http://www.fujitv.co.jp/dinner/
脚本：黒岩勉 演出：城宝秀則
ぶっちゃけ見習いの古田くんは、ただでさえ要領悪くて仕事遅いのに、まだ入って１年のロッカビアンカで皿洗いしかやらせてもらえないのが不満って、随分贅沢言ってんなあ。まかないも作らせてもらえてないのに料理の盛り付けとかありえねえ。そもそも基本が出来てるのかすら怪しいなあ。料理学校とか出てんの？
というかロッカビアンカって、今一瞬だけ落ちぶれてるけど元々がアイアンシェフに呼ばれるくらいの名シェフがいる名店なんだから、普通に考えて入れただけでもラッキーじゃないのかしら。古田くん、なんで入れたんだろ？なんか事情あって辰巳さんに拾われたってこと？
という根本的な疑問はありつつも、全体的に爆笑、そして面白かったんでそこは全然気にならんかった。古田くんの顛末も含めて、スゴいいい出来だった。
キャラが生きてるから掛け合いの間がおかしくて、特に大騒ぎするような騒動が起こってるわけでもない地味な話の積み重ねだけどなんか面白かった。江崎の過去含め各キャラのプライベート描写の回かと思ったくらい。
華やかなのはその江崎絡みで、彼の過去をチラ見せしつつもそれは今回の話ではあくまでも脇の話であって、メインはちゃんと古田（町田宏器）の話に戻ってきたとこが上手いなあと。これってちゃんとキャラが立ってないと上っ面になるよねえ。古田の職場放棄と悩みが悩みだけに。店巻き込んでのオオゴトにならなかったってのもいい。
というかだから、まじめにいうと古田は我慢が足りないだろよ、なんで料理人やってんだよって話でしかないんだけど、それをそう見せない今井さん（松重豊）と和馬（八嶋智人）と梶（越村友一）のフォローが絶妙だったと（笑）
というか、あそこの厨房の人たち、仲良いよねえ。普通古田みたいなトロい見習い、そこまで気にかけないよなあ。それだけでなんか微笑ましいわｗ
あの場合立場的に今井さんが取りなすのは当然だけど、３人で行くのかと思ってたら今井さんだけで〜とか、和馬と梶の今井さんへの態度とか細かく気が利いてたし、あのやり取りおかしかったし。というか結局キャバクラじゃなくカラオケボックスなのはドラマ的な配慮か？（笑）松重さんの踊りが激ヤバｗｗｗｗ
古田の下の名前ネタから勘違いした末の夏野（袴田吉彦）のキャバクラネタもすげー展開が上手いし笑えるし、もう夏野がバカだってのはこないだの話でわかってるから、それに輪をかけたバカっぷりと巻き込まれた瀬川（ユースケ・サンタマリア）が気の毒というかなんというか‥‥ものすごいウヤムヤな投げっぱなし感がリアルだし、あの演出もサイコーだったｗｗｗｗｗもーバカすぎるｗｗｗ
Jリーガーの黒木（東幹久）はまあ三浦カズだってまだ現役なんだからあれでいいんでないかと。江崎のキャラあっての普通にいい話。
いい感じの掛け合いで笑ったのは、初っ端の古田逃亡をまったく気にしてなくて料理のことしか考えてない江崎とか、弥生さんのケーキ試食してる女性陣が美味しいってパクついてたのに「でもこれで640カロリー、気をつけてっ！」って言われた瞬間全員が皿置いたのと、弥生さんのこのサインは自分の宝物発言と、事情がわからないままお肌プルプルひろみちゃんで勝手にキャバクラだと勘違いしていく夏野（笑）最後の「ひろみちゃんは？」の演技、爆笑したわｗｗｗｗｗｗｗはかまだーｗｗｗｗ
全体にドタバタコメディだったけど、江崎と黒木の思い出のペペロンチーニと修行時代のいい話が変に辛い話じゃなかったり、古田が腐らなかった理由を結局ロッカビアンカの人たちは誰も知らない‥‥で終わってて、ある意味ベタな展開だけどパターンじゃなくキレイに締めてるのもよかった。
こういうドラマだとこういう話が好きなんだよｗ
これ、初めて気がついた公式スピンオフドラマ。爆笑したｗｗｗｗはっちゃけ過ぎｗｗｗｗ
http://www.fujitv.co.jp/dinner/spe_movie/index.html
ところで今回の話にちなんで、昨日見た最近の打たれ弱い若者ネタのニュース。これも爆笑ｗｗｗ
- スポーツだけじゃない…極道の世界にも“体罰ゼロ”の風潮 http://news.livedoor.com/article/detail/7456636/
