.co.jp/LASTHOPE/
脚本:浜田秀哉 演出:葉山裕記
 
このドラマに慣れたからかもしれないけど、回想シーンの折り込みが1話ほど分かりにくくはなかったかも。
というかこれ医療モノってわけじゃないむしろ医者モノ?しかもヒューマンドラマってわけでもないけど過去ネタの絡め方と見せ方はサスペンス的だし、ドラマとしては結構新しいことやってる気はするな。オレは面白いと思う。でもちゃんと見てないと置いて行かれるね。ながら禁止w
相変わらず医療センターの先生たちのキャラが立ちすぎてて、まあ設立の目的がはっきりしてるとこに応募でやってきてるって前提だから仲悪いってことはないだろうけど、流れるような掛け合いがとにかく面白いよ。
しかもこの人たちお互いまったく知らないって感じでもなく、癖はあるけど基本医者としても人間としてもいい人たちで、なにげに繋がりはあるしそこんとこがドラマ的に恣意的なのか偶然なのかでも違うと思うけど、ある程度ネタが割れるまではちょうどいい感じでサスペンス風味になってる感じかなあ。全体には時系列とか関係性とか、あんまり深読みはしないほうがいいのかな?そこまで複雑ってわけでもなさそうだし。
今のところ波多野先生(相葉雅紀)の出生の秘密とトンネル事故で亡くなった斉藤夫妻が親子関係的に繋がりありそうで、センター長(高嶋政宏)はまた別口なのか、もっと違うとこで関係あるのかって話と、橘先生(多部未華子)の過去が師匠繋がりで古牧先生と繋がってる?とか、あの記者の宇田さん(前田亜季)は一応味方的にはなったけどこれからどう動くのかってこと。荻原先生(小池栄子)と高木先生(田辺誠一)がラスベガスに居合わせたのは偶然(なのか?)だとしてもその後と今の関係とかかなあ。副島先生は見たまんまな気がするけどどうなんだろ。
それぞれの皆さんの過去がどう関係してくるのか、それともしないのか(キャラ造形的なとこにとどまってるのか)、いろいろおもしろ要素はある感じ。小牧先生はやっぱり変だけど、高木先生はカワイイなあ(笑)天然か?w

今回のゲスト話は、まあそこまで突っ込んでないのは番組としてそこがメインじゃないからなんだろうし、そういう意味では1話もだけど医療行為や診断自体はドラマ的に重要じゃないにしてもそれはねーだろよ‥‥とという気の毒さ。
しかしその「可哀想な境遇」っていうことは橘先生が肩入れしてる理由だし、高木先生がちゃんとフォローしてくれてる理由にもなってるし(別に美少女だからってことでもないと思うしw)、あと波多野先生の仕事にも繋がってるからこれはこれで。全体にはドライだから感情的な盛り上がりとしてのカタルシスはそこまでって感じでもないけど、話の展開が上手いから、オレ、ウッカリ泣きそうになっちゃったよ。お父さん‥‥ (ノ△・。)
おやつの梅ゼリーからバーチャルな練習へ話を持ってく流れはちょっとひねっててよかった。それが菜穂ちゃんにしか対応しない完全オーダーメイドの練習であるってことで、橘先生の患者治療への向き合い方の真摯さを表してるっていうとこまで含めて上手いよな。
ちょい気になったのは、波多野先生の診察の後で、お父さん(小市慢太郎)はちゃんと心臓外科に行ったのかどうかかなあ。行ったけどダメだったのか、行ったけどたまたまあのタイミングで発症しちゃったのかってのはお話的には見せて欲しかったかも。ちょい詰めが甘いよな。
まあ変な奇跡を起こさないで、橘先生の気持ちを行動と過去で見せるのと、ダメなものはダメだった‥‥で終わらせて、ドラマ的には主人公のはずの波多野先生が思った以上に医者としてクールだったってのは、キャラ的には面白いなあ。これは相葉ちゃんの素のキャラにも寄るのかも。にこやかに「浮気ネタで脅して‥‥」という波多野先生は当然突っ込まれてたけどw、相葉ちゃんの素の心なさが透けてていいね(笑)
とりあえず、次回の吹越満気になるよ!この微妙にサスペンスな展開は、メインのキャラがわかってくるとなおさら続きは気になるかも。