そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

時をかける少女#2

http://www.ntv.co.jp/tokikake/
脚本:渡部亮平 演出:岩本仁志 原作:筒井康隆
 
あれ、1話よりも面白かったよ?録画消しちゃったから細かいとこ確認できないけど。(これジャニーズが出てるからHulu縛りなの?)
今回の時をかける少女の深町くん、1話の時もへんてこなキャラだなと思っていたけど本当にへんてこなキャラだった。確信犯だったのか−w
いやあのつかみどころのないキャラはあくまでも役作りであって、菊池風磨くんがヘタクソだと言ってるわけではないですよ?(言ってる)つーかヘタクソならまだしも掴みどころがなくてむしろドラマキャラとして薄気味悪いのも役作りか?
まあともかく夏を探しにきた今回の深町翔平くんは適当でいい加減でちょっとヌケサクだけど、妙に強気な強かキャラ?
ただ将来的に翔平がいなくなることを考えるとなんだかお母さん(高畑淳子)が可哀想とは思った。最後は良い記憶を残して上げて欲しいマジで。むしろあの食事シーンだけでそう思わせる高畑淳子がすげえってことか。
そして何よりもこれ、まさかのタイムリープのことを吾郎ちゃんたちにバラしちゃうのありなんだ !?と思ったけど、いつもの土9テイストの青春ファンタジーならありってことか。逆にすごく納得した。
てかよくそんな改変しようと思ったなあ。この時点で原作は元ネタくらいにしかなってないけど、これはこれで。このテイストならオレは好きだし、お手軽タイムリープでも細田版より気にならないw あと黒島結菜の「んにゅ!」はカワイイw
というか吾郎ちゃん、タイムリープを信じるも信じないも、美羽のタイムリープでもうすでに自分の告白が3回もなしになってるんだけど…と教えてあげたい。気がついてない吾郎ちゃんマジかわいそう(>_<)
あとこのメンツの中だと涼真くんのいかにも男の子っぽい素朴高校生さ加減がとてもいいです。見てて和むw そういう意味でもあの男女3人のひと夏の出来事、青春の通過儀礼としていい作品になりそうな予感。原作のこと横に置いとけるなら。

んで今回みたいにゲストキャラ絡みの展開だと、見せ方のせいかちょっと『野ブタ。』とか『Q10』っぽい、青春のキラメキと切なさと残酷さの通過儀礼な感じで良いです。話が心臓の記憶ネタなのも土9的不思議ファンタジー路線だし
ドナーのミホちゃんて子、最近見た覚えが…と思ってたけど重版出来のキヌーだ、東江さんだよな、スッキリw
今回の騒動は完全に美羽の興味本位で心臓の記憶のことを話す同級生のためにドナーを確認しようとタイムリープしたせいなんだけど、結局ミホが死ぬのは止めてはいけないし、1話で自分の運命は何度も変えた未羽が他人の運命は変えちゃいけないという節度を守ってるからこその切なさだった。
過去の彼女か今のクラスメートか、どちらか選ぶってことじゃなく起こったことは変えちゃいけないってことだよな。だったら彼女のことも知らなければ、仲良くならなければそんな悲しい気持ちになることもなかったろうにという自業自得。
「努力も夢も全部消える。あっさり消える。あの子の恋心がないものにされる。確かにあったのに」
という美羽の思いは、死ぬことを止められないとわかってても、それでも伝わらなかったミホの恋心を伝えようと奮闘すること、それは自己満足かもしれないけどやりきった感は伝わったし。
「もっと上手く出来たかもしれない」と泣くことも、悩んだすえのそれでも自分にできることをというあくまで前向きな涙なので清々しいです。しかしドキドキの相手が矢野先生(加藤シゲアキ)ってのもまあしょうがない。2年も前の片思いを伝える不思議よ。でも伝わった。というかなんで矢野先生に浮いた話はないのか。
あとミホの死因、自転車のブレーキが効かなくて…ってそれ細田版の芳山あかりだよね。ドラマ自体キャラとかが1話ではすごい細田版に似てると思ったけど2話めはまったく違うものになってたので、それくらいのオマージュってか小ネタはOK。
どうでもいいけど、SNSにキス写真あげてるような高校生どもは滅べばいい!あいつら絶対ドラマの終わりには破局だぜ!と言っとくw
ってか、恋に興味を持った翔平がわりとひどいやり方で美羽の記憶を改ざんした件、最終的に吾郎ちゃんの恋が実れば赦す。あのファーストキスもどうかと思うし、落とすってそういう落とすじゃない…ってオレが鈍いせいかオチとしてすぐわかんなかったよ!水落ちしたのにオチてねえ!(更にダジャレ)
つーかそこまで未羽に肩入れはしてないけど、あんなヌケサクな深町くんとくっつくのはどうかと思う。いやくっついてほしくねえ、マジで。吾郎ちゃん頑張って!