そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーセイバー#1「はじめに、炎の剣士あり。」

テレ朝 https://www.tv-asahi.co.jp/saber/
東映 https://www.kamen-rider-official.com
脚本:福田卓也 監督:柴崎貴行

『これが俺の戦う力、みんなを守るための力、俺の剣!』

 

ジューシーパネェ!(違)ヤバすぎるんですけど!

ゼロワンため込んでたせいでセイバーの情報何も入れてなかったんだけど、初回から予想以上に面白そうだったよ!普通にワクワクする!ビバファンタジー異世界

ぶっちゃけ脚本がゴーストの福田さんだからって、主人公が1話で死ななければそれでいい…とか思ってたけど、主人公思った以上にイケてる。てか一回死んだ(つもり)のはヒロインだった(違)

剣繋がりってことはないけど身長187cmという剣崎一真椿隆之以来の高身長主人公。ファッションもシャレオツでカワイイし演技もそんな問題ないし文句なし。オシャレっぽいのにぺこぱみたいなツッコミするの面白すぎw(というかわいもぺこぱ好き)

演技も安定してるし、叫び声はちょっとアレだったけど「変身!」の掛け声がカッコ良かったので全く問題なしです。てかアフレコが上手いのかな?むしろ変身後の方がソツなくこなしてた気がするよ。(撮影の方が先だもんな、演技は緊張するよな)

 

初っぱなからいきなり変な緑の髪のおっさんが物語を語りだすし、世界観はぶっちゃけプリキュア。完全にプリキュア的。と思ったらー怪人は完全に戦隊ノリだったー、だったら巨大化すればいい(するし!)

記憶喪失でライダー大戦みたいなシュチュエーションを夢に見るとか(@ディケイド)、「覚悟を超えた先に希望がある」は「俺が最後の希望だ」(@ウィザード)みたいだし、敵にブラッドスターク(@ビルド)の色違いみたいな人いるよ?

敵だと思ったマコト兄ちゃん(@ゴースト)みたいな青い人は味方だった。完全にゲイツ(@ジオウ)ポジション。飛羽真のこと普通のホモサピエンスって2号さん何者よ。ホモサピエンスじゃねえってことか。てかファンタジー世界で生き別れになった幼なじみの女の子は青い2号ライダーの妹じゃないよね?

とかいちいち既視感なのは単にオレが平成ライダー史を重ねてきたからか。

 

それより本の世界は洋風ファンタジックなのに、武器の名前や必殺技が全部和名なのどう見ても鬼滅の刃の影響?オレ的には烈火剣って言われたらサムライトルーパー!って言っちゃうけどw(正確には火炎剣烈火)(だって主人公の名前が“トウマ“だし>天空じゃねえ)

異世界洋風ファンタジー世界なのにソード斬りが火炎十字斬でキックが火龍蹴撃破って、イメージ違いすぎんだろ。世界観大丈夫か?

というか、ソードライバー、ドライバーが剣!赤いドラゴンとか龍騎かよって思ってたらやたら凝ってる変身シークエンス。これ毎回やるの!?柴崎監督頑張ってんなー。メッチャカッコイイ!好き!

全体のテイストは魔法っぽくてウィザード…?と思ってたら片裾だけヒラヒラしてるし回るし、そういやセイバーのデザインも落ち着いてじっくり見たらなんとなくツートン感が仮面ライダーダブルというか色味はドライブだし目元はキバというか、あらゆるところにツッコミ上等すぎる。カッコイイけど!

令和のゼロワンの方が明らかに色もデザインもスタイリッシュでカッコ良かったんだけど、その反動なのか、このてんこもり感は。てんこ盛りといっても電王クライマックスフォームではないけど。あの肩のドラゴン、喋んないよね?

そして主人公、偶然巻き込まれて変身したわりには初っ端からものすごい戦えてるけどどういうことよ。作家で本屋なのに主人公身体能力高すぎだろ。というか記憶喪失なのにあの状況で全く動じてないのがおかしいでしょ、というか安定感。(もー今回ツッコミには全てぺこぱの松陰寺で対応)

変身前も剣豪なの?(たぶん違う)でもアクションがかっこいいならそれでいい。ゼロワンとは中の人変わったよね。アクションがちょっと違うよ。

おまけに変身時にドライバー音声が物語を語り出したぞ、大丈夫か!?いやそれ以前にそのベルトに刺さってる本!本の位置があまりに不安定で怖いよ。戦ってる間にぶっ壊れそう!

本の中のバトルフィールド、対戦ゲームみた井出すごいんだけどこれ毎回やるの?なんか何もかもがゼロワンから大きく方向性変わっててすごいな。全体的にはこういう大嘘ついたリアリティがあるものの方が好きなので、1話目からグッと心鷲掴みされてますよ。

プリキュアすぎるのはさすがにやりすぎかなあとは思うけど、この辺の加減は難しいね。戦隊テイストはあまりにまんますぎて誰か止めなかったのかよと。詰め込みすぎだろw

 

とりあえず1話をすでに3回くらい見てツッコんだけど、令和ライダーとしての評価ポイントは子供たちに対するメッセージ性がちゃんとあるってことかなあ。

平成1期は白倉プロデューサーのせいか割と年齢層高めの大人の視聴に耐えられるような主人公のアイデンティティと正義みたいなテーマ性があって、作品が変わってもそのテイストはある程度一貫して“仮面ライダー“の苦悩を描いて共感を呼び起こしてたよね。そこにオレたちは痺れる憧れるゥ〜ってことだったんだけど、平成2期で一部の作品を除いて大まかにはエンタメ寄り、ぶっちゃけジャンプ漫画みたいな少年漫画テイストになったのは良くも悪くもだったと思うんだ。

好きな人は好きだろうし、実際その分かり易さは今まで仮面ライダーを見てなかった人たちも呼び込んだわけだし。(まあそういう人たちは戦隊は見ないから“特撮“が好きなわけじゃなかったんだけどさ)

で、令和1作目のゼロワンはどういう方向に行くのかと思ったら全然新しくなかった上にリアルでもない、そんな手垢のついた人間vsAIというネタすら上手く捌けなくて爆沈したし。(とオレは思ってる)

でもセイバーはまだテーマは見えてないけど、少なくとも今子供だけじゃなく大人も本離れで物語が理解できない人が増えてて、さらに神の本がどんどん減ってきてるこの2020年の現実世界で、見てる子供に対して「本には世界を変える力がある。それは人々を幸せにする力だ。人は物語を作る力を持っている!」というメッセージを真正面から打ち上げたってのは素晴らしいことだと思うんだ。それは希望だよ。子供たちの現実世界での本という物語の入り口へ興味を持たせるための希望だし、この物語の展開に対する興味という大きな仕掛けだと思うんだ。

ビジュアルから受ける印象よりも主人公が思ったより浮ついてなくしっかりしてる売れっ子作家だという設定も、本という異世界の物語のストーリーに対して「物語の結末は、俺が決める!」ってのが効いててビビッときたね。

作家、図書館(書店)、異世界という設定で、敵が別の物語でこの世界を塗り替えようとする、だから(劇中の)この現実の物語を守るために戦うヒーロー、いやセイバー(救世主)だという説得力がちゃんとリンクして生まれてきてる。これを初回の1話で相当上手く見せられたってのがとても良かった。今回の第1話は上手かったよなあ。

パラレルや未来世界じゃない完全ファンタジー異世界設定、最近だとゴーストとか鎧武、戦隊だとジュウオウジャーあたりかな、オレは毎回何が不満だったかって、物語や世界観設定、主人公の出自に大きく関わってるのに異世界が単なる設定上の書き割りにしかなってなかったことなんだよね。ここはちゃんと意味のある異世界を望みたいです。せめてプリキュアレベルで。

ああ本当にこの期待を保ったまま1クール目を無事に迎えてほしい。ベタ褒めしたオレのためにも!w

 

ソードオブロゴスの仮面ライダーたちにも期待。敵の魔人メギドたちにも期待。あの自動書記装置?カッコよすぎる。

主人公がしっかりしてるせいかあまりにチャラついてる担当編集者、芽依ちゃんの素っ頓狂さにも笑う。今んとこイラっとしないギリギリw友達と遊ぶために作家に締切より早く原稿上げさせるとかパネェ〜けどむしろ早めに原稿ゲットする危機管理能力が優れてる!(否定しないボケ)

 

あとオレ的には音楽が山下庸介@マジレンジャーなのは嬉しい。華やかファンタジー感といえば山下さん!

誰!?って緑の髪のお前が誰だよ!?

エンディングダンス!やっぱり戦隊やん!え、敵じゃないの!?2号?むしろ夏映画のゲストはぺこぱの松陰寺にして主人公と二人で漫才やってほしいw

 

 

予告。

え、もう仮面ライダー異世界の謎が明かされるの?早いな!