テレ朝：http://www.tv-asahi.co.jp/lvsp/ 東映：http://www.toei.co.jp/tv/lupin-vs-pat/index.html
脚本：香村純子 監督：杉原輝昭
『ドジっ子親子かよ』
ええっ？いくらなんでも未成年18歳の娘を若い男性二人しかいない店の住み込みバイトにOKするって、親としてどうなの？オレの常識がおかしいのか。
まあルパパトがこういう基本的な設定がガバガバなのは今にはじまったことじゃないんだけど、起こったことだけを楽しむというティーンのようなお気楽脳じゃないのでその辺はそもそもちゃんと世界観や設定で、ある程度の説得力はもたしてほしいところ。ぶっちゃけドラマとしても番組としてもこういう構成というか展開はあんま上手いとは思えねえ。てかもう番組自体半分過ぎたのに未だにストーリー的に何かが展開したって気も全然しないし、ここんとこずっと1クール目のテンションにしか思えない。どうなってんの？
まあ今回はストーリーも「初美花のお父さんがやってきた」、それはなぜかと言うと「今日は初美花の誕生日だった」ってだけの話で何の捻りもなかったし。
どうせならそこで魁利が初美花の彼氏だと思ってたら誤解だった、ギャングラーに襲われて警察に情報提供をした善意の一般市民のおじさんが実は初美花パパだと知った咲也が思いっきり空気を読まず売り込みに行く…くらいのドタバタコメディは見せてほしかったところ。咲也ってバカだけど思ったより常識的だから、まあ親に対してそういうことはしないとは思うけどｗ
しかもルパンチームって仲間じゃないのはわかるんだけどそれなりの時間がたってて一緒に住んでても誕生日のことすらお互い興味が無いってどうなのか。
そういう関係じゃないにしてもそれとこれとは別の話な気がするし、逆にいえばよくそんな状態でチームワークが成り立ってんなあ。
また各自目的が失ったものを取り戻すためとはいえ、そういう関係でいいと思える人間がたまたま3人揃うってのも偶然にしては作為的な気が。まあそもそも選んだのはコグレさんなわけだけど、ザミーゴが消滅させた人間はたくさんいたはずなのになぜ魁利・透真・初美花の3人だったのかってのはあるのかなあ？
ともあれ毎回のお話が話を見せること自体が目的じゃなく、結末に向かうストーリー展開のための装置でしかないからこんな捻りのないいい話でもOKってことになっちゃうんだよなーとしか。
オレは番組として「面白いストーリー」を見たいんだが、それはもう無理なのか。
そんな中に何の脈絡もなくつかさたんが、なぜノエルは自分が作ったコレクションを使わないのか？ということに気がついたよ。そこ気になるところ？
まあそれはそうとして冒頭はパトレン後半のメインはルパレンで、役割分担としてはうまく展開してたとは思った。
つまんなくはないってのが一番困るんだよな。つまんなくはないけどすごく面白くもなかったとしか。
予告。
今週のルパンPart5が銭形のとっつあんが記憶喪失になる話だったのにｗ
来週はぜひともハジけたやつを頼みたい。
