そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

嘘の戦争#3

http://www.ktv.jp/uso/index.html
脚本:後藤法子 演出:宝来忠昭
 
詐欺師テクニックは面白いね。
というか隆さんはそろそろオーストラリアの千葉陽一なんか存在しないって気がつくべきだと思うの。
ハーバードの名簿はあんなにかんたんに手に入れたのにどうしてオーストラリアで農業ブログやってる日本人を特定できないんだ?
そしてハッと気がついたけど、山本美月はトンコさんだしヤスケン庵野じゃないかwww@アオイホノオ いやーんそんな兄妹wwwしかも晃兄ちゃん今回出番これだけかよ。(そういや大杉漣も出てない。館山か?w)
さて引っ張って引っ張った浩一に嘘を強要した刑事はまあ最初から六平さんだとはわかっちゃいたけど、いつもなら悪徳刑事な役どころと見せかけて今回は本気でいい人でした。
医師として道義的倫理的に問題がある五十嵐先生やどちらかというと悪徳弁護士な六反田は浩一に復讐されても当然だけど、一番直接的に浩一を苦しめた刑事の三輪にはそうせざるを得ない事情があった…というのは、ある意味ちょっと救われたかも。
浩一の復讐は、今の浩一がどう思ってるとかつい最近までそんなこと忘れて過ごしてたとか関係ないんだよ。なので家族を殺したということの次についてはいけない嘘をつかせた点において三輪さんはこの30年間一番浩一を苦しめたわけで、その報いとして妥当かどうかなのよね。
なので三輪さんが盗撮で嵌められたってことで社会的に終わってしまったとしても、それはしょうがないかなあとは思った。
ただその結果として、それを知ったことで三輪さんが良心の呵責で自殺しかけてたってことについては(浩一は知らないけど)やり過ぎたんじゃないかとは思うな。だって過去の真実と浩一の存在についてどういう気持で行動するかは当の三輪さんの人柄次第なんだし、ぶっちゃけ三輪さんって本当にいい人だったわけだし、社会的に殺すのもちょっと気の毒なくらい。あと残された奥さんのこと考えるとさあ… せめて濡れ衣だったってことは拡散してもいいんでは?子供を失って夫婦二人の生活なのに濡れ衣で後ろ指さされる暮らしとか、いろいろ考えたらとてもじゃないけどオレがやりきれん。
その点、浩一って詐欺師のわりに意外と事前調査は甘すぎるよ。そんなんでよく詐欺師やってるよな。嘘を転がすからそこまで下調べしなくても切り抜けられるということかしら。
でもあれで三輪さんが死んじゃってたらどんな理由があっても彼の復讐はさすがにその命の代価として見合わないと思うよ?しかも関係者としては何も知らない下っ端だし。
とりあえず会社の社長室での浩一と三輪さんのやり取りは、それが見合う見合わないとか関係なくお互い罪とその報いだってことを理解し、謝罪し、赦したってことではホッとした。今回の話は理屈じゃなく感情の話だったし、浩一の復讐に赦しがあるというのはなんとなく救われるよ。
にしても隆は会長から30年前のことは聞いたと言うけど全部は聞いてないみたいだし、そもそも本当に金持ち坊っちゃんたちのした殺人事件をもみ消したってことなのかなあ。先週に続き今回も確認作業は空振りで、このままだと隆が嘘つき呼ばわりされそうでちょっと気の毒w
突発とはいえそのために一家3人殺すほどのことなのか?浩一の父親が殺されたことにはもっと大きな秘密があるんじゃないかしら。だって三輪さんの娘の渡航費用(おそらく数千万)とか考えてもなんかおかしいよね。浩一が思ってる以上に掘っちゃいけない話なんじゃないのかなあ。
というか30年前に人殺して口封じたくらいなんだから、このまま探れば浩一も殺されるって思わないのかしら?
そして来週は銭にも出てきたジュディ・オングが出てきたよw これも草なぎくんの戦争三部作とかになるのかしら?