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今回もしばらく借りっぱなしでなかなか見る暇がなく…やっと見たけど、途中からあまりのベタさに笑いが込み上げてきた(いい意味で?)
鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル ロックシード版(初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: Blu-ray
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仮面ライダーデューク
監督:金田治 脚本:鋼屋ジン
カルト集団「黒の菩提樹」ってなんだよ!(笑)沢芽市はどんな無法地帯なんだ(苦笑)
「斬月」同様ユグドラシル側の脚本はニトロプラス勢ってことで、なんとなく思い描く中2的世界観はわからんでもないけど、いろいろ無茶。というかこれ仮面ライダーじゃなくてもいい話だし。そういう意味では一貫してると思わんでもない…が、ストーリーとしてはなんか稚拙だよなあ。たった30分もないのに話が整理されて無くガチャガチャして解りにくいし、金田監督が演出やっててもこれとはねえ。面白いか面白くないかで言っても面白くなくて、まあユグ勢の過去チラ見せとかその辺のファンサービス的な話としての価値しか。それにしっても公式見解じゃなきゃどんな二次創作かと。(しつこいけど下手だからそう思うって話)
そもそもの発端もよくわかんないんだけど、何をどうしたらドライバーの事故で狗道供界(くどう くがい)さんがああいう量子的な状態になってしまうのか、なんでそんな実験したんだとしか。
呉島天城社長は一体何をどうしたかったのかしら、本編にもろくに出てきてないからさっぱりわかんないんだけど。あとヘルヘイムの植物を栽培って、なんで思いつかなかったんだ貴虎さん?
結局「神」ってなんだったの?戦極凌馬は何をどうして「神」を作り出したかったの?貴虎さんが神の器じゃないと思ったにしてもじゃあ最初から自分がなればよかったのにとしか。
突っ込みどころとしていうなら、貴虎を切った時点で凌馬はマッドサイエンティストです。いろいろ普通の発想じゃないし、もうだいぶイカれてる。沢芽市のユグドラシルタワー崩壊とその後の凌馬の暴走は彼の精神的裏切りに気が付かなかった貴虎さんに落ち度がある気はする。
あとデュークのデザインは胸にレモンでも別にいいような気はするよ?w
真面目な話はともかく、凌馬って本編では殆ど研究室にいたせいか普通に貴虎と街を歩いてるとものすごい違和感が…w あ、それと凌馬が着てるコート、今だからわかるけどあれニンニンジャーでキンジがこの冬着てたコートだよ!そんなところで衣装の使い回しw
メイキングをぼんやり見てたら貴虎さんのクランクアップコメントがいつの間にかサッカーのヒーローインタビューに。ピッチってどこのピッチやwサポーターもいねえしw
仮面ライダーナックル
監督:金田治 脚本:毛利亘宏
本当にザック良かったなあ、単体のお話をやってもらって。松田岳くんも本当に報われたよね…(´Д⊂)よかった、よかったなあ…
本編でまさかナックル=ザックがそんなに重要キャラになるとは思ってなかったってのがそもそも信じられんって話だったんだけど。本編の感想で言ったっけ?
まあそんなにライダーとしてのナックルには興味なかったんだけど(だってオレ紘汰が好きだから)、バロン=戒斗の持ち上げっぷりとザックのスルーっぷりってすごくバランス悪いと思ってはいたよ。まさか最後、あそこまで活躍するとは…ってこと含めて、なんでもっと早くからライダーとしてのザックを格上げしとかなかったのかなあと。(それは感想でも言ってた気がする)
そういうのって番組的に大枠が決まってるのは知ってるけど、虚淵玄があまりにも最終展開を決め打ちしすぎてた弊害じゃねって気がしなくもなく。(オレはよく知らないので詳しい人の知見を待つよ?)キャラの活躍ってキャスティングされた俳優次第ってあるじゃんよ、特にライダーってさ。
それはともかく、あまりのベタさに笑いがこみ上げてきたのはこっちです(笑)
何度もいうようだけど、オレ本編の戒斗さんの扱いって本当によくわからなくて、それは彼のいう力を求めるってこと=弱者が一方的に虐げられる世界に反発するってことが、彼の行動を見てて全然繋がらなかったってことなんだけど。いや別に小林豊が悪いわけじゃないと思う。そもそものキャラ設定が煮詰めきれてなかったんだと思うけど。
だからチームバロンのありようがそもそも何を目指してたのかってのもさっぱりで。もちろんこれが下層の低能チンピラ同士の抗争をダンスで置き換えた話だってのはわかったうえで言うけど、この街一番のダンスチームを乗っ取るのにいきなり暴力に訴える戒斗さんは激しくどうかと思うよ?みんな警察呼べよ。バカなの?沢芽市ってそこまで無法地帯なの?70年代のブロンクスかよ。
チーム乗っ取りにきた戒斗さんよりどう見てもザックの方がダンスが上手いってのは突っ込みどころなのかどうか分かんないけど(笑)、そういうこと以前にダンスチームなのになんでいきなり腕力に訴えてるのさ。そこで何を選別するの?意味がわからない、マジで。
そんな戒斗がいきなりリーダー名乗ってるチームバロンにどうしてみんなついていくのか。ペコやザックも暴力に搾取されるのが嫌だから自己表現としてダンスを選んだんじゃないの?そこら辺、本編がそうだったからというより、そもそもダンスバトルにインベスゲームを組み込んでダンスの上手さよりも腕力でのし上がろうっていうこと自体がさっぱり理解できないんだけどさ。(戒斗がそれを利用したってのも含めて)
今回の話も戒斗がいなくなったバロンがいつの間にかネオバロンて名乗って地下格闘技バトルやってるって、まったく、全っっっ然意味がわからないんですがどうしたら(笑)
百歩譲ってこれはこれだと割り切ることはできるし、この方が逆にアーマードライダー(一般的な意味での「仮面ライダー」ではない)に変身する意義があるんだとは思うけど…ってことはやっぱ鎧武って「仮面ライダー」じゃなくていいよね?紘汰さんが神になるくだりの悩みや苦しみは別にして。
あとシュラって戒斗が乗り込んできた時の力試しで卑怯者呼ばわりされて排除されたっていうけど、たしかチーム鎧武の邪魔をするために陰からスリングショットで妨害攻撃するという卑怯なことをやってたのはペコとザックじゃなかったっけー?パチンコでの妨害は卑怯者じゃないんだ?
まあ話はだからザック主役の話としては見ててちょっと恥ずかしくなるくらいベタなので、もう途中から松田くん良かったねえ…としか思えなくなってて(笑)
本編での活躍が予定外だったとはいえ普通に考えてもキャスティングされた時点で使えそうってわかんなかったのかなあ。まあ役者としての華と言うかオーラは確かに小林豊のほうがあるんだけど、脇役にしてはスタイルもビジュアルもよすぎるし演技だって最初からそこそこ上手いって早めに気がつけよとしか。
というか本当に戒斗よりザックやペコのほうが断然ダンス上手いんで、何をどうして戒斗さんがチームバロンを仕切っていたのかと。
いや通りすがりの戒斗さんが圧力かけてくる大人たち(警察とか)から大暴れでダンスチームを守った救世主だからっていうならまだわかるんだけど、みんなが楽しく公園で踊ってるとこに勝手に乗り込んで腕力で支配、同じく楽しく踊ってる別のチームに腕力でケンカをふっかけて場所横取りって、どう考えても弱者を一方的に虐げてるよね?戒斗さん的には横取りされるような弱者こそが許せねえってことなんだろうけど、その考え方がもうわからねえ。本編では意味がわからなくてあまり突っ込まなかったから、大体のところがわかった今突っ込んどくけど。
なんでそんな戒斗さんをみんなが慕っていたのかまったくわからないよ。あとあのたまり場って結局誰の持ち物だったんだろう。てっきりペコとかザックの家が金持ちで…ってのかと思ってたけど、それをまんま使ってた戒斗さんもわからんよ。それとも戒斗さんが何かしらで稼いだ金で借りてたのかしら?まあいいけど。
あと「YOUは何しに日本へ」で名を知らしめた(そしてこれに出るってことも紹介されてた)はんこYOUことロマくんも出てましたね。オーディションの時にザックと話してた美形くんですね。良かったよかったw
wiki見たけど松田岳くんてジャズやモダンのダンスどころかクラシックバレエに日舞や狂言までやってるってどゆこと。体つきもだけどやっぱ動きがキレイなわけだなあ。体のキレもいいけどダンスなのに指の先まで美しく優雅だもん。もちろん体つきも細マッチョで、格闘とか脱ぐシーンいっぱいあって良かったね。本当にマジでよかったね、ファンの人達も(笑)オレはもうとにかくメインキャラじゃないってことでこぼれていく若い子たちが活躍してくれればそれでいいのです。そういうとこ拾ってくれる東映さんって本当に良い人たちだw
メイキング、途中までしか見てないからあとで全部見るし、まあもう一回くらい見返してから返却するよ。
こういう形式の外伝は鎧武ならではだと思うけど、映画もいいけどこういうスピンオフがちゃんとソフト化される流れはいいね。オレがザック好きなら家宝にすっぺ〜ってレベルだよw