そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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オトメン(乙男)〜夏#1・2

http://wwwz.fujitv.co.jp/otomen/index.html
#1「恋せよオトメン」#2「猟奇的な親子」
思ったよりはまともなドラマでホッとした。つか原作の方はリタイヤしてるくらいなんで、むしろドラマの方が好きかも。EDの感じも原作のテイストをちゃんと理解してるしな。
そして岡田将生はやはりハマりすぎですよ!なんてカワイイんだ!(笑)剣道をしてる時は男らしく凛々しくカッコよくて、ケーキ作ったり可愛い物を見た時は優しげでたおやか!ピンクのオーラの理想の乙女!まさに「守ってあげたい!」男子No.1!
まあでも飛鳥はキャラとしてはそんなに好きじゃないから、岡田くんでホッとしたってレベルね。1人イケメンパラダイス!
それより都塚さんの夏帆が思ったより見た目可愛くないのがちょっとネック、かなぁ。(オレ的に)男らしさはちょうどいいような気がするけど、もうちょっと単純に見た目の造形の可愛さが欲しい気がする。あとはまあそれなりかな。橘の佐野和真はちょっとイメージ違うんだよなあ。もうちょっとホスト系のチャラさがあった方がそれっぽいし、少女漫画家ってののギャップが面白いと思うんだが。というか橘って一応主役コンビニかむ3番手だと思ってたけど違うんだ?なんで?あんまりあの2人をネタにした漫画描きってとこは重要視しないってことなのかなぁー。でも木村了も市川くんもそれなりハマってたし、これからお話に絡んでくるにしても期待大!瀬戸も思ったよりカワイ子キャラに見えるしな。
まあまともってのは剣道のこととか、一番肝心な飛鳥と都塚さんの内面の描写をきちんと丁寧にやってるってことで、判りやすくドラマとして成り立ってたからかな。
Pが「赤い糸」の人らしいけど、画面もああいうちょっとリアルなザラッとした雰囲気重視の安っぽくならない画面なのが良かった。これ、秋から火9枠に続くんだよね?あそこの枠みたいなペカッとした原色バリバリピンク系割り増しみたいな子供向けの画面にはして欲しくないなぁ。その点でもちゃんと話を見せようという節度があってよかった。
 
あ、お笑いキャストを使ってるのはともかく、ネタ見せ的な演出はちょっと意表を突かれたから1話目はかったるいなあと思ったけど、そういうもんだと思ったら2話目からは気にならなくなったんでいいや。ノッチとかオカシかったし、もう要するにそういうネタを見せる物なんだなw。その割に正味36分の枠でちゃんと話も進んでるし、見ごたえはありました。
基本的に、飛鳥の外見が強くて男らしくて中身が乙女、その乙女な自分を恥じて隠そうとしてるのが弱みだってことと、都塚さんの外見普通で内面が非常に男らしく、女の子っぽくないことは気にしてないくらいに豪放磊落だってことのバランスが取れててお似合いだってとこが上手く話の設定として成り立ってるんで、安心して見てられますよ。都塚さんは男だから飛鳥の気持ちには気がつかないけど、飛鳥は乙女だから都塚さんの自覚してない優しさや女の子らしさに気がついてしまって好きになる‥‥ってのも判りやすくて微笑ましいし。
1話のラストで都塚さんの「飛鳥さんを守ってあげたいんです!」に嫌みがないから、2話目で頑張り屋さんの都塚さんを飛鳥が守りたい、手伝ってあげたいって思うのもそうだよなーって思えるんだけど、その結果が都塚さんのお父さんの「良妻だ」「飛鳥くんに嫁に来てもらえ」なのが、何かが掛け違っててズレててオカシイです。そう思わせる何かが岡田くんにあるってのも(笑)
飛鳥のお父さんがニューハーフに‥‥って辺りは、それはともかくとしてお母さんの対応はちょっとアレかなあと思うんだけど、結局飛鳥のお母さんも都塚さんのお父さんも、そういう「不必要な男らしさ」を過剰に求めてるって意味では同じくらいに歪んでるんだよね。
飛鳥は乙女趣味を隠すのが当然だと思ってたんだけど、好きになった女の子が男らしすぎて、つい乙女な部分が反応して助けてあげなきゃと思ってしまうことで余計に乙女化が進んでく‥‥っていうか、それって女の子が思う「この人にはアタシがいなきゃ!」だと思うんだけど(笑)、そこが男目線じゃないとこが難儀でも、基本的に問題ないよなあ?男でも女でも相手を守るために何かしてあげたいってのは同じなんだし。そういう意味ではなんて男女平等なお話なんでしょ(笑)
橘は飛鳥のこと草食系って言ってたけど、「乙女」なのはそれとも違う気がするぞ?お父さんみたいなニューハーフは困りますが。
そういや原作のマンガを上手く使ってるのもちょっと良かった。あれ、原作では橘のマンガ(らぶちっく)って違うキャラだったよね?そのまんま「オトメン」(原作)ってとこが笑うし、上手い〜w