そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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嘘の戦争#2

http://www.ktv.jp/uso/index.html
脚本:後藤法子 演出:三宅喜重
 
もちろんこのドラマはツッコミどころや粗があるのは承知の上で楽しんでるんだけど、展開が結構トンデモなのでびっくりするなあw
いやトンデモってわけでもないのかな。
今まで30年近く復讐とか全く考えてなかった浩一が、ひょんな事で過去に引き戻された、もしかしたら自分が今こんな目にあってる理由がわかるかもしれないってことでニシナコーポレーションに宣戦布告に近いことしてるのはまあいい。
その流れでお抱え弁護士の六反田が次のターゲットにしたのは、父親が自殺だという偽証をしたのが六反田だってわかたからってのはまあ分かる。ついでに、若い頃毎朝新聞配達をして学費を稼いでいた苦学生が一流弁護士になったという美談に近い話には実は裏があったってことなのもいい。
「六反田」が変わった名前にしても30年以上も前のことをよく覚えていたなあってのはあるんだけど。(いやここで六反田青年が偽証をしたから父親が自殺になったって話が後出しなのはドラあまとしてはどうかと思うけど)
苦学生の六反田青年が仁科会長のために偽証をしたって話が、実はこれほどの裏があったってのはどうなんだ?どう考えてもそれ、表沙汰にならないほうがおかしいよね?そもそも何のためにそんな事件の隠蔽に仁科会長は加担してしまったのか。加担せざるを得なかったのかと。
そしてそんなことで千葉先生(浩一のお父さん)を殺さなきゃと思ってしまったこと、実際自殺に見せかけて殺すついでに一家惨殺したことって相当にひどい話なんだけど。いやマジで酷いよ…?
浩一が今までその真実を知らなかったことといい、あまりに後出しが多すぎてどうかってのはあるんだよ。もうちょっとうまく出来なかったのかなあと思わんでもないよ、この展開は。後出しすぎてやはりちょっとと思うし。
でもまあなんというか、浩一が一夜漬けで買って出た少年野球チームのコーチに喜ぶ長男・晃の無邪気さや、それを微笑ましいと思う楓の気持ちとしては、浩一が悪ではないという見え方、というか信じたいっていう気持ちはとても微笑ましいんだよなあ。実際やってることは結構ひどい、いや仁科会長がってことだけど。そもそもなんで仁科会長はそんなことやっていいと思ったのか、今のところそれに尽きる。
いやーこんな事実知ったら、浩一じゃなくても復讐せざるをえないんだけど。まさに復讐するは我にありだよ。 *1
浩一がやってることに肩入れはしたいけど、それが社会的に正しいことだとは到底思えない、でももし仁科会長がやったことが正しくないなら、それは何らかの罰は受けてほしいよ。いやその真相はあまりに酷いよ?だって何のためにそんなことをしなければならなかったのかって話じゃん。
あとなんで隆は性格が変わってしまったのかってことかなあ。そして次回はやっと刑事に。

*1:なんとなく出てきたけど、念のためにと思ってwikiってみたら、なんか現代の作品とその元になった作品に共通点がないかな?もしかして本当に「復讐するは我にあり」が下敷きとかってことないよね?(オレは未見だし、今のテレビドラマで主人公が悪人なんてことあってはならないと思うけど)