そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

009-1#8「昨日の暦」

http://www.tbs.co.jp/anime/009-1/
ミレーヌイーストからの亡命者だってのはどっかで言ってたような気がするけど、自由を求めて亡命して、結局スパイ…というのは自由なんだかどうなんだか。両親が生きてたらまた違ったかも知れないけど、結局は「ちょっとはマシ」というだけの違いでしかないのは皮肉かも。
能力は高いけど感情面で甘いという諜報部の幹部達の指摘は、こないだの「POP」の後だと重いなー。感情がスパイにとっては全く不必要な物であるといいながら、ミレーヌの仕事っぷりは相手の感情の揺れにつけ込むことが多いんだよな。駆け引きと言ったらそれまでなんだけど、スパイって大変だ。
今回のかつて自分を助けてくれたスパイ、ネルソンの始末はナンバーゼロは判っててやったんだろか。むしろあの状況だと、ミレーヌ自身はそんなにのっぴきならないわけじゃないから、少なくとも人を殺すことに躊躇いがあるわけじゃないし、どっちにしろ二人一緒に始末するのは温情のような気がしなくもないけどな。
自由への案内人だったネルソンを始末しなければならないのは、本当に自由のためなのか。やっぱりスパイは大変だ。
他の幹部の言うように「憎しみ」を理由にするのならともかく、「自由」という呪文の為だけにスパイを続けるのは、ミレーヌにとっては結構危ういような気もするな。