そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

フランケンシュタインの恋#7,8

http://www.ntv.co.jp/frankenstein_koi/
脚本:大森寿美男 演出:守下敏行(7話)、茂山佳則(8話) 原作:メアリー・シェリ
 
ちょっと溜めちゃったのでまとめて。
7話。正直何やってるのかよくわからなくなってきた。
中華飯屋で研さんが胞子撒いて十勝さんあんな目にあったのにラジオの公開放送って、正気か?十勝が助かったのだってたまたまワクチンを作れる人がいたからだぞ?そもそも研さんの胞子については何もわかってないじゃんよ。
なんという世界観。ファンタジーなのかリアルなのか、作ってる側もちゃんと線引してないだろ。とにかくこれまでの話で一番理解不能な回だった。
 
8話。ということでむしろ溜めといてよかった公開放送顛末編。(違)
前提に展開として妙に遅いし、教授とかほとんどキャラとして機能してない上に(ワクチン作る担当?)ヒロインのはずの津軽さんが名前だけのヒロインというか。
お話としてまったく津軽さんが絡んでないというか、研さんに心底関わっていかない津軽さんはヒロインの価値があるのかどうか?みたいな。
こないだまでの展開として、死ぬことがわかってるから人に対して踏み込むことをためらう性格だ…ってとこまでは理解できるけど、このドラマはお話としてなぜそれをそのまま放置したのか。今さら研さんと生きたいとか言われてもなあ。それが何を意味することなのかもオレにはよくわからないよ。
だって津軽さんってキャラは本当に何も描写されてないし、この人なんなの?ヒロインを約束されてるはずの「昔好きだった人に生き写しの女の子」にしても、中身がなけりゃただの脇キャラだよ。まだ桃園さんのほうが人間味ある描写があったような。
むしろ柳楽くんがやってる以上ただの世話焼きな先輩なわけないし、なんかそっちに話が行きそうでいかなかったこの数回ジレジレしてたけど、やっと稲庭先輩の心中が明らかに。
いや理由は改めて聞くまでもなく最初からわかってたんで(展開遅すぎる)、これは単に柳楽優弥柳楽優弥として期待されてる芝居を見たい、見せてもらった…というだけの話でした。だって「ゆとり〜」のときなんかもっとすごいことサラッとやってたじゃん。
本当にこのドラマは綾野剛が演じる心優しきヤマアラシのジレンマみたいな怪物と、いい人で闇を抱えてるわけでもない普通の人の柳楽優弥がやるせない気持ちを吐露するところを見るだけのドラマであったなあと。なんともったいないことか。
そういう意味では見たいものは見せてもらったので別に今さらこのドラマに何も期待しないし、ツッコむ文句もないです。
でも研さんが除菌スプレーを使う下りはもう少し突っ込んでくれても良かったと思うんだけど、あんまり可哀想な感じにしちゃダメなの?