そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

リスクの神様#7

http://www.fujitv.co.jp/risk_no_kamisama/index.html
脚本:橋本裕志 演出:城宝秀則
 
系列企業(だよね、当然)の烏丸屋ホールディングスの親子内紛に乗じられた外資乗っ取りに対して危機対策。
ネタとしては大塚家具の親子対決みたいな話に乗っ取りをくっつけたありがちなものだけど、ぶっちゃけ乗っ取りの状況が大体程度にしかわからないんでちっともハラハラもドキドキしないってことなんだよね。もうやっぱりこれストーリーに無理がありすぎる。というか今回はこの話はメインですらないんで余計に通りいっぺんな展開にしか思えんのだよ。
顛末として、外資の非情な乗っ取りに対向するのは親子の絆、その実は見せかけだけの親子和解だった…というのはドラマとしてはちゃんとやれば面白いはずなのに。
ただまあ新進の若手社長で三つ揃いスーツで決めた中村俊介がメッチャカッコよかった、しかも苦悩してる憂いもタマラン(;゚∀゚)=3ムッハーってのと、手塚とおるがハンカチ噛み締めてるのが笑えたってのくらいかなw
ただこの話の中で手塚とおるが何やったのかもいまいちよくわかんなくて、結局彼はあくまでも外資の手先であって本人の意志ってわけじゃないしなあ。
息子に自分の経営を否定されたことを許せないから外資の乗っ取りに気が付かなくて付け入られてた、だから見せかけだけでも手を組めば解決&マスコミ対策としては親子の情愛で外資撃退…っていうのは対策室・西行寺のシナリオとしてわかるし、それをよくわかってない神狩が騙されかけたように情に訴えたいい話に見えるけど実は見せかけだけというオチって話は面白い。
ただお父さんにその決意をさせた西行寺の説得は尤もなんだけど、それって西行寺たちサンライズ物産の危機対策室が、絶対的に烏丸屋HDを守ってくれるという前提があるから効いてるわけで、そこは毎回あやふやだよなあと思わんでもない。あ、息子の手紙があまり功を奏してもなかったってのも内容含めてスルー気味だし。
だからドラマ的にもカタルシスがないのはその話がメインじゃないからで、それがすごくご都合というか。今回フォー社長と坂手社長が繋がってたってのも、フォー社長がこの事件でホワイトナイトのフリしてたダークサイドの人間ってことで、そこと繋がってる坂手社長を悪く印象づけるためのネタだろうし。だからといって白川専務がシロってこともないってのがなあw
なので本題はこの話を踏み台としたサンライズ物産のきな臭い内部抗争がどうなるのか、西行寺の父親の事件の真相がどうだったのかって方に移ってるんだけど、そっちもそもそも坂手社長と白川専務の確執がはっきりしないから過去の事件とどうつながってるのかという興味がイマイチ湧きにくいし、このドラマとして西行寺はどうしたいのかがよくわかんないんだよなあ。まあ西行寺としては父親の名誉の回復を望んでるんじゃないかと思うんだけど、全体にイマイチ話が見えなくて面白みが感じられないという。もう7話なんですけどね。