そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

MANGA都市TOKYO

とりあえずツイートを貼り付けるぜ!

鬼滅扱ってないわりにグッズ売場に鬼滅グッズてんこ盛りだよ。
というか見たことないレベルでいろんな作品のグッズがクロスオーバーしてたのに、わいが見てる間に買い物してた人いなかったよ。もったいない!

鬼滅の刃10~21巻

あとでまとめるけどひとまずTwitter引用で。

やっと読んだんだよ(でも全部じゃない)

 

翌日。

いいけど進撃の巨人でも巻末おまけが学園ネタだったのに鬼滅も同じことやるのは何だかなーって感じ?まあわからんでもないけど、そういうの流行りなの?

月岡芳年 血と妖艶(前期)

f:id:korohiti:20200821005745j:plain
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/blood-and-the-bewitching
場所:太田記念美術館
会期:2020年8月1日(土)~10月4日(日)
  ・前期 8月1日(土)~8月30日(日)
  ・後期 9月4日(金)~10月4日(日)
 
最近立て続けの浮世絵展示観賞。
しかしいろいろ見にいってるわりにどうしても浮世絵師の絵と名前がなかなか一致しなくて時々取り違えるオレです。
これ見て改めて確認。


太田記念美術館の今回の月岡芳年展示は主に美人画と血みどろ無残絵の二本立て。ここはいつも小粒だけどピリリと効いてるね。できれば後期も見に行く!
有名な浮世絵=江戸時代という大雑把過ぎる認識で月岡芳年も江戸時代の人だと思ってたけど、どちらかというと活躍したのは明治だったのね。そう思って見てみるとタッチに若干洋画的なリアルさがあるような気がしたり、浮世絵版画の技術的な意味での細かさとか考えるとなるほど明治って納得かも。
しかし20代半ばくらいであんな絵描けるかと思うと気が遠くなるわ。
絵として描写が細かいのは作家の資質もあるんだろうけど、彫り師や刷り師の技術向上もあるんだろか。花魁の髪の毛とかあり得ん細さ!一体なぜそこまでする必要が?(それでいったら文字摺とかもそうだけど)
あと細かい網の目とか着物の柄の重ね刷りとか気が遠くなるわー。太田記念美術館さんのツイッターで蚊帳の網の目の解説してたけど、縦糸と横糸が別版にしてもそれを擦る細かさよ。あと細い線の彫りが凸じゃなく凹になってる?インクを線に入れて擦る凹版か。浮世絵版画の全部凸版だと思ってたよ。
 
美人画が多かったせいか着物の柄などに空摺技法(つまりエンボス加工)も多く見られて目の保養。これ考えた人すごいよねえ。写真で見ると真っ白だけど肉眼で生の原画を見ると柄が入ってるってオシャレ〜
そんな美人画を見た後で地下の展示室では血塗れ残酷絵。血の色と描写がめちゃリアルですよ。怖いー
なんだかんだでガッツリ見応えありました。

コロナのおかげか美術館はどこもそこそこ空いててありがたいやら申し訳ないやら。みんな見に行こう!
あとこの人全体に構図が素晴らしく決まっててカッコいいわー。本当になぜこんな素晴らしいものを江戸の人たちはうどんよりちょっと高いくらいの値段で売り買いして、あまつさえ包装紙がわりにしていたのか。そんな逸話はよく聞くけど、当時だって上手いものは上手かったはずだろよ???なぜ芸術的価値がないと思ってた?それともオレたち現代人が知らない理由があったのか。

JOKE~2022パニック配信!

http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/432628.html
脚本:宮藤官九郎 演出:水田伸生
 
クドカン×斗真!ヽ(・∀・)ノ
生田斗真のほぼ一人芝居、てっきりNHKの実験的リモートドラマ第3弾かと思ってたらそうじゃなかった。1年以上前からあたためてた企画だと?クドカン恐ろしいな!

何の説明もないけどそこは生田斗真だからこそというか、いろんなお笑い芸人が被るよね。
クドカンの脚本はさすが。リモートドラマかー、でも完全リモートでもない?と思ったけどたしかにこれは一人芝居という方がしっくりくるね。
しかもCMの入らないNHKならではのライブ感。(録画で見ちゃったけどさ)
演出も水田伸生だからか、どこまでが脚本指定なのか演出裁量なのかと、内容自体はそんなでもないし無理やりっぽさはあるけど、小ネタ的なものや展開にちょっとドキドキする。
小ネタってかなんでUber的な配達の子たちがみんな同じ体型なぽっちゃりさんなのかと思ったらぽちゃ好みならしやーないとか、雨天とかいうAmazon的なやつの箱でか!と思ったらちゃんと主人公のツッコミ入るとかそのタイミング!ツッコミどころがいちいちそう、それ!で笑う。

そしてホラーというならこれぞまさに現代的なITホラー。
後でTwitterタグ漁ったらまさかオチがわからない奴がいるとかそれもビックリ、ある意味恐ろしいけどさ(ながらで見てたと信じたい)
アフターコロナの世界、一人ステイホームで不祥事交番の芸人が動画生配信。もうその設定すら該当者いそうでコワイw
そのライブ配信中の予期せぬ訪問者の恐怖とか相手が誰だかわからない生電話、AIスピーカーとのやりとりの数々など、一応張られまくった伏線。
1番の大オチに繋がるのがなんでも声で操作できるアレクサとかAmazonエコー的なスマートスピーカー
スマホのOKGoogleの精度すらままなってないので本当にアレクサがあんなに言うこと聞いてくれるのと半信半疑なオレですが、(実際使ってる人は便利らしいけど)だったら「参ります」を「マイルス」とは聞き違えないだろうよと思ったり?てか好きな名前つけさせろよ>マイルス
というかそういうことではないんだろうな、実態のないものを相手にしてることに気がつかない、AIが勝手に物事を進めてしまうことこそが恐怖。つーか微妙にマイルスはシンギュラってないか?自我獲得してるよw
最後、誘拐したのは元相方だったのかどうなのか、その電話は本当に元相方なのか、と今のIT社会を理解してる人ほどドキドキする展開に怪しんでるところで、じわじわと真相に近づいていくと思わせながら現実的にはガスが、ガスがー!というクライマックス展開。さすが水田伸生、ヤバいヤバいと煽るの上手いなーと思ってたけどあそこで切るとは!NHK、あれやっていいんだ!?クドカンだからいいのか?まさかのブラックオチにビックリ!
実際近未来にありそうななさそうなAI&ITホラーだけど、なんとなくシリアスになりすぎない加減は最後は落語の「死神」のようなブラックオチだからかな。だからホラーだけどちょっとだけ滑稽。
誘拐に慌てていた主人公の恐怖は本物だけど、側から見たらそれすらも滑稽な茶番であるという怖さも含めたクドカンらしい落語的な世界観でした。
クドカン上手いなー、座布団100枚!てかきっと大きな箱に座布団が1枚ずつで100箱配送されるよ?お後がよろしいようでw

未満警察 ミッドナイトランナー#4

https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/
脚本:渡辺雄介 演出:長沼誠 原作:韓国「ミッドナイト・ランナー
 
だいぶ溜まってたから今さらですが、十分以上に面白かったんで一応メモ的に。
というか今回も脚本がちゃんと凝ってて面白かった。そして若干残念な男子校出身本間くんメインのお話w
そしてこの班から野原さん脱落。脱落って言い方はよくないか、新たなやりたいことを見つけてむしろ良かったと思う。警察は危険だし向いてない人がいるよりはさ。
今回おーっと思ったのは犯人(忍成修一)(また忍成くんは殺人鬼かよw)が逃げ込んだ巨大団地で、犯人のスマホWi-Fiプロファイルを使った部屋特定。本間頭いいー!てかこれが平成キッズクオリティか…生まれた時からインターネッツがある子たちよ…
しかも本間は部屋に積んであったスマホの空き箱の多さから複数犯人説に辿りついてるから、プロファイリングの優秀さの問題か。
そういやこのドラマ結構ちゃんと起承転結があるんだけど、“転“で犯人特定したと思ったところでさらに複数犯人という捻りを入れてくるの優秀。ちゃんと班の仲間たち(田畑グッジョブ!)が見つけたアカウントから本間がプロファイリングするってのが面白かった。
もちろん片野坂教官と柳田刑事も気がつくわけだけど、最後、また快ちん懲罰ものか?と思ったところで実は柳田が指示してましたーっての面白かった。このちょっとだけ視聴者が先回りして知ってる感があるのがドラマの流れとしてスカッと気持ちいいのですよ。登場人物の人数多いけどうまく捌いてみんなに見せ場があるのも気持ちいいし。
野原さんは去っていったけど快ちんが〜というよりはもちろん田畑可哀想…だね。食べ方がきれいだったから、というのも田畑のキャラ描写としてとても良い。
まあでもあの子ちょっとめんどくさそうだからこれでいいのだ。快ちんが引っかからなかったのもさもありなん。
そしてますますもってボカぁ片野坂と柳田コンビに期待しちゃうよ?w

すみだ北斎美術館 企画展2つ


f:id:korohiti:20200809185506j:image
f:id:korohiti:20200809185527j:image

**大江戸歳事記

https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/1045

会期6/30(火)~8/30(日) 

>>

現代の私たちは、毎年決まった時期に行われる様々なイベントを通して、1年の生活のリズムを感じとっていますが、北斎が生きた江戸時代の人々も同様に年を重ねていました。本展では、そのような年中行事に焦点を当て、北斎や門人たちが描いた当時の風俗を紹介します。150年以上前の江戸の1年を身近に感じ、先人の生活に思いをはせていただければ幸いです。どうぞ、江戸の歳事記をお楽しみください。

<<

 

**隅田川両岸景色図巻(複製画)と北斎漫画

https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/1125

会期2/4(火)~11/8(日)

>>

北斎の肉筆画の中で最長とされている「隅田川両岸景色図巻」。全長約7mに及ぶ本作の複製画を展示、その全貌を実物大でご覧いただけます。また、「『北斎漫画』立ち読みコーナー」では、北斎の代表作の1つ『北斎漫画』全15冊の実物大高精細レプリカを熟覧いただけます。

<<

 

特に企画展が目当てだったわけではなく北斎美術館に行こうということでのお出かけでした。

それでもメインは大江戸歳時記…のつもりだったんだけど、こっちは逆に江戸の風俗にすごく興味があるって感じじゃないとみっちり楽しめないかも。

ざくり見る分にはなるほど〜って感じではあったかな。

もう一つの北斎の肉筆絵巻と北斎漫画の方が分かりやすい(といってはあれだけど)楽しめたです。

そして全然知らなかったけど、肉筆絵巻、100年以上ヨーロッパで行方不明になってたって、どういうことか知りたいよ?てかよくぞ2度以上の戦争を生き延びたもんだけど、本当にどこにあったんだろう?すごいお金持ちがこっそり金庫に隠しといてたまに出して眺めてたとか?まったく記録がないのも不思議。

一応ググって見たけどこれ以上の情報もないらしい。

-https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2015-03-05-3

長い川の様子を描いた絵巻の右端(東)の両国橋は朝、途中昼になり中程過ぎる吾妻橋あたりで影が逆にできるから夕方かなというところで吉原に。そこから先は吉原の世界(夜)というのも洒落てる。

ちょうどこの日は両国のすみだ北斎美術館から浅草の吾妻橋を渡り対岸へ、伊勢崎線の隅田リバーウォークから東京ミズマチ経由でスカイツリーのある東京ソラマチに行ったんでリアルに江戸の川の様子を感じたよ。

あと解説映像が12分くらいあったんだけど、絵巻を直接見るより映像で流れを追う方が川の様子にリアリティがあったというダメ鑑賞w

いやでも不思議と画面通して見ると適度にぼんやりしてて実際の風景を見ているかのような錯覚に陥ったというか。

 

あとは北斎漫画のレプリカが全15冊あって読み放題だったんで頑張って全部めを通してきた。

これがまた見応えあって途中でちょっと飽きてくるんで休憩入れるのオススメ。むしろ北斎漫画→絵巻→北斎漫画がちょうど良い。

人や動物、建築や風景のノウハウ帳?描き方指南、ポーズ集みたいな感じ?

いや〜本当に北斎って絵がめっちゃ上手いですね!(語彙力)

ぜひあの装丁で欲しい。絵描きはみんな欲しいはず!毎回冒頭のタイトルページのロゴが凝ってたり、巻末最後の1枚がなんとなくオチみたいな感じになってるの何気に面白かった (笑)



f:id:korohiti:20200809185957j:image 吾妻橋から
f:id:korohiti:20200809190017j:image f:id:korohiti:20200809190050j:image f:id:korohiti:20200809190126j:image




だんだんスカイツリーに近づいていく。

レインボーに光っててカッコいい!

 

 

MIU404#6

https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/
脚本:野木亜紀子 演出:塚原あゆ子
 
今週は塚原さんかー
なんか竹村さんだとストーリーメインの話だからか普通に面白いけど、塚原さんだとちょっと過剰にウエットすぎる気が。(今頃4話の青池の話がじわじわ来るよw)
オレ塚原さんてたぶん「アリスの棘」で見つけて、そのあとの「Nのために」でこの人上手いなあーって思ったんだけどそれは何でかと言うと、あまり多くを語ってない脚本でキャラクターの心情を美しい映像で見せていくのが上手いなあと思ったからで。
だからこういう語りすぎてるわかりやすいものをやってもなんかピンとこないのかも。
今回志摩の過去が明らかになって、 過去に香坂( 村上虹郎)がバディだった時に彼の気持ちに気付かず死に追いやったことがずっとトラウマになってるって話だったんだけど、そもそもオレたちが今見ている志摩という人はその事件があり捜査一課を外されてちょっとやさぐれた危ないやつという志摩でしかないから、7年前に志摩がどういうキャラクターの人間だったのかがよく分かんないんだよね。
それとも彼自身が若く優秀でやる気に満ちてたから香坂の変化に気がつかなかったのか。
どちらにしても香坂のキャラクターが割とステレオタイプな警察=正義だと信じているちょっと頭の悪い人間で、その辺にツッコミがなかったのも残念。あのタイプって所轄警官でもヤバいんじゃない?刑事になって良かったの?
まあその過去の話自体がありがちなドラマなんで、最後に救いがあって良かったね。香坂の母親にもちゃんと知らせてやれよ?
あとあの疑われてた女(中山詩織)は最悪ですね。なんであんなサイコパスな女をしれっと混ぜてくんのか。
それと気になったのは、7年前に襲われた女、そんなことがあってもあの部屋にずっと住み続けてるってどういうことなんだ?普通引っ越しすんだろ。犯人が捕まってなかったらこの子もいなかったって、7年前のことだよ?そりゃいないだろうし、えーと下手したら彼氏もいないよね。引っ越しは結婚で?(個人の事情にツッコみすぎ)
まあそれはそれでいいんだけど(脚本荒いよ)むしろこの話、志摩の過去の話というよりは、機捜が24時間勤務が終わってそれぞれのオフの過ごし方という意味で面白かった。
ストーリー構成に余裕があるんだったら特に大した事件も起こらない(まあ志摩の回想話はいいけど)あのメンツのオフの一日にちょっとした事件が起こって~みたいな話が見たかったかも。単にオレの好みだけど。そしたらナイトクローラーRECも出せたのに。

あと電話越しとはいえ同じ部屋にいる水道屋はものすごく重いシリアスな話を聞くとはなく聞かされて居心地悪そうーと思ったんだけど、顔をちゃんと見せなかったのは羽野麦関係だったか。刑事の部屋に盗聴器とか、ダメじゃんよ。気がつけ。