そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゲツヨル・松本人志すべてを語る

http://www.ntv.co.jp/getsuyoru/
一応見といた。「大日本人」関係の松本の語りとカンヌのドキュメンタリーみたいな物。
松本がTVで語るのは珍しいわけではないけど、結構面白かった。松本の「笑い」に対する考えと映画を創った理由とかそんなとこかな。
松本の笑いは「哀愁のある笑い」で、それはやっぱり自分が貧乏してきた世代のギリギリ引っ掛かってるところだからそういうのが笑いだと思ってる(そういうのが好きだ)ってことで、そういうのが出来るのも自分の世代で終わりじゃないか、というとこから。あと日本の笑いは世界でもトップレベルに面白いんじゃないかということで、だからこの映画を認めさせることが出来たら凄いという意気込みがあるらしい。(でも哀愁のある笑いって頭使うからどうだろね?むしろ日本で受けなかったらそれはそれで・・・だなあ・・・)
どうしてそんなとこから入るんだろうと思ってたら、要はカンヌに持っていくってことは松本は知らなかったらしいけど、吉本の方でずっと0号以前のものを見せてたらしくて、0号試写をしてすぐにカンヌ招へいと言うことになって、本人が一番驚いたそだ。
で、カンヌに持っていったらそれはそれで受けたんだけど、そもそもがそんなことを聞いてなかったから外国人向けに作ってたわけじゃなく、フランス人に受けるということは日本人には受けないんじゃなかろうか、とか、フランス人向けには作ってない、笑いというものには賛否両論がなければ・・・とは言いながら、フランス人批評家にケチ付けられると「お前に何が判るんや」と毒づいたり、カンヌの試写中に帰る人には「どうしてもうちょっと、せめてオチまで見ないのか」とかかなり怒ってるというか苛立ってるというのが可笑しかった。
というか松本、自分はずっと日経エンタで「シネマ坊主」とかやって結構いろいろ言ってたのに・・・と思うと可笑しい(苦笑)まあそれをして「俺は言ってもいいけど、お前が言うな」だと(笑)
松本って、確か昔なんかの番組(ガキ使だっけ?)でアメリカで漫才をやるという企画をやって、いかに外国と日本の笑いが違うのかってことを身をもって知ってるはずだから、いろいろ思うとこあるのかもなあ。結構本音で喋ってた感じはあるなー。
大日本人」は面白いんだろうか?一体どんなアイデアが振ってきたんだろか?
あと一応カンヌでたけしのことを聞かれて、「意識してないといえば嘘になる、むしろ勝ちたい」といってた。本当にどういう映画なのか?微妙に楽しみではあるな。
ところでこの番組は、ナビゲーターいらないよな。演出はどうにもイマイチテンポ悪いなあ。