http://www.fujitv.co.jp/nobunaga-concerto-drama/index.html
脚本：宇山佳祐 演出：林徹 原作：石井あゆみ
なんかメッチャごまかされた気がするけど、これは月９特有のカジュアル歴史物ってことでいいのかな。だったらそのつもりで見るよ？先週の桶狭間がああだったってこともあるけど、とても歴史を誤解しそう。むしろきっと戦国鍋TVのほうが歴史に詳しくなると思うな！（笑）
てかさ、歴史に疎いボクちんにゃあ何が起こってるのかさっぱりわからないのでwikiで史実にあたってみたらますます混乱してしまったよ。
えーと2話で斎藤道三が死んだから1556年だよね。で3話は桶狭間だから1560年だよね？（え）
そして今回4話では「どうも〜、ぼくが徳川家康でーす」といって改名した家康が現れたし、墨俣一夜城建設エピがあるから1961年ってことでいいのかな？
とてもじゃないけどサブローがタイムスリップしてもう5年も経ったとは思えないんだけど。
それ以前に「徳川家康」という名前は知ってるけど何した人なのかわからないって、もーばか！バカなのサブロー？現代の教育はどうなってんだ？というか教科書戻ってきたんだからちゃんと読め！もーバカちんだなあ、サブローは。まあそこがいいんだけどさ。
とにかくこんな感じで現代っ子のサブロー信長が現代としては当たり前の考え方で生きていくことがあの時代の異端だった、そしてその考え方は戦国時代に置いては異端だけど、その実みんなが心の底では望んでいたことだった…ってことだよね。それを「当たり前」として行動しようとする（そしてその行動力や影響力自体が元々大きい）人間だったからこそ、サブローがあの生き馬の目を抜くような戦国時代においても人望を集め、ある意味恨みを買いながらも天下の織田信長になっていったってことなのよね。
お話としては大変わかるし、面白いよ。
まあそのうち確かに確実に戦のない平和な世の中になるよね、数十年の間には。それを実現させるのがそこで金持ちオーラ放ちまくりの徳川家康なんだけど、家康はこの信長に影響を受けまくり…ってことなんだろかね。
とりあえず今回は竹中半兵衛＠藤木直人の顔見せ活躍回ってことでいいのかな。実は竹中半兵衛って軍師だったってこと以外何した人なのかまったく知らないんだけどさ。（今まで見てきた歴史物ではなんでかオレの通り道にいなかったよ）
てか彼、生年が1544年なんだけど、フジッキーがやってる竹中半兵衛って1560年時点で16歳？16歳!? フジッキーなのに？ふぉーう！
ストーリーはともかくとして、これまともに歴史を知ってる人が見たらどう思うのかものすごく気になるよ？（苦笑）
なんとなく桶狭間の戦いが終わってて、気がついたら美濃の斎藤一族が代替わりしててしかも兄貴の義龍（新井浩文）がいつの間にか死んでて弟・龍興（間宮祥太朗）になってて、フジッキーはどこからきてどこへいくのか、なぜ織田の信長のもとにやってきたのかさっぱりわかんなかったけどな！
でもそんな史実を気にしなかったら特におかしなことはないような、綺羅星のごとく歴史上の有名人がいた時代なんだねえ…ですむような話な気がするし。
てか点と点を繋いで線の流れを見せる話じゃなく、完全にそれっぽく面白そうな点のエピソードだけを並べてなんとなく織田信長と歴史が分かる番組としては成り立ってる気がするから、なんとなくこれでもいいような気がしなくもないよ。いいと思うよ。
でもだったら、もう少しサブロー…はちゃんとメインになってるか、なってるから、エピソードと登場人物の繋がりだけはちゃんとキャラ萌え的に関連付けるっていうとこは外して欲しくない感じ。そこは重要よねえ。
原作はwikiで確認しただけだけど、むしろ良くこんなアレンジしたよね。ある意味すごいわ。
脚本がたぶん初回以降西田さんじゃないのが良くも悪くもだと思うけど、こういうキャラ萌えの点のエピソードの羅列でなんとなくドラマとして表面的に成り立たせてるって意味ではとても西田征史脚本って感じね。
あとこのドラマ、微妙に安い臭いするしお金かかってはないんだろうけど、ぎりぎり衣装はセンスいい気がする。
今回からのサブローのあのパーカー風の白の着物と、胸元に家紋がドーンとはいってるだけの黒の着物とかカッコイイよ！しかも全部筒袖ｗ あのセンスは好きだよ。お市の着物も素朴な感じで可愛かった。
ところでなんか出番がある割に印象の薄い恒興＠向井りーはなんで影薄いんだろね？やっぱり向井りーにはメガネ掛けさせるべきじゃね？
ああそうそう、山田様の藤吉郎にまとわりついてた間者の早乙女太一があっさり殺されたのにはビックリよ？そんな役回りだったのか彼。まあ今川も滅ぼされドラマ的な役割は終わってたからどうすんだろうなーとは思ってたけど、思ったよりあっさり殺されたねえ…。
