そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

大豆田とわ子と三人の元夫#3

https://www.ktv.jp/mameo/

脚本:坂元裕二 演出:池田千尋

 

今週の大豆田とわ子。

・「全俺が泣いた」www

・被写体として松たか子が最高なのは当たり前すぎるくらい当たり前

・「人の嘘を補完し始めたら騙されてる証拠ですね」

 

大前田とわ子の視聴率が良くないらしい。

内容が濃すぎて集中を強いられるからついていけないと言うことらしいけど、思うに普通の人からしたらこのドラマをどういう風に笑っていいのかが分からないのではないかと思う。

一般的に女性のバツイチと聞いたら(本人に問題がある場合もあるが)何かいろいろあったんだろうなあ…と思うし、バツ2と聞いても多少微妙な思いを持ちつつ、まぁそういうこともあるよねと大人の対応をすると思う。

ただバツ3となるとさすがにそれはもうそのことは不問、もしくは笑い飛ばすような話ではないかと思うのだ。特にドラマの場合。

なのでこのドラマの視聴態度としてはそうすることが望ましく、人生の教訓を幾ばくか含んだビターなコメディと受け止めて登場人物の言動を笑って楽しむのが正しいと思うのだ。

が、一般の人の想像力は特に「これはファンタジーです」とあらかじめ言わない限り(ティーン向けの恋愛モノ以外)、思った以上にドラマの内容をそのまま受け止め、その結果バツ3の松たか子というヒロインに素直にリアルに共感しようとして出来ない、つまり共感のしようもないし理解もしようがない=つまらない?となるのではないかと思う。

まあ普通に考えてもあのルックスと経歴の元夫たちが集ってるという一点においてあまりにも非日常だとは思うのだが。

別にネットの意見をあちこち見て回ったわけではないけど、スマニューとかに上がってくる適当な記事を見る限りたぶんあながち間違ってはない気がする。(ちゃんとした分析記事は別)

 

松田龍平岡田将生はともかくなぜ東京03の角田?な佐藤鹿太郎。最初から思ってたとおりなんだか器は小さいし苛つくし、なのにファッションフォトグラファーってどゆこと?なぜ大豆田とわ子と結婚した?と疑問だらけの人だけど、彼には彼の事情とロマンスあり。

それはたとえビジュアルが松田龍平岡田将生でなくても持ち得るその人個人の人生のクライマックスであるのだなあと(勝手に終わらせて良いものか?)←自分ツッコミ

あととわ子の部下の若いイケメンくん(神尾楓珠←シグナルで坂口健太郎のお兄さんだった子)、そんなんじゃどこに行っても同じことの繰り返しだろ~と思うオレら(オレと相方)視聴者に対してちゃんとそんな人ではない、予算さえあれば夢は叶うと被せてくる脚本よ。とわ子が見てた建築写真集はザハ・ハディドのもの。(国立競技場幻の設計案w)まあシンガポールなら叶うかもね。

今週はいつもと違うノリでお送りしました。たまたまこういうノリが出てきてしまったのでw

 

それはともかくとして角田さんは最近ちょうど良い中年男/おじさんとして大活躍で日本の芸能界の厚みとして大変良いと思う。

オレは時々香川照之に見えてしまうけど、あそこまで主張や癖が強いわけでもないしw