そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

劇場版 仮面ライダーエグゼイド&宇宙戦隊キュウレンジャー

http://ex-aid-kyuranger.jp/index.html

  

劇場版 宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲

監督:柴崎貴行 脚本:下山健人
 

スーパー戦隊シリーズの41作目として2016年2月からテレビ放送の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の劇場版。
巨大彗星要塞ゲース・スターが地球に衝突するまで、あと72時間に迫り、ジャークマター独立部隊の隊長ゲース・インダベーは、地球を消滅させて全宇宙を牛耳る神の力を手に入れようと企んでいた。この危機を回避するには、宇宙に散りばめられた不思議な力を持つ3つの意志を集めなければならず、キュウレンジャーは惑星から惑星へと、宇宙をめぐる冒険と戦いを繰り広げる。お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮が最強の敵ゲース・インダベーに扮し、部下のオーモ・インダベーとカール・インダベーの声を、レイザーレモンHGとRGが担当。(「映画.com」より)

なんつーか、特に言うことはない、安定のいつものクライマックスだけ物量作戦でした(苦笑)
初っ端から仮面ライダーよりもライダーらしいバイクアクションなども拝めたし、50分くらいのストーリーの頭20分削って残った30分を20分に圧縮したような映画でした。最近この傾向ばっかだなあ。子供はこれでちゃんと楽しいのか?ならいいんだけどー。(ニンニン夏映画は面白かったけど)
ショウ司令と昔仲間だった(しかもあだ名で呼ぶくらい仲がいい)ホイ・コウローさんが裏切ってジャークマターに乗り換えたくせに、それをチクったショウ司令のせいにして逆恨みしてるという何が何だかな話だった。
ホイ・コーローさんは何の反省もなく散っていき、ショウ司令が宇宙の破壊神ケルベロスの研究をしていたという設定は今後使われるのかどうか。二人とも研究者タイプには思えないけどな。
ともかく惑星くらいなら簡単に破壊できるケルベロスボイジャーの今後が気がかりです。(割れて飛んでったのそのままでいいのか?)
それにしても宇宙を破壊するような力を持ったケルベロスが眠っていたり、ホウオウキュータマに認められた初代宇宙大統領を排出したり、プラネジュームが豊富だったり、チキュウという星のポテンシャルは相当に高い模様です。そりゃドン・アルマゲも狙うわなw
それにしても巨大すぎるゲース・スターは月を跳ね飛ばし地球の軌道も変えるとか凄まじいな!と思ったんだけど(子供番組なので突っ込まないw)、そのチキュウの上に”立って”ゲース・スターを押し返す超巨大ケルベリオスとかもう宇宙規模の何かすぎて想像を超えるね!
そんなとても夢広がる映画だったよ!でもそろそろ柴崎監督はライダーに戻ってきてよ!
 

劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング

監督:中澤祥次郎 脚本:高橋悠也
 

「医療」と「ゲーム」をモチーフに、平成ライダーシリーズの18作目として2016年10月から放送の「仮面ライダーエグゼイド」の劇場版。テレビシリーズと密接に結びついた多くの謎が散りばめられ、テレビシリーズから続くエグゼイドの最後の戦いが描かれる。
絶望から解放される「永遠の天国」を創造するため、現実世界を滅ぼし、VR(仮想現実)空間での支配を目論む忍者集団が出現。宝生永夢らは次々と襲いくる衝撃に打ちのめされていくが……。エグゼイドと対決する仮面ライダー風魔こと南雲影成役で「CHEMISTRY」の堂珍嘉邦が出演するほか、ブラザートム藤本美貴倉野尾成美AKB48 Team8)らが劇場版のゲストキャラクターとして登場する。(「映画.com」より)

 
どの辺が”トゥルーエンディング”なのかまったくわからなかったけど、全体にはこぢんまりまとまってて良かったはよかった。
しかしまんべんなく医療チーム≒仮面ライダーが活躍してたので文句はまったくないです。とても楽しめたよ!
トゥルーエンディングというからにはTVシリーズが終わる前に観ないとってこと、黎斗が「神」を自称してるとか檻に入ってるとか、貴利矢がCRに所属して白衣着てるとかあたりは下手に本編と繋がってるから公開週に観ないと…という気はする。
あと映画連携キャラのマキナビジョンのジョニー・マキシマはどうなったのか(たぶんこれっきり)、彼の持ってた扇子の「葱」の謎も解けたけど、逆に彼がなぜバグスターだったのかはわからずじまい。(ネタバレじゃないよな、それによって話に何の影響もないんだから)彼は何だったんだ一体。
映画初出ネタとしては幻夢コーポレーションの新社長が小星作になってたとかかなあ。彼は大出世だろうけど、仮面ライダークロニクルの後始末とかいろいろあの会社大丈夫なのか?クリエイターに実務をやらせんなよ。
話はぶっちゃけ面白いと思わないけどキャラが良いので大変に楽しめました。
特にパパな飛彩先生はとても良かった(笑)マジあんな過保護パパになりそうなんですけどw ゲストのまどかちゃんのママ、藤本ミキティとは絵面も合うし夫婦として違和感なし。むしろなんでミキティと堂珍が夫婦なのか教えて欲しい(苦笑)
徒競走で「BANG!」するイケメン先生、大我も見どころたっぷりすぎ。ニコちゃんのランドセルは何の罰ゲームかと思うけどw
貴利矢はむしろバグスターになったほうが自由に行動できて良さそうだしとても良い。なんか貴利矢と中の人の小野塚勇人が人気なことで、仮面ライダー劇団EXILEの繋がり強化しろとまで思ったw *1
そして壇黎斗神も大活躍。活躍しすぎてむしろこの映画内で神のライフが残り一つになったのがとても気になる。そして飛彩先生は天才心臓外科医のはずなのに脳腫瘍の手術も失敗しなくてすごいと思いました(小並感)
パラドはなんか永夢と一体化しちゃったせいでちょっと影薄くなったなあーと。永夢先生は久しぶりにちゃんと小児科のお医者さんっぽかったんで良し。
キャラクターだけならこいつらみんな好き!ジョニー・マキシマ(忍者好き)すら愛らしいwと思えるくらいなんだけど、高橋さんってほんとストーリーはなんだか今ひとつボヤンとしてるよなあ。キャラがいいからストーリーは動いてるし楽しいけどツッコミどころだらけ。設定とか世界観とかそういうんじゃないとこで何が何やら。雰囲気脚本?そういう設定を裏設定化して省略するのはいいんだけどそうじゃなく、たぶんほんとに何も考えてなさそうというのがなあ。
そもそもさあ、ものすごくそもそもなこと突っ込むけど、南雲影成はマキナビジョンの社員なんだよな(よくわからないけど)、なんで今まで娘や奥さんと離れたたんだ?そして娘のまどかちゃんが死んだらバーチャルどころじゃねえって思わなかったのかな?永夢先生がギリギリそういうこと言いそうになってた雰囲気で言わなかなったように思うけど、マジでそれ言ったらこの話の前提が崩れちゃうもんな。だからなんでこんな話なのとしか。
そのまどかちゃんがVRゲームの中でプレイヤーとしてクリアするのが何なのかもよくわからないけど、たぶん思い出ゲットだぜ!みたいなことかな?ただあの思い出ガシャットを集め続けてどうなるのかは何も触れてなかったけど。(映画内でその説明も描写もないから)
というかいくらVRの中に意識を閉じ込めても、まどかちゃんの体そのものが失われたら意味ないよね?それともあのマキナビジョンのVRって意識がデータとして保存されるんだろか。バグスターみたいに?
結局なんだったんだあのVRゲームは。ジョニー・マキシマは何をしたかったんだ?世界征服?映画のマトリクスみたいに人間を仮想現実で管理したかったんだろか、意味がわからない。そんな大事なゲームに南雲の病気の娘を使うってことの意味もわからない。死んだら意識も終わりじゃん。そうじゃないの?
だからお話の何もかもが納得できないし意味がわからないので、正直まったくこの話を面白いと思えないですよ。病気の子供が仮想現実の中でなら楽しく過ごせる、親としてそうさせてあげたいってのはわかるんだけど、それがなんでこんな話でいいと思ったんだ?まあキャラクターを動かすための脚本装置だと思えばいいんだろうけど。
というかこれ、超スーパーヒーロー大戦とほぼ同じ話じゃない?子供がゲーム世界に行って戻ってきたくないっての。ゲームの世界なのかVRの世界なのかって違いだけど、どっちも同じようにしか思えないんだけど。途中でものすごくデジャブったぞ。
それとあの意味ありげな女子高生なんだったんだ?どうしても出さなきゃいけない誰かだったの?
あと当然気にはなったんだけど、その南雲はなんでまどかちゃんが生まれる前に朱美さんと離婚したの?(そもそも結婚してたって話なのか?)そしてなんで娘の病気のこと知って戻ってきたの?庶民的な装いのシングルマザーミキティとスタイリッシュ黒尽くめスーツのCHEMISTRY堂珍嘉邦が夫婦なのも絵面違いすぎて。別れたあと何があった。ちゃんと養育費払ってたのか?(そういう問題か?)
でもまあそういうことを考えてしまうのことよ。朱美さんまどかちゃんのVRどおり飛彩先生と結婚したほうがいいんじゃないかな?w
そしてどこに出るんだろうと思ってた仮面ライダービルドは、例年通りの戦いの助っ人ではなく勝手にエグゼイドの成分を盗んでいきましたよ?それだけでも相当印象良くないんだけど大丈夫か?

*1:仮面ライダーギャレンこと橘さんの天野浩成さんはずいぶん前からavex劇団EXILEですが。(だからハイロー映画にも出てる)