そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダーエグゼイド#45「終わりなきGAME」(終)

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/ex-aid/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/ex-aid/
脚本:高橋悠也 監督:中澤祥次郎
『恐ろしい、私の神の才能が』
 
それにしたってビルドすごいな。見た目はWっぽくてロゴはオーズかよ。しかも主人公が記憶喪失で謎の生命体と戦うってそれアギトじゃんよ。大丈夫か?(途端に不安に)
 
えーと、感想書こうと思って昨日ゲースロの合間にも何度かエグゼイドを見返してたんだけど、何回見ても内容が頭に入らないんですけど。
というか前から言ってるけど、そもそも仮面ライダークロニクルをクリアすれば終わりでいいんだっけこの話。
正宗社長こと仮面ライダークロノスが仮面ライダークロニクルのラスボスだから戦って倒す…っていうのはわかる。
クロノスが永夢たちCRの仮面ライダーの敵なのはカメクロの中でゲームとして敵でラスボスだからって理屈もわかる。
パラド復活もゲーム病患者の顛末も大体のところはわかるし、妙に辻褄は合わせてるからロジックとしてこの話がちゃんとキレイに終わったってのはわかるんだけど、お話自体は何が何やらでまーったく面白くないんだ。
ただつまらないかというとつまらなくはない、キャラも好きだし展開も楽しかった。ただ本当に話が面白くないってだけなんだよ。予定調和な展開ですらないからご都合ライブ感すら感じないというか、ああ、終わったね…って感じ。ゲーム的に言うとやっと攻略(=最終回)って感じでもないし、アクションはハデだったけど大団円っていうほどテンション上がらないんだよなー。
だからただただ納得できない謎だけがもやもやするんだよ。いやたぶんストーリーとしては全部辻褄が合うような余地はあるんだろうけど、そこが面白くないというか。まだ何が何やらでハチャメチャだったけど鎧武とかのほうが終わった感があるというか。
ああ、そうか、エグゼイドはゲーム病が蔓延して人類の命が脅かされるって話なのに(だから医療がテーマなのに)、世界としてまったくクライシス感とそれが解決したというカタルシスがないんだな。そりゃアカン。
アクションはハデだったしラスボスで盛り上がってるようには見えたけど、ゲーム設定の話だからっていうのとは全く関係なくカタルシスがないんだよ。そもそも仮面ライダークロニクルが現実世界に対して及ぼす影響は人類を脅かすはずなのに、実際の劇中描写と展開は全然もうダメ感がないし、とにかく何かが起こってもその後軽くつじつま合わせて回収されるのはわかってるから驚きがない。展開が予想の範囲内というより、展開に驚きがないんだよ。これって物語としては致命的じゃね?子供向けにしても。
それ以前に病気医療の話ならもっと描写としてこわくてもいいと思うのになあ。人が消滅するのは酷いことだし怖いことで、それは暗喩的に死であるべきだと思うけど、変にゲームになぞらえてるから現実感がないというか。ダメな意味でね。(ゴーストもそんな感じだったけど)

それで結局最後に正宗社長はどうなったんだあれ。
起こった出来事自体は自らゲーム病に感染して消滅したってことだろうけど、あの正宗自体もうバグスターだったよね、確か。違ったっけ?
医者とゲームというお題はクリアしてるからいいんだけど、ゲーム病って結局何のための設定だったんだ?なんかのメタファーってことでもなさそうだし、そもそも謎の奇病に冒されて消えていく人々を治療するという話が、いつの間にか現実を舞台にしたゲームを攻略する話になってて、しかもクリアすれば消えた人びとのデータは取り戻せるってはずなのに今の現状が「消えたようにみえるゲーム病の症状」って意味がわからない。それで消えたゲーム病の患者はちゃんと肉体を持った人間として蘇るの?だいたい今この時点で貴利矢と黎斗はバグスター人間なんだけどそのままでいいの?一応消えた人間リストにはあるけど、いま現状としてそこにいるじゃんという。
彼らと同じく、消えた人間たちも永夢たちが治療することでバグスター人間という進化した人間として戻ってくるのかしら?そういう話?
あとポッピーとパラドは蘇ったけどそもそも彼らはデータでしか実態のないバグスターだし、そもそもなぜ存在するのかわからないです。というかゲーム病を発症してバグスターになり変わられて消えた人間と、仮面ライダークロニクルでゲームオーバーで消滅した人間は同じ扱いなの?なぜかそういう話やらなかったしね。てかこれ、ゴーバスターズよりもわかんないよ(笑)
ゴーバスターズみたいに単純に肉体も記憶もひっくるめてデータ化されたから消えたように見えました、でも電脳空間には生きてますってのと基本的には同じだと思うしそれなら子供にもわかるんだけど、エグゼイドは体がデータになる病気にかかると消えたようにみえるしそれ自体はゲームデータとしてセーブされてるけど、復活したサンプル(貴利矢、黎斗)を見てると人間じゃないし、ゲーム病から分離したデータの存在(パラド、ポッピー、他バグスター)はじゃあその人の一部(増殖したガン細胞みたいなもの?)なのか、何が何やら。オレ気にしすぎ?話がと言うより何がやりたかったのかがわからないって、すごくもやもやするんだよ。
とりあえずラスボスのクロノス=正宗社長を倒したからゲームクリアです。この事件は終わりました…と言われても。しかも番組的にそもそも悪いのは壇黎斗でしたーと言われるとますますじゃあ正宗元社長はいったい何なの…と思うし。
消えた人々は戻ってないし、最終回って感じ全然しねえ。事件の根本はまったく解決してねえ。何度も言うけど、だからなぜ正宗がラスボスだったのか、何をしようとしてたのかと。幻夢コーポレーションは何らかの処罰はされなくていいの?衛生省今まで何してたの?
この仮面ライダーは一体何だったのか?
それと映画のトゥルーエンディングが1年後の話って、この1年後?1年経ってもまだ新薬は出来てないってことなのか?(もう映画の内容うろ覚え)つかじゃあ仮面ライダービルドっていつの話なんだ?まったくスッキリしねえ。
あといつのまにかニコちゃんが大株主になってたので笑ったw
先週のエグゼイドで檀正宗社長が会社も乗っ取られて〜って言ってたから、いやいや会社はお前が大株主だろもしくは壇黎斗だろよと先週の感想でも言ったんだけど、まさかニコちゃんに乗っ取られていたとは…w(というか本人たちの了承なしに株の買い占めかよw)変なところはフォローしてくるなあw
でもまあCRは貴利矢が頑張って臨床してゲーム病の新薬作るって言ってるし(え、そもそもゲーム病の新薬って何?薬の投与って効果あるの?なんで今までそういう話でなかったの?)、そうすれば消えた人々は戻ってくるだろうし、飛彩のところにも小姫さんが帰ってくるし、大我はゲーム病患者に限って 治療を許可されニコちゃんは医療事務を目指すと。看護師じゃないのかよ。(むしろ今から女医を目指せばいいのに。永夢だって医者になれたんだから)
暇な黎斗はポッピーやパラドと新しいゲームを…ってことで久しぶりに3本連続でVシネね。
うんまあキャラで話が展開するのは良いことだけど、本当に終わったって気が全然しないよ。いいのかコレで。まあいいってことにするか。なんか来週もエグゼイドやってそうな気がする気分。今週のタイトルに「(終)」ってつけるのすごくためらった。みんなが幸せに終わったのはいいんだけどオレ全然納得してねえ。番組としては面白かったし楽しかった。キャラも最高に良かった。黎斗神サイコーw でも話はクソつまんないよ。あと誰かグラファイトも蘇らせてください。可哀想だよw
 
新番組。
いつも通りフタを開けるまでは期待しております。
今回は脚本が武藤将吾さんだし、久しぶりに田崎監督がパイロット版なので昔の平成ライダーみたいなものを期待してもいいのかな?