そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

AKIRA(4Kリマスター)

https://v-storage.bnarts.jp/sp-site/akira/

監督・原作:大友克洋 脚本:大友克洋橋本以蔵

f:id:korohiti:20200620225853j:image

 

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漫画家の大友克洋が1982年から「ヤングマガジン」で連載した同名コミックを、大友自らが監督を務めて1988年にアニメーション映画化。近未来の東京を舞台に超能力者と暴走族の少年たちや軍隊が繰り広げる戦いを描き、製作期間3年、総製作費10億円という当時としては破格の歳月や労力をつぎ込んで生み出された濃密でハイクオリティなアニメーションが国内外に多くの影響を与えた伝説的な一作。

1988年7月、関東に新型爆弾が落とされて第3次世界大戦が勃発。それから31年が過ぎた2019年、東京湾上に築かれた新たな都市=ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、繁栄を取り戻しつつあった。ある夜、職合訓練校に通う不良少年の金田と仲間の鉄雄らは、閉鎖された高速道路でバイクを走らせていたが、そこで26号と呼ばれる奇妙な男と遭遇する。その男は、軍と対立するゲリラによって、「アキラ」という軍事機密と間違えてラボから連れ出され、軍に追われていた。そこへ現れた軍によって、26号と接触して負傷した鉄雄が連れ去られてしまい……。

製作から30年以上を経た2020年、4Kリマスターと音楽監督の山城祥二指揮のもとで行われた5.1ch音源のリミックスを施した「AKIRA 4Kリマスターセット」が20年4月23日にブルーレイ発売。それを受けて同年4月3日から全国のIMAXシアターで劇場公開。同年6月5日から通常の劇場でも4Kリマスター版が公開。

1988年製作/124分/PG12/日本
配給:東宝
日本初公開:1988年7月16日(「映画.com」より)
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4月公開がコロナの自粛要請で伸びて、もちろん観たいとは思ってたけどすっかりタイミングを逃したなあと思ってたけど、観といてよかった。

てか木曜日で IMAX 上映が終わってしまってとても残念。そして今回の上映が4Kリマスター版ソフトの発売記念だと見終わってから知るw

もちろん原作は読んでる、映画は公開当時も観たしテレビサイズでも何度か観たけど、今手元に原作コミックスがない状態。おかしいな、原作持ってたと思ったのにどこいったんだろ(それすらあやふやなのはなぜ?)

 

当時劇場で観たはずだけどやはり今の劇場でみるとまた違うな。改めて観てもAKIRAはやっぱりスゴい!

AKIRA以降、もちろんメトロポリスとかスチームボーイとかも見てるけど、やめときゃ良かったね…という感想です。ショートピースも案外普通って感じだったような)

いや今きれいな映像で観たから余計にそう思ったのかも?さすが4Kリマスター。

アニメーションの作画も演出もハイレベルでハイクオリティすぎ。画面がきれいなのもあって今の最新アニメと比べても全く遜色ないよ。ああ、絶対的にIMAXで観たかったぜ。なぜ先週中に行かなかったのかオレ。(いろいろとっ散らかってた)

マジで31年前のこの時代にすでに作画も演出も神レベルだったということを改めて思い知ったよ。日本のアニメは世界一ィィィ!AKIRAすげえ。

若い人が見ると古さを感じるかもしれんだろうけど、この30年を知ってるせいかこの劇中の2019年にはそこまで違和感ないんだよな。まあ明らかに画面にないのはスマホ(携帯)と最新コンピューター&IT技術くらいか。ああインターネッツがない世界よ。

80年代に戦争?でいろいろリセットしても、その後できた首都の雰囲気は暴動とテロ意外、今とそんなに変わらないとは。(そういや地方とか世界とかどうなってんだろね)

東京湾の埋め立て技術さえあれば30年後に東京湾にネオ東京できるかもなーと信じられる、30年経って思うのはそこかよ、みたいなw
原作ではもっとエピソードいろいろあったなあくらいの認識だけど、それでも原作者が脚本も監督もやってるせいかストーリーも2時間でコンパクトにまとまってて良い。

最近あまり見ないプレスコでフルアニメーションに近い密度の高い作画とドンピシャな演出は飽きなくてアニメーションて楽しいなーと思い出したよ。バイクチェイスシーンの演出の上手さと作画の細かさよ。作画が細かいのは全編に渡ってだけど。最近のアニメで何でもかんでも神作画っていうのはあんま好きじゃないけど、2時間全部が神作画って凄すぎるだろ。しかもアナログだぜ?

枚数が多い(動きが滑らか)というフルアニメーションの文脈でない、動きとしての想像力を持った作画はもしかしたら80〜90年代ならではのクオリティだったのかもしれないけどさ。(2000年代以降にはまたそれ独自のクオリティはもちろんあるけど)

あとはとにかく劇場で聴く…というより感じる5.1chサウンドの大迫力か。あの独特の音楽をあの音場で聞いた時ちょっと感激したw TOHOシネマズの音響はシネコンでもかなり良いよね。

4Kスゴイなーと思ったのはと、なんか家でレンタルや配信で見るのと違って画面がきれいというだけで今感が出るんだなあってのが発見でした。思った以上に時代感がなかったというか、古さ感じなかったんだよなあ。なんでだろ?