そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ようこそ、わが家へ#2

http://www.fujitv.co.jp/wagayae/index.html
脚本:黒岩勉 演出:中江功 原作:池井戸潤
 
うーん、黒岩勉とベテラン・中江功の組み合わせでなんでこんなぼんやりしたドラマになるんだろう?
前回の感想でも言ったけど、この家族にまったく共感も感情移入も出来ないのでサスペンス要素が妙にから回ってる気がするんだよね。原作は読んでないからわかんないけど主人公を変えたこと以外、どの程度改変したんだろう。一応池井戸潤なのになあ。
この家族が好きになれないから共感できないってのは大きいんだけど、なんというか、こういう普通よりもぼんやりとした危機意識がない人たちが、危機意識がないゆえにどんどん泥沼にハマっていってるの見ててもあんまり面白くないというか、当たり前じゃね?くらいにしか思わないというか。妹ちゃん(有村架純)くらいだよね、まともなの。
健太のナレーションで、もっと深刻に受け止めていればこれから起こる最悪の事態を避けられたかもしれないだろう…って言ってるけど、猫が郵便受けに突っ込まれて花壇の花が立て続けに荒らされるような出来事は十分に深刻な事態だと思いますが。なんで証拠押さえしないんだろう。あのお巡りさんもたいがいぼんやりしてると思うけど。
これどう考えても放置していい案件じゃないよね。あ、子猫は大したことなくてよかったけど、放置したら住民に危害が加えられるパターンじゃねーの?動物虐待されてんだよ、バカなの?
お母さんが天然なのは相変わらずイラッとしかしないんだけど、陶芸教室の先生(眞島秀和)は一体あの奥さんのどこが良くてアプローチかけてんの?しかもお仲間までがそれに肯定的って、乗る乗らないはともかくオカシイだろ。もちろんそれでストーカー(先生?)に狙われるのはお母さんのせいじゃないけどそれ以前の話。
てかあのお友達(堀内敬子)が密会写真とったのかとも思ったんだけど、あの先生が好きだってんならともかく彼女にとって何の得にもならないし嫌がらせする理由も今のところないし。
お父さんもお父さんで、あの年までよくそんなで仕事してきたなあとしか。根回しが下手くそな領収書刑事・西沢さん(山口紗弥加)ももうちょっと上手いことやれよと思うけどとにかくお父さんが無能すぎる。
あれ、会社内で横領だろうが不正だろうが社長がそれを許してるんならどうでもいいって話なんだけど、もし何かあった場合、総務が…というより銀行からの出向組のお父さんはそれを知ってて報告しないって銀行からしたら背信行為じゃね?あれって融資の監査のためにいるんだよね?会社の仕組みはよく知らないけど池井戸潤の話としては大体そういことだよね?たぶん。不正を見過ごす=銀行に不利益になったらクビになっても仕方ないよね。
とすると、お父さんバカなの?そりゃ飛ばされるわな。案外同期の高田純次がお父さんを陥れるためにいろいろ手を回してるってことはないのかなあ。まああえて陥れなくてもとも思わんでもない。お父さんが不正を知ったからといって戦えるとも思わないけど。だからそんなお父さんを陥れてどうするの?としか思わないというか。
とにかくあまりにもこういう嫌がらせを受けていることに危機感がない家族たちが、嫌がらせを受けることに相当するほどの人物じゃないからその犯人にも興味がわかないしサスペンス感もない…ってことだと思うんだけど。
健太もどうしたいのかさっぱりわからないよ。最終的には戦うんだろうけど、駄目だ、そこまで興味が続かない (∋_∈)
もうリタイヤでいいかなあ…一応来週もう一回だけ見てみる。