そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

銭の戦争#5

http://www.ktv.jp/zeni/index.html
脚本:後藤法子 演出:白木啓一郎
 
ストーリーの構成要素に無駄がなくて面白いなあ!
あと思ったよりプチ意外な展開というか、ここでやっと赤松が富生の正体を知り、時間差で富生が赤松をホワイト化学絡みでの仇だと知ると。紅谷が赤松を紹介したのは偶然じゃなかったのかしら?(そっちは以下次回)
そしてやっぱりあの顧客情報のUSBメモリが地味に足を引っ張ってるけど、どうもやっぱり未央さんってそれがどれだけマズイものなのかっていう認識はなさそう (∋_∈) もっと深刻になれよ…いやなるべきだよ…会社からは何も言われなかったんだろか。あの会社まだ勤めてんのかな(その描写あった?)気づいてないならそれはそれで会社もずさんだなあ。
あと毎回ちょっと気になってるけど、未央さんのあの白いバレンシアガ風のバッグって当然パチもんなんだよね?本物を持てるような経済状況でもキャラでもないってことを考えると。あんなにどう見てもニセモノ的な感じで出てくるのは開き直りすぎててスゴいと思うけど(番組的に)

梢さんのほうは、ホワイト化学を青池グループに入れた青池社長の真意はわかんないけど、最初からそのつもりで倒産寸前まで追い込んだわけじゃないんだよね、あの言い方だと。でも結果としてはそうなってるし、梢さんはまだどうも会社再建の微妙な機微がわかってなさそうなので、ホワイト化学を任せるとえー…ってことになりそうというか、予告の感じだと社員解雇して特許だけ吸い上げるとかバカなことをやりそうな感じ。というか富生に対抗意識があるってことなんだろか。どうも工場の社員たちが巻き添え食いそうな予感 (∋_∈)
今回のカリスマ美容師の追い込みはまあそこそこよね。富生じゃなかったらもっと酷いことになってそうだし、ドラマとしては富生だからこそという説得力があったのもよかった。(もちろん草なぎくんの演技力ありきだけどw)お母さん死ななくてよかったし、借金はプラマイゼロのチャラでよかったよかった。
や、もうちょっと富生をあの娘と交流があるのかなとか思ってたけどそういう人情があるわけじゃないっていう、富生のドライなところも好きなんだけど。というか富生がすごくドライだからこそこのドラマって悲惨にならないし深刻すぎなくていいんだよな。
なんだろう、草なぎくんの演技力ってわかりやすく深刻で重い感じのリアリティじゃなく、任侠ヘルパーの時もそうだったんだけど、酷い=悲劇じゃなく非情さで、それがうっかりすると喜劇になるような絶妙さがあるというか。ドラマのネタがシリアスなほど救いになる感じ?(これが中居くんだとシリアスでもストレートにどんどん重く暗くなるんだけどねw)
金貸しは向いてるとうそぶいてるけどその実結構本気で言ってるっぽくて酷えなコイツって思うんだけど、でもお父さんの話とか工場の特許のお祝いのとことかは普通にホロリとさせられるんだよなー (つ_・`。)
そして赤松とホワイト化学の関係を知って飛び出すのがあまりに本気で殺しにかかっててこわいよー (>_<)
あ、工場のみんなとはちゃんと和解できてよかったよ、うん。そりゃそうだよな、借金全部肩代わりして未払給料も払ってんだから感謝しろって話だよ。