http://www.fujitv.co.jp/kimyo/
全体にちょっと長いというか15分位でまとめて欲しかった。こういう短編で話の途中にCM入ると興ざめというか、入るタイミングも考えて欲しいなあ。その点、演出が良かったのもあって面白かったのは「バツ」と「嘘〜」か。
◆『箱』監督:佐藤嗣麻子、演:竹内結子
ネタバレ以降は面白く感じるのにそれまでが退屈なのは何が問題なんだ?倍速で見ちゃったよ。
ただ考えれば考える程怖い話だよなー。タモリは生きたまま埋められる話がどーとか言ってたけど、これって気分的には薬で体感時間を何倍にもするっていう精神的懲役刑の話みたいなやつよね。
◆『幸せを運ぶ眼鏡』監督:本広克行、演:妻夫木聡
あれ、眼鏡ってあの婚活サイトに登録したら送られて来るんだっけ。
オチとしては彼女も同じようなもの、しかもコンタクトしてたって話かなーとものすごい先取りなオチを考えてたけど現実はもっとアレというか、超タイアップものというオチだったかw この話のオチの本質はタモリの最期のコメントに尽きるよねw
まあ皆が幸せならいいんだよな。うん(^_^;) これはいいオチ。あの眼鏡便利だなー、欲しいかと言われたらそんなこともないけど。
しかし妻夫木が主演なせいでどうものび太感が… 幸せ眼鏡が出来のいいドラえもん的な役割で、のび太がしずかちゃんと結婚できて幸せになりましたーみたいに思える(苦笑)
◆『事故物件』監督:中田秀夫、演:中谷美紀
えー、ホラーかと思ったらいい話系かよ。いやホラーだとしたらあまりにもありきたりだし、演出がぬるくていいんだか悪いんだか。なんかシックスセンス的なオチがあるのかと思っちゃったー
◆『バツ』監督:山崎貴、演:阿部サダヲ
あ、部下の女の子が霞ちゃん(>ニンニンジャー)だーw
このずっとドラムが鳴り続ける演出、最近なんかで見たような…って、「バードマン」だよ!中途半端にパクリかよ。
と思ったけど「✕=死ぬ」って分かってからの「生きる」のパク…オマージュでアリアを挟んできたのはちょっと美しいなあと思っていたら。
地震か、もしかして隕石でも落ちるのかなと思ったけど、そのわりにバツが多すぎるなあと思ってたらその伏線だったかー…まさにこれこそ世に奇妙テイスト。
ドラム打ち鳴らしは確かに内面的な妄想に苛まれる主人公の心理を表すにはちょうどいいね。途中死を覚悟したところで美しい音楽になったせいで、余計にオチの演出として効いてた。パクリ演出でもそんなに悪くなかったと思う。