そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

暴走スイッチ設定

結局なんだったんだって気がしなくもないのが、35〜36話の暴走スイッチと立川大吾の存在なんですよね。
ひよりの設定が大幅に変更したんじゃないかというのは以前にも書いたんですが、じゃあ失われたひよりの物語とは何だったのか?
ひより絡みの本来の展開予想は以前書いたんですが(これの中盤あたり)、ざっというと
・1クール目が終わってひよりが天道の妹だと判る
・2クール目、どうして天道がそれを明かせないのかという展開
・その明かせない秘密は、ひよりがワームだということ
なんですね。まあここで失敗したから物語の展開が収拾付かなくなってきたと思うんです。(詳しい話はリンク先を参照)
じゃあ、ひよりは何者なのか。ひよりはネイティブだとは言うけど、サナギではなく最初から成体っぽかった。そもそもそれはネイティブが擬態した妊婦から生まれた赤ん坊が育ったという特殊なネイティブだったから…というのは想像に難くないわけです。間宮麗奈が調べたいといったのもそのせいだとすれば納得がいきます。
それともう一つ、立川大吾の存在。立川さんはなぜ出てきたのか?
今までは人間に紛れて暮らしていたはずの立川さん。ネイティブという存在を番組的に印象づける役割ためでもいいんだけど、この話で何をしたか?
・ライダーの役割を把握していた
・人間の味方。戦いを好まないというのも本当
・でもいざとなれば変身出来る。(他のネイティブは出来ない?田所さんは出来なかった)
・35年前のマスクドライダー計画のファイルの中身を知っている
・ワーム・間宮麗奈に狙われてた
ZECTがワームから守る存在(ZECTが守るというのは即ちネイティブが守るということ)
・その立川さんの行動の目的は天道にひよりの居場所を教えるというもの
・各ゼクターを操れる。たぶん全ライダーに変身(擬態ではなく)出来る
・握手しただけで神代剣がワームだと判った(他の人の描写がないため特別なのかどうかは不明)
・彼が現れると同時にカブトの暴走スイッチが入ってしまった
その辺から想像すると

  1. ひよりは特殊なワーム。暴走設定に絡む立川がひよりを天道のもとに返すという行動をとってる以上、その存在は暴走スイッチと関係してた可能性がある。暴走を押さえる役割があったのかも。だからあえてカブト(ガタックでもいいけど)の装着者の身内にした。そうすれば必ず装着者は身内のネイティブを守るために行動するだろうから。
  2. 立川が味方だという根拠は、日下部総一がネイティブの擬態でありながら天道少年に暴走スイッチのあるベルトを渡したということを考えると、根岸の「全人類ネイティブ化計画」に反対している(少なくとも賛同はしていない)ネイティブがいるということ。田所さんもそうだし。
  3. 彼がライダーに変身出来るということが彼だけの特殊な能力だとすれば、彼自身がライダーの開発に関わっていたのかも?(意図不明)
  4. 立川は35年前のファイルの中身を知っていたから、マスクドライダー計画に関わっていたネイティブという可能性も。完全に味方だとすればひょっとしたら暴走スイッチを知っていたのかも知れない。どちらにしてもひよりを天道のもとに返すことが望ましいと思っていた。(そうすれば暴走スイッチは作動しない?)
  5. ワームに狙われていたということはその立川の行動がワームに取っては好ましくない、つまりひよりを天道のもとに返す(暴走を押さえる)という立川の行動はワームに取って都合が悪いことだった。ということは、カブトとガタックの暴走スイッチはネイティブに向けてのもの。ワームに取っては暴走してネイティブを倒してくれればその方が都合がいい。

陸が天道に赤い靴・暴走スイッチのことを語った時点では天道も視聴者もワームとネイティブの区別はついていないから(というかネイティブって何だというレベル)これは完全にミスリードを誘っていて、陸のいう「ワーム」とはつまり「ネイティブ」と考えていいのかな。MR計画にかんでるのはネイティブだしな。陸や総一からしたら、ワームはもとよりネイティブも人類の敵であることは織り込み済み?
赤い靴が暴走をはじめたら犠牲になるのは明らかにひより(ネイティブ)だと言ってたし、陸にしてみればひよりが倒されることになっても何の痛痒も感じないといわんばかりのイヤらしい笑い方してたしな。
そのわりに41話で天道に「君に怨まれても仕方がない男だ」というのはひょっとしたらひよりのことなのかな?

眠くなったんで、今日はこれ以上考えられないよ。てことで。