そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

黒博物館 ゴースト アンド レディ 上下

やっと読んだ。スプリンガルドの続きとはいうけどそれからもう7年も経ってたのか!
そのせいもあるのかスプリンガルドのときより怖い絵になってる気が。というかこういう絵だっけ、最近の作品読んでないけどちょっとだけ変わってるような。
浦沢直樹の「漫勉」で取り上げた時これの原稿を描いてるところが出てたんで気にはなってたけど、あの直しっぷりすごかった(笑)
内容だけどナイチンゲールの話とは知らなかったよ。
クリミア戦争の「かち合い弾」の写真&「ナイチンゲール…?」という状態から史実をこのように描いてしまう藤田和日郎畏るべしとしか。凄まじく凄すぎる。
でもこれってむしろ作者も通り一遍のナイチンゲールしか知らなかったからこそ(想像)過剰に思い入れするでもなく別のネタとくっつけてサラッと大胆に物語を脚色・構成することができたんじゃないかなあ。話自体はwikiやネットで確認したけど、ほぼ史実通りだもんな。
ナイチンゲールの狂気はこの人の作風に合ってるよなあー。それでいてロマンチック。最後マジ泣けた。