そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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009-1#9「復讐」

http://www.tbs.co.jp/anime/009-1/
タイトルがこれであの展開…だとやっぱりノーマンは殺されたエージェントの兄弟だろうなあと簡単に想像はつくんで、双子だとか腕の話とか、顔を変えてまでスパイに…という話を聞いてあの結末だと哀しい話だなあ。
と、それはいいんだけど、そんな心優しかった兄がなんでイースト側のエージェントになんかなっちゃったのか。結局ミレーヌに殺されたのだって、ミレーヌの方が非情だったからなんだけどな。今までよく生きてこられたよな、兄。腕はいいんだろうけど。
ところでなんか変なんだよな、この話。ストーリーが簡単すぎるというか、どうもあまりに語られてないところが多すぎるような。
ミレーヌがいた場所は当然ウェストなんだけど、ノーマン達もやっぱりウェストの人間だよな。どうしてお兄さんはイーストのスパイやってんだろう?奥さんは旦那が通ってた大学も生家も知らないみたいだったから、ひょっとして弟はイーストからの亡命者か?でもそのわりにあの文脈からだと、大学はともかく生家は本物っぽいし、生まれた街って言うのが本当だとすると…片親で苦労したみたいなこと言ってるから、むしろあれか、腕の手術云々でかかった費用をイースト側が持って、代わりに兄がスパイになったのかなー?だとしたらなんて弟思いの兄なんだ。でも弟はそんな兄のおかげでなんの苦労もなく結婚し、普通に幸せな生活を送ってたんだよな。結局兄の復讐も果たせず死んじゃったわけだけど。(まあ単に兄が何かあってイーストのスパイになっただけ…てことも考えられますが、この話の意味を考えると弟絡みだとしか思えません。大体弟は兄がスパイだってのは知ってるんだよなー)
『エージェントの末路はあんなものね』とはいうものの弟はスパイじゃないし、可哀想なのは何の事情も知らずに残された奥さんと子供ってことだよなー。兄の気持ち結局ムダに。ミレーヌの最後の涙はちょっと哀しいな。