そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

風林火山#44「信玄暗殺」

http://www3.nhk.or.jp/taiga/
そんな冒頭からいきなり「悲劇」と言われても。といっても犠牲になったのは萩乃だったか、可哀相だけどちょっとホッとした。
平蔵のいう「義」ってなんだ?手柄を立てることは「義」じゃないよな。平蔵は武田を恨んでいるから、同じように武田を恨むであろう寅王丸の仇討ちを手助けすることが「義」だと信じてるだけで、そもそも矢崎性に入りはしたけど婿養子。当の矢崎の血筋のヒサは、普通に生きることが一番だと思ってるよ?それを言えば矢崎の旦那様の願いもその土地に馴染んで生きることじゃなかったっけ。どう見たって平蔵が勘違い立身出世を夢見て空回ってるのを、宇佐美さんに利用されてるだけだよねー。
宇佐美さんの計略に上手いことのった寿桂尼にそそのかされて、長岌こと寅王丸が信玄を暗殺しにやってきた。けど、そんな今の名前をそのまま名乗るなんて、抜け作もいいところですよ。信玄が気が付かないわけないじゃん?
悲劇っつーからには悲劇なんだけど、寅王丸があまりに世の中を知らないせいだよな。だから寿桂尼にしてやられたというかさ。平蔵も本当の真実を知らない故に宇佐美の言ったことを鵜呑みにしてんだけど、寿桂尼がそれを見抜いて利用したのはさすがというか、平蔵の言葉を引き取ったとこはちょっとハラハラした。明らかに嘘を言ってるのが、見てて妙に居心地悪かったなあ。なんか頑張っちゃってる感じ。
寅王丸が一人で行くって言ったから助かったものの、一緒に行ってたら平蔵も一緒に捕まってたよ。バカだなあ、平蔵。二人とも宇佐美さんと寿桂尼に上手く利用されちゃったってわけだね。
寅王丸のイカンとこは恨みが中途半端なとこか。世間知らずの上に覚悟も中途半端だからあの顛末は妥当なところだけど、とはいえ、せっかく信玄が許した寅王丸を義信が怒鳴りつけるところはなんかムカついたー。そりゃ刺されるよ、義信は。
寅王丸だって寺になんぞやらずに普通に育ってたら、義信のように一端の武士になってただろうに。といってもいくら出家したとはいえ、姉の処遇くらいは耳に入らんのだろうかね。知ろうとしないから知らないんじゃないのか、寅王丸。結局この悲劇のそもそもの原因は勘助ってことか?巻き添えになった萩乃が可哀相。ああ、酷いなあ。
ということで暗殺は失敗して次回はサクッと桶狭間
予告に爆笑!「長尾景虎」再び?いやもうこの予告だけで1分は笑えるね。桶狭間桶狭間・・・!!


それにしても、寅王丸の役者さん、顔立ちはキレイなのにあまりの棒読みっぷりに驚いた。このドラマでこんな演技を見るとは・・・その割に平家物語を語るところが意外と上手いんだけど、演技?棒読み演技なの?気になったんで調べたら柄本明の息子か。えーじゃあ、あれ演技なの?ううむ・・・(;ΘωΘ)
平蔵は相変わらずで武士になってもどうにも農民臭さが抜けないのは佐藤隆太の演技なのか素なのか。木村了がやたら上手いだけに、なにかこう・・・ううむ。木村くん、ホントに18か?

追記:

長笈の坊主頭、やけにナチュラルだなあと思ってたけど、ホントに剃ったんだ!スゲーな、柄本佑!>公式インタビュー
というか、演ってるほうも勘助が悪いと思ってたんだ・・・(笑)
え、内野聖陽亀治郎もリアル剃髪?やはり大河は役者の意気込みが違うなあ。(随分公式見てなかったなー)確かにメイクの手間を考えると剃ったほうが早いよな。