そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#17「長崎からの贈り物」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:一木正恵
 
外国との窓口が長崎にあるんだから、やっぱり単純に距離的な問題で会津が薩摩や長州に遅れを取ってても仕方ないよなあという気が。こればっかりは個人の聡明さとかはあんま関係ないよな。空気ってのもあるから、一部の人間だけがわかってても仕方ないってのもあるだろうし。
そういう意味でも覚馬さんが長崎へ行けたことは銃の買い付けだけでなく、会津にとってはとてもよかったと。
なんだかんだいってもそれなり個人的な付き合いが出来ての商談だろうしなあ。レーマンさんがいい人で良かった。娘さんも可愛いし。覚馬もはよ帰りたいだろうと思うと泣ける (/_<)
そしていつの間にか洋装はともかく(コスプレ感覚?)覚馬さん、月代なくなって前髪伸びてるし。なんか変だと思ったよw
話的には孝明天皇崩御していろいろ京の情勢がきな臭くなってきて、戦が近いという空気が蔓延して銃の買い付けを急いだり、そして結局会津はまた京に足止めというなんだかよくわからないことになってるんだけど、容保や会津の人たちの気持ちを考えるともう泣ける。ううう。
本気で真顔で「今帰っていいと思ってんのか、え、こら?」という勢いで詰め寄る慶喜マジ許すまじ(#・∀・) 会津の人たち可哀想。このドラマ見てると本気で会津に肩入れするよ。いやたぶんそれ間違ってないよな。
半クライマックス間近の、何か大きなことが起こってるわけではないけど嵐の前の静けさというほど緊張感があるわけでもない若干繋ぎっぽい回だけど、覚馬たちの長崎逗留のアレヤコレヤはもとより、八重の三郎のための南天の刺繍とか、覚馬からの手紙の筆跡の乱れに気がつく父上とか、会津のお城が丸見えなことに気がつく尚之助さんとか、細かくそれぞれの行動を描いてるところは相変わらず手堅く面白かった。
そして覚馬がレーマンさんから譲り受けたスペンサー銃が八重さんの手元に届いて、これが会津戦争の時に大活躍するわけですね。
八重の桜は話の進行は地味だけど、毎回ドキドキするし本当に話の展開が見てて楽しいよ。
 
いつまであるのかわかんないけど、ちょい先のことまで含めて幕末の会津の動きが大変良くまとまっててわかりやすい動画。
司馬遼太郎の言葉で紐解く会津の事情って感じだけど、本当に会津抜きに幕末は理解できんよなあ…