http://www.tbs.co.jp/sunanotou/
脚本：池田奈津子 演出：塚原あゆ子
やー、なんとなく感想書いた気になってたけどTwitterでつぶやいただけだった。というか感想書く気にもないくらいナンジャコリャな最終回。それでも数字は良かったようで、それを良しとするならまあいいんじゃないでしょうか。
本当にこのドラマ酷かった。行き当たりばったりの後出しジャンケン的なミステリー・サスペンス（笑）
しかもTwitterの「#砂の塔」タグの感想ツイに「感動した」ってのがたくさんあってマジビックリする。世間はチョロいなー…
あと岩田クラスタがたくさん見てたってことで、航平くんは本気で何やってんのかまったくわかんなかったんだけどあれでよかったんだ？（中の人に）
本気で本気でクソみたいなドラマだったと思うけど、それはそれで仕方ないとは思う。ただこんな母の愛とか子育ての大変さ、ママカーストを適当に詰めときゃいいや的な企画が通ってしまって数字を取ってしまうということの、このやり場のないモヤモヤをどうすればいいのか。
この枠（もうとりあえず枠でくくる）のサスペンス・ミステリーは「Nのために」とか「わたしを離さないで」とかがなまじ良かっただけに、同じようなスタッフで同じように作ったってダメってことだよな。
以下ネタバレ配慮しないけど、正直本当にナンジャコリャな話だった。
タワマンセレブママカーストのマウンティング合戦は火事でウヤムヤに。（オレがよくわかってないしわからなくてもいい）
阿相社長、人身売買で任意聴取されたあとにハーメルンの便乗犯で自分の子供誘拐して妻に身代金要求とか愛人宅にしけ込んでるとか、あまりにもアホだったとしか言いようがない。おまけに寛子さんは火事騒動。火元くらいちゃんとしろよ！バカ！冗談ごとじゃないぞ。ナンバー2の梨乃さんたちの嫌がらせ＆排斥運動とか本気でアホらしいしくだらねえと思ってたけど、マジあんな家族追い出していいよ。（子供に罪はないけど）
そしてハーメルンの犯人は、宮瀬礼子…って誰？？？おこうさん！？（＞真田丸）
いやマジでこれ誰って…航平くんのお母さん？え、まったく意味分かんない。なんで結局航平くんが誘拐犯なんだ？いや理由はわかるんだけど、動機とか理由とか以前にドラマとしてありなのか？本気で意味がわからない、この奇をてらったオチは何？
やーまさか本当にぽっと出の新キャラが犯人だった（に等しいんですけど）とは。
最後まで見ちゃったけど、ほんとよくわかんない場当たり的サスペンスだったなあ。
なんかモヤモヤして最後の方あんまり覚えてないけど、結局高野家どうなったっけ。息子が帰ってきたのはともかく健一はちゃんと真実を話してやれよ。そして弓子さんをあのまま野に放っていいの？ダメだと思うけど？
てか亜紀さんのナレーションでなんの捻りもなく終わったけど、ホラーオチじゃないんだ。ガッカリ。
良い母親は子供から逃げない母親って、そんなことで弓子さんがやったこと（盗撮、誘拐、傷害etc…）や、亜紀の頭の悪さを正当化されてもなあ。おまけに健一の父親としての責任とかもろもろどうなったんだろ。お母さんは良い母親でいようとしてるのにお父さんはいいんだ？子供は夫婦で育てようよ。
なんか母の愛で何もかも誤魔化しててビックリするよ。
