http://www.fujitv.co.jp/itsu_koi/index.html
脚本：坂元裕二 演出：並木道子
この手の青春恋愛ストーリーは「恋仲」もだけど若干苦手なのでスルーするつもりだったんだけど、一応録画しといて見たらなんかそこそこ面白かったよ。（恋仲は10分で精神的にリタイヤしたのに）あとたぶん高良健吾見たかったし。高良くん、ヒロたんや佐藤祐基（今は佐藤汛）と同じデビューだから10年前から知ってたけどほぼ映画にしか出てなかったような。
そういやスタッフテロップ見そこねたと思って今感想書こうと確認したら、脚本は坂元裕二じゃないですか！どうりで途中で「Woman」思い出したし満島ひかりなわけだｗ
まあそれならしばらく見てもいいかな。
ただこういうタイプのキャラはちょっと苦手です。練（高良健吾）にしても音（有村架純）にしても。はっきりしなくてイライラするけど、この二人とも同じようにイマドキな世間一般の若者が「普通」だとすれば「普通」じゃない人たちなので、他人にいいように使われても文句が言えなかったりファミレス行ったことなくても仕方ないか (∋_∈)
いやそれ以前に、練がはっきりしないタイプなのは境遇考えてもキャラ付けとしてそういうことかと思うんだけど、しょっぱなからいきなり勝手にひとんちに入り込んで自由気ままに過ごすだけでなく人の財布から勝手に金取って、当たり前のように置引きするお友達の晴太（坂口健太郎）がどうよって話だよ！そこからして一度劇中での常識がどっかいったよ。いや練、お前がはっきりしろよって思いながら北海道だよ。というかなんでそのトラックで行く？仕事はー？
つーかそれより音のほうがやばくね？勝手に金持ちのオッサン（安田顕）と結婚決められて、家政婦代わりにこき使われて虐げられてる有村架純の養父が柄本明ってだけでなんだかもうよからぬ想像しか出来ないんだが。いやそんなとこで性的虐待してたらいいとこのオッサンはもらってはくれないか。そういう問題でもないけど…ってか勝手に身売りされてた（も同然）って江戸時代かよ。
引き取った時の最初のしつけが素手でトイレ掃除ってのがしつけ云々じゃなくシングルマザーの子供にはそれが相応っていう考え方がヤバイよ。しかも引き取って育ててやったんだから勝手に玉の輿に乗せて自分は生活安泰、これからもいろいろたかろうってどういう底辺の了見だよ。
養父にしても馬主にしても二人ともシングルマザーは人間のクズみたいに罵倒してるし、ヤスケンは子供たちを車で蹴散らすし、おまけに練と会ってるの見て股の方のしつけも云々という馬主に、それ言われて実母の遺骨をトイレに流してしまう（ったんだよね？）養父とか、ふたりとも最近見ないくらい女性蔑視が酷いんだけど。遺骨をトイレに流すってさすがにびっくりしたよ、マジか？って思った。どう考えても明日はネットとかで叩かれそうだけど、むしろこれくらいやんないと伝わらないものはあるんだよなあ…（；´Д｀）と思うことにしたが。
でも今ならわかる。脚本が坂元裕二だからしょうがないｗ
だから音が逃げてもしょうがねえ。あ、養母のお母さん（大谷直子）がさすがに「逃げて」って言った時はちょっと安心した。彼女はまともだった。元気だった時に虐げてないという保証はないけど。
まあそれだけの事があればそりゃ東京に逃げるよね。そして音の実のお母さんは満島ひかりだったし。そこで「Woman」かよとｗ
んで東京に行ったはいいけどなんで練は途中で消えた？どうなるのこれから。音はよくアパート借りて暮らせたなあ。
というかこれで1年経った時点が2011年1月なのか。つーかすぐ東日本大震災だし、どの程度絡むのかわかんないけど練の故郷は福島みたいだし、どういう話になるのか。キャラの相関図見たらまだ出てない登場人物でそれなりの人が多いしなんか人間関係複雑そうなんですけど。
とりあえず何となくで見始めたわりに途中からしっかり見るくらいには面白かったし、手紙を引っ張っといてあそこで読むとか、あのタイミングでかかる手嶌葵の主題歌も良かった。ちょっと泣きそうになった。
映像もきれいなのでとりあえず見るかな。並木さんは叙情的な演出がやっぱ上手いよね。しかしタイトルはフルではなかなか覚えられないよ！（苦笑）
