そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-#6

http://www.fujitv.co.jp/MONTE-CRISTO/
脚本:黒岩勉 演出:永山耕三 原作:アレクサンドル・デュマ
 
6話目でやっと真海さんの復讐一人目完了。めでたい。留美さんと安堂の顛末もすごいしいろいろ神回か。古典作品の物語力すごい。
突如現れた大臣夫人の山村紅葉が、俳優である南条のハリウッド仕事に刑事モノだの何だのって完全にメタネタ!(笑)この世界観に山村紅葉は合ってるし、メタなネタとしてもちゃんと機能してるという絶妙キャスティングw
にしても真海さんは南条のあの事件を知ったから愛梨を手元においてるんだろうけど、そもそもの情報収集能力がスゴすぎ。
そしてとうとう神楽留美と安堂完治に血の繋がりがあるって真海さんがバラしたけど、まさか実の息子と寝たということの絶望よりも死んだと思ってた子供が生きてたことを涙を流して喜ぶとはびっくり。ってかあのバラし方いいなー。視聴者的にもドキドキするよ。さすが脚本も演出もいろいろ上手いなー。
意味ありげに安堂の出自や生まれがそれだから道を外れたと言う真海さんの話を聞いて、涙を流しながら「彼はただ一生懸命生きてきただけなんだと思います」と言える母の愛の尊さよ。
留美さんはある意味壊れてるし決して頭良くないなあとは思うけどオレもちょっと感動した。本当にあの22年前のことがずっと心にあったんだね…ってことになるとは真海さんも予想外。
土屋さんは、あの時の赤ん坊が安堂だと知って目を潤ませて安心してるとか、ええ人や…(つД`)
でも騙されましたすみませんって報告してる相手がダダ泣きし始めたら、普通は何かあったのかって思うよな。まあいいけど。
それはそうと安堂と寺角が盗みに入った家(真海さんちだよ)であんな大騒動して人まで殺したら、いくらなんでも家の人間が気がつくだろうと思わんのか。いや盗みに入ってその家とは関係ない人間を乱暴しようとするってのもあまりといえばあまりなケダモノ。もちろん留美さんもだけど、肝心の家主が出てこないのはおかしいって気がつけ。
でもまあ彼女の「完治くん大好き」が愛人とのアバンチュール的なそれから息子への想いとしての「私が守ってあげる」と「あなたのこと大好きだから」になってるのは、どんな暴言吐かれても関係ない、人を殺してもとにかく後始末という状況と考えると母の愛とは切ないなあ…と思わされたよ。「埋めるのよ、こういう時は埋めればいいんだよ…」ときたもんだ。おおお…
そういや安堂が留美の匂いが落ち着くって言ってたの、赤ん坊が母親の匂いを好むってことなのかな。クズだと思ってた安堂がそこまでクズじゃなかったことと、親子だとは知らなくても留美を守ろうとしたことは救いだよ。
そして寺角はもちろん死んでいいよ。今までやったことを考えてもあいつほんとクズだし、これでやっと、6話目にしてやっとモンテクリスト真海こと柴門暖の復讐がひとり叶ったわけですね。
あとはまあ信一郎と未蘭の恋は実ってほしいなあ。未蘭ちゃんがあの継母に殺されないように…!
大倉が涙を流している映像にいろんなキャラのセリフをかぶせていくだけの予告は渋いなー