そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

天気の子

原作・脚本・監督 新海誠
https://tenkinoko.com/

 

君の名は。」が歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督が、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択しようとする少年少女の姿を描いた長編アニメーション。
離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。
兄に愛されすぎて困ってます」に出演した醍醐虎汰朗と「地獄少女」「Last Letter」など話題作への出演がひかえる森七菜という新鋭の2人が、帆高と陽菜の声をそれぞれ演じる。そのほかの出演に小栗旬、本田翼、平泉成梶裕貴倍賞千恵子ら。「君の名は。」に続いて川村元気が企画・プロデュース、田中将賀がキャラクターデザイン、ロックバンド「RADWIMPS」が音楽を担当。RADWIMPSが手がける主題歌には女性ボーカルとして女優の三浦透子が参加。

 
とりあえずメモ。ネタバレな感想はまた後で。
 
あんまり期待してたわけじゃないけど、なんか予想外に面白かったしやりきった感すごかった!
程よく中2感もありつつストーリーもファンタジー度合いもアニメーションの美しさとリアル感もばっちり完璧!これを新海誠監督ひとりで(クレジット的には)コントロール出来てることは奇跡だね。
3年前の「君の名は。」はヒットするとは思ってなかったにしても若干あざといところがあったけど、今回はそういうところもあまりなく、ボーイミーツガールで設定的に世界観の嘘のつき方も上手くて、エンタメとして完璧に面白かったよ。
何より今年の東京の7月がこんなにも天候不順で各地で大雨被害(は去年もだけど)だとは思ってなかったろうから、そこにこの題材、しかも結論があれって、神懸かり的に新海監督は持ってるなあー!すごいわ。
あとどうみても胡散臭さげな人たちが思ったよりまともだったっての、自分のヨゴレ具合を突きつけられてるようでちょっと恥ずかしくなったよ。世の中はまだまだ愛に満ちてるって信じられる!w
(あの帆高をどついてたチンピラの幸せそうな家族チラ見せするとこ、わかってる~)
君の名はみたいなちょっとあれな話の方が引っ掛かりはあるんだろうけど、今回の天気の子みたいにありそうな正統派日常ファンタジーの方が好感が持てるし、意外とオレですら主人公の帆高には共感できるよ。
主人公とヒロインが「決定的にこの世界のあり方を変えてしまった」という流れであのラスト、だからこそ「もとに戻っただけ」というオチに説得力。
 
通りすがりの紀伊国屋の展開。