久し振りに何でもかんでもカブトにこじつけ考察でやんす。「スティール・ボール・ラン」の8〜9巻辺り。(溜めててたんで今読んだ)まあJOJO的世界はカブトと結構被ると思ってるし、オレの中ではまだカブトは終わっちゃいませんぜ。
でさ、連載開始当初はどうしたもんかなと思ってたけど、今思うにやっぱりジャイロ=天道、ジョニィ=加賀美でいいじゃん、イーじゃん、スゲーじゃん。
まあジャイロのレース参加の理由を考えると、主人公でありながらいろいろ複雑なキャラだし、荒木キャラらしく「正義」の有り様が独特というか、やっぱりオレ正義だしね。しかもクールに見えて実は熱いってとこもレース参加の理由とともにだんだん見えてきたし。(ヘンテコキャラなのはもう言わずもがな)
ジョニィも最初は単にジャイロにくっついてきただけに見えて、だんだんただの相棒ってワケじゃないポジションになってきて、意見したり反発したり。というかむしろこっちの方が主人公と言ってもいいメンタリティを持ってるよな。実際「遺体」を取り込んでるのはジョニィだし、ジョニィの正義はまだ読者的に判り易いんだよ。ジャイロはレースの参加理由といい、本質的にはこの話の大筋には絡んでなかった「傍観者だった」んだけど、そうはいかないのが少年漫画ってやつで。
まあそう思ってたところに「男の世界」ですよ。
わりと短いエピソードで敵キャラとしても微妙なんだけど、テーマ的にかなり深いとこに咬んでそうな感じで(第5部の石のエピソードみたいな感じ)、いきなりジャイロの心の有り様を却下してみたり、ちょっと天道さん錯乱エピ的なニオイ。すぐに「納得」するのがJOJO的世界ではあるんだけどさ。
SBRの物語としては、ジャイロの成すべきことと正義、と、本来ならこの物語の本筋らしい「遺体」回収とは関係ない(今のところ)ジャイロをどれだけこの物語の正義に添わせていけるのかが今後の展開として興味深いですね。そこがカブトで上手く出来なかったところだから。
ところで、正義について迷走している白倉の伸ちゃんは、JOJO(SBR含む)を5回くらい読み倒せばいいと思うよ!何が正義で「正しい道」なのか、JOJOでじっくり考えるといいさ(笑)
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