そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

独身貴族#4

http://www.fujitv.co.jp/dokusinkizoku/index.html
脚本:佐藤嗣麻子 演出:宮木正悟
 
今週はイマイチ。
先週までが神がかって面白すぎたのかな。それともまだあんまり恋愛ネタに振らないほうがいいのかしら?
それにしたって脚本家大先生のがあの試写会場のホテルに部屋とっててゆきが誘われるとか、進が邪険にしてた映画協力者の農協の人たちが全国の組合員に対してチケット5万枚買うとか口コミという以上に強力すぎるネタで、ドラマ的に結果をその場で見せたいにしてもちょっと定番&簡単すぎるかなあ。
つか試写会どこでやったの?ホテルなのか?映画館ならともかくホテルで2席足りないくらいがどうにもならないって、どゆこと???どっちにしても補助席にって、予備席取ってないのかよ。招待客に優劣付けるとか、ビジネスとしても進の今回のそれはどうかと思うよ。というかビジネスなら当然農協分のチケットってその枚数なら事前手配しとくべき案件だと思うし。
そしてこれまた定番的に守と進とゆきの(ヤマトにあらずw)三角関係をわかりやすく進めたかったにしても、これじゃやっぱり定番以上の展開にはならないわけで。ベタというよりベタなことをなんの捻りもなく当たり前にやってて面白くなかったって感じ。
その割に今ここで守とゆきをいい感じにするのもちょっと展開早い気がするんだよなあ。先週の進とゆきがとても良かっただけに。

いろいろ話として雑だなあと思うところは、斉木しげるの脚本家先生が業界的にどういう立場にあるのか説明なしに(最初この映画の脚本家かと思ったよ)ゆきをああいう風に口説いちゃうところね。しかもパーティ会場のホテルに部屋取ってるって、その場所がどこなの。遠いの?だとしたらそもそもみなさん招待客が渋ってるのは都心離れたとこでやるからじゃないの?なんでそんなとこで?もし偉い脚本家先生ってことで会社持ちなら部屋番号知らないってないよなあ。いろいろ雑いよ。
川越や緒方さんが嫌がらせ的な意味でゆきが引っかかるのを楽しんでたってわけじゃない、むしろ心配してるってとこは結構丁寧に描写してるのに、映画の関係者周りの描写は結構お座なりだったかな。これまでのこのドラマの映画のことの描写からしたらかなり足りないと思うんだけど。
というか試写会なんだからせめて監督や脚本家、主演くらいはチラ見せするべきじゃない?
それ言ったらそもそもあの規模の試写会なんだから、守は当然最初から農協のおじさんたちをリストに入れとくべきだよね。そこが今回の三角関係描写の肝にしてもちょい不自然かなあ。もしそうでなきゃ描けない話の流れなら、やっぱりゆきと守がここで急接近するってのが早すぎると思っちゃうし。
あとゆきに預けたネックレスもそのまま放置ってなんで?守を探して追いかけて来てる玲子さんも放置だしあのあとどうなったんだ?もちろんネックレスはキーアイテムだから今後の布石なんだろうけど、大事な形見なのにあんな鍵もかからない控室に置いといたり、ゆきに預けたまま返してももらわないとか、できれば次回に持ち越しじゃなく今週の話の中できれいにまとめて欲しかったよ。そこらへんちょっと消化不良だし物足りない。守とゆきの姿を見て進が〜ってのはともかく、まだ今はそういうのを見たいわけじゃないというか。あといつもよりコメディ要素少なすぎるかなあ。
それとどうでもいい範囲ではあるけど、試写会場のホテル?でゆきが遅れてきたといいながら正面階段から現れるって、それはちょっとどうなんだろ。ベタではあるけどそこでそのベタ使わなくていいよ。ゆきをキラキラしく見せたいにしても状況として不自然すぎるわー。
準備で忙しいのに社長と専務を出迎えにってのもあれだけど、スタッフなんだから正面階段はちょっと。どっちにしてもあのキラキラしさはもう北川景子だからなあって話にしかならんけど(^_^;)
全体にあんまりがっつり恋愛話が見たいんじゃないというか、もうすこし匂わす程度の軽めの洒落たやりとりをじっくり見たいんだけどなあ。寝たとか寝ないとか生々しい話はあってもいいけど、もう少しユーモアが欲しいです。
あと今回の演出のひと、1〜3話に比べたらテンポ悪いかな。ベタな展開でも演出次第でオシャレっぽくみえるのに。もっと頑張ってください。