そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダージオウ#2「ベストマッチ2017」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/zi-o/ 東映 https://www.toei.co.jp/tv/zi-o/index.html
脚本:下山健人 監督:田崎竜太
『展開、早すぎ…』
 
TTFC限定の補完計画1.5見たんだけど、ゲイツもウォズもキャラ定まってないってことで?特に一見秋山蓮に似たクールツンデレに見えるゲイツが結構なヌケサクなのは狙ってるんだろか?(苦笑)

それはともかく、全体に詰め込みすぎだしツッコミどころ多すぎだし何が何やら分からん!初回エピとして見せ方がややこしいのはどうなのかと。これビルド世界はどうなってんだ?
ナチュラルおバカな(いいとこではあるけど)下山脚本と雑な田崎監督演出はベストマッチじゃなーい!混ぜるの禁止!
それ以前に歴代ライダーが怪人で敵になるって結構キツイな。しかも今のところキャストはオリジナルだから逆に本物感マシマシだし、世界を破壊されるよりわかりやすく酷いよ。
最終的にジオウにライダーの力を持っていかれたら彼らはどうなるの…と思ってたら、ライダーの力がないと桐生戦兎じゃなく葛城巧になるんだ…そうか…

そもそも レジェンドライダーの客演以前に、ジオウ自体の設定とストーリーは全然語られてないし、そのせいでストーリーの基本設定があやふやすぎるんだよ。(ビルドが番組自体の掴みだとしても)
そして各ライダーがいた時代でタイムジャッカーがアナザーライダーを創ると正史のその番組のライダーがアナザーに成り代わってしまい、本物のライダーの力は(今回はとりあえず)ウォッチに吸収されジオウのものになってしまうってことか。
んで当然次回以降説明はあるんだろうけど、初回に王様になりたい主人公と彼を歴史通りに魔王にしたい謎の預言者、彼が魔王になるのを止めたい未来から来たレジスタンス勢、彼と別の王を立てたいタイムジャッカー勢を全部出すのはあまりに詰め込みすぎ。
今の所魔王になるのが正史だから正しいのは預言者のウォズってことになるけど、各々の意義と正しさがまったくわからないからちょっと混乱。真面目に見てるほどに混乱するんだよ。
特にタイムジャッカーはアナザーライダーを創ることがどう別の王の擁立に繋がるのか(主人公を邪魔するってことだと思うけどその因果関係がわからない)、主人公をなきものにしたいならレジスタンスと同じだけど、レジスタンスはじゃあ何ならいいのかと。主人公じゃなくても魔王は全部反対なのか、じゃあタイムジャッカーが擁立する王は魔王なのかそうでないのか。預言者はタイムマジーンを使わないのに神出鬼没なんだけどどういう存在なのか、あまりにも設定が全てにおいてあやふやスギナ上に、主人公が最初から頭おかしいんで誰を信じていいのやらというカオス状態。主人公も信用出来ないんだよ?どうんすんのかw

今回のエピソードはビルドだけど、ウールが怪人を作ったのはビルドがいた2017年だからその2017年に行かなければ アナザービルドを倒せないって話だったんだけど、まずそのお約束自体がよくわからない。
日付テロップ演出があっても現在と過去の行き来をしすぎてて(その上で世界もパラレルっぽいし)よくわからなくなるんだよね。電王のときって確かそれを回避するために過去にいくのは制限してたんじゃなかったっけ?
しかも2017年のビルドそのものがオレたちが去年見てたビルドじゃないよね。
いや理系のビルドに対してバスケ部員を捕まえて体育会系のアナザービルドってのはシャレがきいてると思うけどw
まああの世界にスカイウォールはなさそうだったから、これたぶん単純に仮面ライダービルド(と相棒のクローズ)というヒーローが世界支配を狙ってるファウストという組織の敵怪人、スマッシュと日夜戦ってる…っていう世界観だよねえ。そもそも過去に飛んでもビルドの世界やエグゼイドの世界に行くわきゃねえ…というね。
ディケイドのときみたいにその世界そのもののオマージュにいくんではなく、逆に番組そのものを扱ってる風なんだけど、見せ方としてはヒーロー番組という概念に近いというか。いや次回以降見てみないとどういう世界観なのかはまだわかんないけど。
 
そうなるとそもそもビルドもクローズもいなかったってことになって、そこに残されるのは桐生戦兎にはならなかった葛城巧と、戦兎じゃなくてもなぜか相棒になってる普通の人?の万丈龍我だったと。
でもこれだとタイムパラドクスものによくある修正して正史に戻す方式じゃなく、改変されたアナザーな歴史ごと正史も改変してしまうのがモヤっとすんだよ。補完計画で戦兎=巧が言ってたように「番組ごとなくなる」わけで。
それ自体はものすごい下山脚本の斜め上の頭の悪さ(いい意味で)なんだけど、上手くこの設定とストーリー展開に生かされてないのが何だかよくわかんないことになってんじゃないのかなあ。
だいたいアナザーが倒された瞬間”だけ”「ビルド」の桐生戦兎と万丈龍我が戻ってくる、変身するのは巧じゃなく戦兎だってのを字幕で確認する始末…いやわからなくても問題ないのか?そんなわきゃねえ。
それ以外はライダーには変身しない葛城巧と万丈龍我だというならそこを見せてくれないと…ビルドだという認識がある戦兎なのか巧なのか、はたまたそれすらないただの天才物理学者でツナ義ーズファンの葛城巧なのか、よく考えればわかるけどパッと見ではっきりしなくてモヤモヤするよ。
しかも2017年に生み出されたアナザービルドの影響が2018年に響いてるから巧と龍我はライダーじゃないしnacitaは秘密基地じゃないんだよね?
そもそもアナザービルドが現れる前と後でどれくらい世界が違うのかまったくわからないのが問題なんだよ。
田崎監督の演出はアイデアとしては面白いときもあるけど、基本見せ方と解釈が雑なんで信用できねー。他の監督ならもっと上手くやれたんでは…と思ってしまうよ。(オレが田崎監督を信用してないのはカブトの時からなんで根深いですw)

それはそうとして、ビルドの扱いは想像以上にBL風味で、下山さんはサービスし過ぎなんじゃないかなあw
過去世界の万丈と戦兎とビルド、
「ああ…俺、ビルド。お前クローズ。ベストマーッチ!」といって抱きつくアナザーさん。
「なんだ?気持ち悪ぃ!」という万丈に
「ちょっと妬けるな」と戦兎。
「 はあ?」ドウイウコト?ヽ(゚□゚;)ノ
そしてビルドの力をまとうジオウの変身と必殺技、あの小難しい数式が「よく分からない式」「記号だらけ」「理解不能ー暗記不能」「1年生の時習ったやつ」「むずかしい数式」「ルートが入ってるやつ」というビルドの難しい数式の変身が物理や化学の理系ダメ主人公によって概念の認識になって頭の悪い感じになるの、とても下山チックでいいww
戦兎と万丈の「なんか違くね?」「最悪だ」もとても戦兎と万丈で良い(笑)
しかしこの世界の戦兎と万丈がとても仲良しなのはわかった。あの分じゃあ新世界でも一緒に暮らしてそうでとても良い(真顔)

まあディケイドの時は世界の破壊者って概念自体がよくわからなかったけど、今回はその結果をだけを見ると相当世界の破壊者だし今まで平成ライダーを見てきたファンや視聴者に与えるダメージがデカすぎる。
19作品×2話1エピで2クールの終わり頃にはいったんケリがつくのか。そうやって歴代ライダーの歴史を遡っていくんだろか。
未来でオーマジオウのやってることが、実はアナザーライダーに捻じ曲げられた歴代レジェンドを正史に戻すってことだった…ぐらいはやりそうな気がするってなるのかと思うけど。
あとなんとなくありがちな展開としては、今回の祭りと作品の性質からしても奪った平成ライダーの力をまとめて次の世代のライダー世界を作るとかブレイクスルーにしたいとか?それにしても未来が50年後ってのは中途半端に遠いな。ソウゴだって今はそんなじゃなくても50年経てば考え方も変わるんでないかな。てかそれってどんなウラシマンw

ところで今週ゲイツツクヨミが立ってたお寺の山門ぽいとこ、あえてゴーストの大天空寺風なとこにしてんのかなあ。ゲイツが使ってたのゴーストだし。
今のところ気になるのはウォズさん。なんかブレなさを感じる。現場では要潤って言われてるみたいだけど、顔立ちの雰囲気は佐藤健に似てると思うんだよな。
 
予告。
ええ、ツクヨミゲイツもソウゴと同じ高校生(偽)になるの?それTVの予告には入ってないのに公式の予告では見せてるのズルいwww
そして東映公式の白倉さん、OBの客演メインって結構な割合で歴代キャストを呼べる算段がついてるの!?(さすがに全員とは思ってないけど)しかもライダーになってなかったらのif 世界ってハードル高すぎ、いや楽しみすぎる。
 
ライダー補完計画2.5@TTFC
ああこれ、毎週見ないといけないやつや…!w
朗読で本人がメタ視点で解説するの、余計に何がなにやら!wしかもエボルトの遺伝子がない万丈はエビフライが乗ってないだと!?じゃあエボルトの遺伝子の実態はあのエビフライだってことか??
そしてさすがに限定コンテンツで世界のルールを説明するのはなしだよ。Nacitaだよ。(あくまで会員限定の先取り情報という位置付けだと思うけど)