そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

貴族探偵#9

http://www.fujitv.co.jp/kizoku/
脚本:黒岩勉 演出:中江功 原作:麻耶雄嵩
 
「真知子まいっちんぐ」ってどういうつもりで引っ張ってきたネタなんだ(笑)説明してよ鼻!
高岡早紀ってまいっちんぐマチコ先生(の実写?)やってないよね…?確かにマチコ先生に似てる気はするけどw(まいっちんぐマチコ先生知らない人はググろうぜw)
軽部真一のカルベースはパロディ?めざましみてないから知らないけど。
そしてフジの浅見光彦中村俊介です(笑)TBSなら沢村一樹もしくは速水もこみちになってたはずw 今回は自局のネタだけど、相変わらずよくわからないネタをバンバン入れてくるなあw
延長なしの1時間枠ドラマなのに今回もまた複雑なトリックとややこしい人間関係入れてきた。なのにとても納得の説得力。以下ネタバレですよ?
2,3わからなかったのはあの5人の関係というか、堂島@中村俊介がどういう友人なのかがよくわからないのと、なぜ佐和子は水橋洋一(そもそもどういう繋がり?)と結婚したのかってことだけど、まあわかんなくても問題なし。半年前に堂島と佐和子が不倫してたのは知り合いだったからってのが先だよね、たぶん?
まあどちらにしても奔放すぎる佐和子さんがあちこちちょっかい出さなきゃよかったのにとしか言いようがない。それでも不倫なんかで殺されるいわれはないから自業自得とは言わないけど、でもやっぱり姉からしたら許せない、裏切られたという気持ちはとてもわかる事件。
最初から伏線張りまくりな上にアリバイ的に大杉道雄(小市慢太郎)をカフェで目撃するする愛香と鼻形。そして容疑者絡みのそっくりさんの買い食い事件などといかにもトリックに使えそうな伏線を見せておきながら、実際はそっくりさんが生き残り本物は死んでいたという不可解な展開って…(いやでもトリックがわかった瞬間になんだってー?と思って見返したくなるのは良いトリックだと思うが)

無銭飲食をした人間がたまたまある作家にそっくりだったという事はあるかもしれないけど、それを入れ替わりトリックに持ってくるっていかにもミステリー的なご都合トリックっぽくて結構な飛び道具かと。
そしてなぜそこにいるのか貴族様www 師匠の発見現場を見に来た愛香と鼻形が”たまたま”そこに居合わせるってのもかなりの確率でいかにもミステリーっぽすぎる展開だけど。
一応まとめる。佐和子、道雄と不倫(永遠の愛を見つけた)→それに気づいた真知子が佐和子の殺そうと計画→道雄が佐和子を殺害(そっくりさんでアリバイ作り)→佐和子に花冠が乗せられてたことを知って真知子が道雄を殺害→貴族様たちの推理合戦。
あ、よく考えたらこれ、真知子はどのタイミングで道雄を殺したんだろう。道雄と貴生川の入れ替わるタイミングって佐和子の遺体が発見されたあとなのか殺した直後なのか。アリバイ工作の時間帯考えてもそのへんちょっとウヤムヤ?そもそも佐和子がひとりはぐれたのは道雄と落ち合うためだったってことか?
タイムスケジュールがよくわからんけど、これイレギュラーなことが2つ起こってるよね。堂島と洋一が佐和子に付いて森に行ったのと、貴族様が予定より早く佐和子の死体を見つけたこと。貴族様が名推理をしなければ解決したのかどうかわからないけど、よく上手くいったなあ。
殺人事件の黒幕は姉の真知子だったけど、苦労して育てた妹を殺さざるを得なかった姉の苦しみや、愛する夫も許せなくて殺してしまったというのはとても悲しいことだなあと。

事件のトリックとしては実行犯の道雄がそっくりさんでアリバイを作って計画殺人を実行したのに、その実行犯の夫を妻の真知子が衝動的に殺してしまったために事件が複雑化したと。
道雄が花冠を乗せなければよかったのに…としか言い様がないのだが。(そもそもあの場所でよく花冠作る暇あったなあ)(貴族様も作ってたってことはシロツメクサの自生地でもあるのかしら)
というかこれ貴族様の推理どおりなら、愛妻家の道雄が「本気になった佐和子に困っていたはず」というのは真実だと思う。そしていくらなんでも義理の妹で不倫した相手を殺すにはそれ相応の動機が必要だと思うから本当に佐和子に困ってたのと、真知子にそう言われて実行したということは妻を愛してたってことだと思うんだ。
そしてその罪悪感から直前に聞いた彼女が望んだ死のスタイルにしてあげただけかもしれないのに、真知子がそれを妹への永遠の愛だと思ってしまったのが間違い、というか勘違いなんじゃないのかなあ。だって道雄は自分の地位と妻の方が大切だから佐和子を殺すことにしたんだよねえ。なぜそれを信じなかったのか。
ということは真知子の罪は、苦労して育てた妹が奔放すぎて裏切られたから憎くて殺したってことよりも、妹に誘惑された夫の愛を信じられずに殺してしまったことじゃないのかなあ。
貴族様が真知子に言った「逃げるなんて許されませんよ。あなたはこれから一生後悔の念を抱え、償っていかなければならない」って、そういうことじゃないのかしら。ある意味、愛を信じられなかった人間を断罪して地獄に突き落としたってことだけど。
殺さなくて済む人間を殺してしまったのも愛が深かったからという悲しさ。妹がそんなにも奔放じゃなければこんな悲劇は起こらなかったのになぁと思うと、やっぱり妹が自業自得なのか。さすがに自分を苦労して育ててくれた姉の夫を寝取るって、どういう人間だよって思うわ。動物かよ。姉もなんでそんな風に育てちゃったのか。
まぁどちらにしても大杉道雄という作家はこの世からいなくなり、今後新しい作品を生み出す事はないというのはとても残念なことだと思うんだけど。この事件の全貌が世間に明らかになったらかなりとんでもないスキャンダルだよねぇ。
 
恒例の女探偵と貴族様の推理合戦。今回はいいとこまでいってたけど、愛香の場合、関係者の心理を読みきれないのがいつも敗因なんじゃね?
そしてその中途半端な愛香の推理の尻拭いをする佐藤さんwww尻拭いってwww
しかもまさかの生中継!再現じゃなく生中継ライブなんだ?天幕の山本さんと田中さんは今回あまりしゃべらないなあと思ってたらまさかの偽物!(なんなんだこの話w)
というか身代わりトリックの再現フィルムのためにそっくりさんが必要だったってこと?あれ誰?貴族様は常にそっくりさんをキープしてるの?
そしてこの生中継の撮影をしているのは一体誰なんだ。まさか現時制では一度も姿を見せてない秘書の鈴木さん?
生中継ライブからの再現映像とか、本当にいつの間に…という仕事っぷり。もしかして召使いたちは時間止められるのかよw(んなアホな)
あと師匠は死んでないんじゃないのかと思ってたけど、やっと遺体を確認したという話が出てきたらもっと怪しくなったんだけど。愛香はちゃんと確認してないし事故った水死体にしてはきれいって、それ死んだふりじゃないの?師匠の死体は一体どうなったのか、なんで愛香はちゃんと最後まで確認しなかったんだよ。そもそも死亡届も出してないし。師匠やっぱりどっかで生きてるんじゃないのかな。師匠のことを任された秘書の鈴木さんは今どこにいるの?
そして木南晴夏は今回もお休みってほとんど単なるサブレギュラーじゃんw 最終回には出てくんのかな?