そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

わたしを離さないで#5

http://www.tbs.co.jp/never-let-me-go/
脚本:森下佳子 演出:山本剛義 原作:カズオ・イシグロ
 
美和のは嘘というか虚言癖?本当のことを知らないはずのオレ(視聴者)ですら嘘だと思うよ。たぶん嘘だろうけど。
そんな美和を恭子はなぜ拒絶せず、それ以上に離れられずに美和を求め、結局友彦よりも美和を選んでしまうのか本当に謎。いやわかるんだけど、それはそれで恭子のメンタリティを考えると怖くなるので考えない。過去の話ではまだそこまでじゃないけど今現在はそこからまだいろいろあったってことよね。すでに精神崩壊してるのかなあ…
というか提供者の前に介護人になれるって、結構な特権じゃないのかなあ。あんなコテージでも介護人になるためのテストがあるって言ってたし、陽光の人がそれを免除されてるならその分長く生きられるってことかと思ったけど。ただ提供者一人に対して介護人一人ってことだとそれなりの数は必要なのかな。
そういや今回、古着屋店長の大友康平が友彦たちを提供者だと分かって「ありがとう」って言ったのって、提供者がそのレベルで社会に必要とされてるってことだよね。特権階級じゃなく普通の人もお世話になるレベルの。だから彼自身がということでなくても身内や知り合いが提供者を使ったら感謝するだろうっていうそういう意味でのありがとうだと思ったけど、そう考えるとすごく怖い社会だよね。
ただ臓器のパーツとして生きてるならともかく目の前のマネーカードを見なきゃ普通の人と変わらない人間がそういう運命から逃れられないとわかってるって言うのがヤナ感じ。目を背けても感謝はするんだよね?
ただほんと、介護者として提供者の世話をするのは人手ってことでは上手く回ってるシステムなのかもしれないけど、本当にどうしてそういう臓器パーツ用の生物に自由を与えるんだろうとしか。
そういう彼ら彼女らの感情や気持ちってのはもう考察するまでもないのでとりあえずスルー。本当にこれ、ひでー話だよな( ´∋`)