そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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昭和元禄落語心中#3「迷路」

https://www.nhk.or.jp/drama10/rakugo/
監督:小林達夫 脚本:羽原大介 原作:雲田はるこ
 
いつも隣にいる仲良しがめっちゃ上手い…というよりあまりに強烈に「自分」を持ってるカリスマだとどんなジャンルでも辛いよねえ…というお話か。しかも下手に才能があればなおさら。
一番の問題は居場所がないってことと誰のために落語をやるのかがわかってないのであるから、たぶん菊比古が初太郎と同じ経験しても根っ子が違うからどうにもだとは思うけど。
懐こい初太郎の気性だからこそ戦争慰問の曼殊の地獄も女遊びも芸の肥やしになる
傍から見てるとわかるんだけど若いうちはそうはいかないよね。
ってことでみよ吉…が役に立ったってほど役にも立ってない、結局自分で見つけた居場所は艶話と。良かったよかった。
しかし育三郎は確かに演技は上手いんだけど落語がすごく上手くは思えないのは何でだろう?落語だけなら岡田将生の方が上手くね?気のせい?演目のせいなのか演じ分けなのか、山崎育三郎は初太郎の演技込みで魅せるなあと思うし、岡田将生は落語云々でなく、あの覚醒前が演技なら上手いなあということで。