http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html
脚本：福田靖・仁志光佑 演出：金井紘
かねてより栗林くんは湯川先生が好きすぎると思っていたけど、本当に大好きだったんだなあ！（笑）「男として好きです」ってのも微妙にフォローになってない気もするぞ？その告白のあとではｗ
今回のゲストは生瀬勝久だったけど、前回に引き続きまたモノホンのキチガイですよ（苦笑）ガリレオ、半分過ぎてからやたら本気出してきたよｗもうそこまでいかないと話的には面白く無いとは思うけどさｗ
まあキチガイというか、自称物理学者で今回の犯人”悪魔の手”である高橋（生瀬勝久）が、まったくそんなつもりもない湯川に研究発表を潰されて逆恨みしてたってだけなんだけど、どちらにしても同居の恋人をああいう理由で殺してる時点でキチガイだよな。しかも妻だと思ってたって、思った以上に心の闇が深かったってことだろか。
まあ湯川先生は悪くはないと思うよ、うん。悪気まったくないもんなあ。覚えてないってのはホントかどうかはわかんないけど、まあ彼の中ではよくありがちなことだろな。岸谷の言うことに超同意。ものすごく想像できる（苦笑）
てことで今回もそのゲストの犯人のキャラ込みで面白かった。話としても簡単なストーリー展開じゃないから見てて面白かったし。あと何気に結構場所移動が入ってるからかな。ロケの手間をケチるドラマはつまんないよなｗ
トリック自体はもうちょっとあれだ、もっとアナログなやり方だと思ってたんだよね。そこがドラマ的にちょっとウヤムヤだったけど、でも本当に手を下してたってとこで高橋は真っ黒。そこはもう少しわかりやすく説明して欲しい気がしたけどまあいいか。「実際にやってる」ってことが重要なんだよな。頭がおかしければあそこまでやっちゃってもしょうがないよなあーっていう意味で。
最初にネットで犯行予告ってのと乱数表で悪魔の手本人を特定してやり取りってのでオレが思ったのは、実際悪魔の手、めんどくさいから高橋っていうけど、高橋から届いた脅迫状の内容の真偽は彼の自己申告でしかなくて、ネットの書き込みと事故（殺人事件？）自体と脅迫状との関係性は証明できないってことなんだよね。
だからこのトリックは高橋が適当にありそうなことを書いてばら撒いた書き込みと、実際に起こったまったくそれとは関係ない事故をいかにも自分がやったように見せかけた脅迫で、湯川先生が探してるのはその事故とマッチングしなかった書き込みなのかなと思ってたんだよね。
まあその偶発性を利用したトリックでも、都会なら事故件数が多いからトリックとしては成り立つと思うんだけど。（でも犯行予告がネットの書き込みなことに拘ってた理由は説明されなかったような…理由としては成功しなかった例を隠すという目的ではあるけど）
でも実際は高橋が自ら作った装置で事故を起こさせて、その中で死亡した事故のみを犯行予告としていたってことで、いい意味で予想を裏切られて面白かったし、それに伴う高橋の逆恨みとルサンチマン的な湯川への的はずれな憎しみが相まってとうとう湯川本人を殺そうとする、そしてそれを想定して罠を張ってる湯川先生‥‥という展開が大変に面白くキチガイな話になってたし、ストーリーも捻ってきてるなあと思った。あと3話で使った超指向性スピーカーにちょこっと触れてたのも細かいとこだけどよかった。
てかなんで最初からこのレベルのストーリーじゃなかったんだろう。近年の月９は本気だすのが遅すぎるよｗ
