そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

花燃ゆ#16「最後の食卓」

http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
脚本:宮村優子 演出:渡邊良雄
 
脚本のせいかもとは言わないけど何だかイマイチよくわかんなかった。
わかりやすく行動がアレだったのは文かな。
もう半ばみんな寅次郎のことは諦めつつ、本人も死ぬつもりでのお江戸行き、でも寅次郎はダメ元とかじゃなく本気で何かできると思って希望を持って江戸へ向かおうとしてるのよね。
そんな寅次郎を最後にちょっとでいいから家に戻して家族団欒したい、寅次郎のためというより家族が最後の別れをしたいっていうそれはわかる。でも伊之助さんや本来その権限がないであろう福川さんにまで頼み込んでそれが叶ったのに、そこから逃げろってどういう了見なんだ?
それマジで寅次郎が逃げたらどうなると思ってんだろ。家族全員たぶん罰を受けるし福川さんが責任取らなきゃいけないんだよ?どんな恩を仇で返す仕打ちだよ。
家族としての気持ちはわからんでもないけどそれどうなのよ。そもそも政府の要人を暗殺しようと思ってるテロリストだよ?その計画が漏れて罰せられないわけないじゃんよ。
ところで富永有隣の幻は寅兄の脳内有隣さんだったんだけど、脳内有隣さんってことは彼が言ったことは自分でもうすうす気がついてるってことなのか。寅次郎の主張がおかしいからみんなが離れていったんだってのは間違ってないし。でも自分でそれをわかっているってことは正気ってことで、正気であんな計画立ててるてのは本当にヤバイよな。
まあそこで文が昔のあの書物を探しだして来たってのはせめて昔の寅兄に戻って欲しいからかなあ。
どちらにしても死ぬ間際の魚が一矢報いてやろうとか思ったって結局何も出来ずに捌かれるんだから、そもそもまな板の上に乗せられるようなことをしなきゃ良かったんだよなあ。寅次郎の知恵と経験と才能を活かすってそういうことじゃなかったのかな。なぜそこまで過激にならねばならんかったのかとしか(;´Д`)
あ、最後まで嫌味と愚痴を言いに来る寿姉も難儀だなと思わんでもない。あんな愚痴だらけの伊之助さんとの生活でも伊之助さんと結婚できたのは寅兄のお陰ですってどういう意味なんだ。自分がそれなりの格のある家と結婚できたってことと子供に恵まれた(たぶん当時の女性の存在価値そのもの)からそれについては感謝するってだけで、世間への体面さえあれば実情はどうでもいいっていうことなのかなと。そう思うと本当に気の毒な人よねえ。家族団らんにも入ってないしな。
もう眠いからこのへんでいいや。細かいところは見ててあれって思うけど、普通に流して見てたら最後の杉家の家族団らん、そして寅次郎のとの別れに涙…って話に見えるのかも(投げやり)