そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜#5

http://www.fujitv.co.jp/C-273/index.html
その日のうちに見てたのに感想を書くタイミングを失ったまま一週間経ってしまいました。 (-д-`*) 
今週も面白かったー!ていうか、いきなり村田充かよ、殺人鬼(苦笑)ネタ的には池田小事件なんだろうけどみつぅがやるとヤバイ人すぎる (^_^;)
んで終わらないと思ったら前後編か。冒頭、過去と現在の間にテロップが入ったのって今回初めてだよね?1話はともかく。未解決で終わることはない、終わらせないという内容で、こないだの神の処刑事件の深沢のケースと似てるけど、今回は刑事側の想いですね。塚本メインで「未解決事件は刑事側の負け」っつー。
んで塚本が現場で関わってた未解決な千山事件だけど、事件のあった5年前は桜木は所轄で刑事になったばっかってことで、上司の村西さん(モロ師岡)ともども、管轄区内にいたけど事件を担当してないから会ってないのか。現場で捜査に当たった刑事と事件を知ってるってだけの捜査に加わってない刑事じゃ思い入れが違うってことだけど、だからこそ深沢や塚本の未解決事件に対しての思いは意外と根深かいというか、深沢はスカしておちゃらけたけど普段乱暴な塚本は意外と真面目ってのもキャラ出てるなあw

千山事件に関連してそうってことでそれを引退前の最後の仕事と桜木を頼って再捜査に持ってくる村西さんの気持ちとか、未解決で負けっぱなしの事件をもう一度捜査出来る塚本の気持ちってのも刑事として真っ当だし、実際聞き込み捜査を始めたら動物虐待でしかないからいい加減な捜査しかしてなかった、それが現場では当たり前になってるという事実はしようがないとしても、そこに関わった被害者たちの傷ついた気持ちはなおざりにしていいものではない‥‥ってことだよな。塚本が花なんかもって千山事件のことを、しかも桜木相手に語るとか、なんか思ったよりストレートなんだよなあ塚本って。カッチョいいー。
結構複雑な話を上手く見せてるというか、杉並事件のことまで入れ込んでるし、ちょっと全部がテンション同じすぎてとっ散らかって見えなくはないけど、一つ一つのネタは丁寧に見せてくってのが前編だねって感じ。
相変わらずうっかりさんというより先走りすぎな桜木が、無能じゃないけど言うこと聞けよって感じなのもまあ微笑ましいで済むレベルだし、白石さんとの聞き込み捜査でもちょっとした見せ方がいろいろ上手い、いや犬のウンチ踏んだとか質屋の符丁とか、そういうとこで村西さんの人柄も語るってのは結構脚本の人が高度なテクニック使ってるっぽいし。谷和俊って探すとラスフレが出てくんですけど、フジは実は結構若手のいい脚本家抱えてるってことか?
でも桜木の携帯の倉田警部の名前だらけの着信記録とか、やっぱそういうとこさり気なく入れとく村上正典の演出もうまいよな。フジのドラマって脚本家は若手に面白い凝ったものを書かせて、演出はオーソドックスに基本に忠実ってほうがいいような気がするよ?映像とかあんまり凝らなくていいからさ。その方が一般に受けがいいはずだし。(偉そう)

まあネタはいろいろ仕込んでるけど、全体の流れとして事件にあった被害者たちの気持ちに事件の大きさは関係ないみたいな見せ方してるから、聞き込み先の小学校の先生の対応とか子どもたちの恐怖心、被害者のお母さんのカレーの話とか(ちょと泣けた)、動物飼育促進委員会(だっけ)の人たちの反応みたいなとこでも、ちゃんと関係者たちが事件に対してどう思ってるのかっていう気持ちの部分をいちいち丁寧に、というかちゃんとそれぞれの対応として考えた上で見せてるから、桜木たちの捜査が時間に閉じ込められてる被害者たちにとってどれくらい救いになるのかってのは、このドラマの基本通りに描写されてていいです。
その上で「宮田ゆき」と死んだ友達の名前を名乗って、解決したはずの千山事件の犯人は捕まってない‥‥という沢井春菜は何をしたのかしなかったのか、普通に考えて春菜が罪悪感をもつ理由もありそうだし、前編の情報だけだと春菜が悪意の連鎖で動物を殺して回ってた‥‥ってことになるんだろうけど、まさか前後編の前編でそれっぽく見せといてその通りなんてありえないだろうから、後編が楽しみです。いいけど福田麻由子って、可愛くなくなっ‥‥げふげふ、いや神木キュンみたいに持ち直すことだってあるだろうしな。
竹林は今回も絶好調であった。こいつのスピンオフとかやんねーかなあ(笑)「たぶん絶対零度?〜科捜研の男〜」とかいってw