そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

にじいろカルテ

https://www.tv-asahi.co.jp/nijiiro/

脚本:岡田惠和 演出:深川栄洋

 

高畑充希主演で脚本が岡田恵和だったのでとりあえず録っときました。

難病を発症してしまった新人医師が都会では医者を続けられず田舎に行くという、いい話系のヒューマンドラマで普通に面白かったと思う。たぶん外ロケ多いし、映像的にホッとするなあ。画面的な既視感あると思ったけど日テレ、水田伸生監督系っぽいというか、ロケメインのドラマだからかな?

最初主人公がずっとぼんやりしてて(展開としてそりゃそうだろうけど)、共感しにくいしどうなんだろうと思ってたけど、村について小学校跡地の西洋風の可愛い診療所を見た途端にテンション爆上がりして、自分の部屋が屋根裏のハイジの部屋みたいなところだとしって大感激で転がり回ってたのを見てちょっと好感度は上がった。高畑充希はかわゆいなあ。

ただああいうふうに村の人たちがゼロ距離でワイワイガヤガヤうるさいドラマは苦手だなあ。雰囲気的には分からなくもないけど、とりあえず今期も見るものはたくさんありそうなので、リタイアってわけではないけど特に見てなくてもいいかな。

俺の家の話#1

https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/

脚本:宮藤官九郎、演出:金子文紀

 

主演が長瀬で脚本宮藤官九郎といえばそりゃ見ないワケがない!ってことだけど、主人公設定が能楽とプロレスというのはまたすごい劇薬混ぜるなって感じのネタすぎる。

なのにそれを親の介護というキーワードでうまくまとめてくるのはさすが宮藤官九郎か。番宣番組も見たけど怪しい介護士戸田恵梨香がいるだけでこの先どうなるのか全く予想がつかない(笑)

ただ初回は思ってたより笑いが少なくて、シリアスに介護問題を取り上げているところがなんだろう若干乗れなかったかなあ。ここまで飛び道具の設定を持ってきてもやっぱり重いとしか。

これでよしと思ったのはもしかしたら世間的に「長男が親の面倒を見るのは当たり前」という前提があるからかなと思ったり。ああ、だから「そういうもの」なのか?

でも自分とかはそうじゃないし、25年も家を離れてた寿一がいきなり戻ってきて長男だから介護をする、そういうもんだろうみたいなことを当たり前にいうことにはドラマとして急ぎすぎてるというかちょっと違和感があったなあ。

というか、素人の寿一に介護そうやってもらうにしても、お風呂の入れ方ぐらいあらかじめ教えてもらっとけって気がするんだけどさ。

ドラマとしてはおそらくちゃんと世間に対する家族介護のありようを面白おかしく、内容はど真面目に見せていく話になるんだろうけど、それがわかるだけに初回だけでももう重くてストレートには楽しめない感じかなあ。オレはもうちょっとオモシロ分欲しいなあ。

人間国宝の頑固な爺さんと思ってた寿三郎は意外なファンキー爺さんだったし思った以上に俗っぽい。

弟子の寿限無桐谷健太)は25年家を離れていた寿一と仲良しさん(いいけど電話番号知ってたってことは会ってはないけど連絡は取り合ってたってことか?実際は何年ぶりだったんだ?)

年子の妹の舞(江口のりこ)はいかにも気が強くてキツいけどそうでもない?7つ年下の弟踊介は堅実な弁護士で、とにかく舞も踊介も自由奔放な寿一に怒っていて、2年前に寿三郎が脳梗塞で倒れた時にも連絡が取れず、自分たちはすでに覚悟を決めてて、今頃のこのこ現れて「親父の気持ちを考えろ」とか言い出す寿一に「フェーズが違うのよ!」キレ散らかす。ってのもよく聞く危篤の時の遠くの親戚兄弟あるある。

介護は自分がやると言い張る長男と認知症テストを信用しない、したくない人間国宝のお父さん。

客観的にドラマでやられると感情の話じゃないってよくわかるなw

そして現れる後妻業の女?志田さくら。1話目では何もかもがあるあるよくあるすぎてわかりやすくキャラが配置されてるけど、そのまんまってことはないよなあ。そのまんますぎて展開早すぎるしw

ただ寿一にしても寿三郎にしても、相手のことを腐してる割に気持ち的にはストレートすぎるからその早い展開としてもちょっと強引かなとも思ったし。寿一と寿三郎その他妹弟との和解はもっと時間かけてやるのかと思ってたよ。

まあなんとなくだけど、長瀬はもう中年プロレスラーってだけでおかしいんだけど、話としては笑いが少なかったせいもあり、家族間介護に対しての基準値をどこに持ってきているか、分かりやすくストレートに持っていってわかりやすくストレートに泣かせるっていうのだけだとちょっと 辛いかも。

そしてどう考えても怪しい介護士戸田恵梨香がちゃんとやっぱり怪しい?後妻業?なのかってことで、ますます怪しさいや増し。初回で見せとかないと〜ってのはあるんだろうけど、展開早いよ。

どちらにしてもクドカンならこのまま当たり前に話が展開するとも思えないので(過剰な期待とプレッシャー)楽しみではあるけど、リアルタイムで見るのはちょい重いなあ。(重い重い言い過ぎ)

そういえばプロレスパートで井之脇海がレギュラーなら、さんたまプロレスはまだ出てくるんだろうか。せっかく増量してそれっぽくなった長瀬のローリングソバットが素晴らしく決まってたから、プロレスもうちょっと見たいなーw

てかキャラクターがはっきりわかっているドラマではやっぱり長瀬の演技は生き生きしてるねw

なんとなくいまいち乗り切れないせいか感想重いね。次回はもうちょっとなんとか。

 

書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜#1

https://www.tv-asahi.co.jp/kakenai/
脚本:福田靖 演出:豊島圭介
 
生田斗真主演てだけで録ってたけど、初っ端からもう面白いやん!と思ったら脚本福田靖ー!さすがやー
わかりやすい筋立てで演出もちょっと気が利いてるし、役者さんたちをさりげなくカッコよく美しく見せてるってとこも良い。
てか売れっ子作家の妻、ぱっと見で吉瀬美智子?って感じだったけどなんかさりげなく美人な人気作家&妻って感じがとても良い。ファッションもオシャレすぎない程度にオシャレだし。家もめっちゃ素敵!あんな家に住みたい!でも圭佑の仕事机階段の下って、埃落ちてこねー?あの階段スケスケだろ?
脚本家を目指してるって割に主夫にハマりきって(料理も上手い)、仕事のオファーに迷うってどうなのよ。チャンスを掴み取れ!
いやこれ何気にキャラ設定としては普通に見えるぶん特殊で難しいのにサラッと嫌味なく、しかも夫婦2人ともがちゃんと協力できてて信用してる感じがほのぼの和むよ。普通何かしらあるじゃん?ねえ。
奈美さんも口述筆記で協力してあげるのはいいけど、何気に口述筆記って高等テクニックだよ圭佑。そして何冊も本出してるのに打つの遅いよ奈美さん!頑張って!そして追い詰められて出てくる妄想の白いワニ…じゃなくツルツルの男、浜野謙太wwwww(爆笑)
会話のテンポと演出の面白さ、ホームドラマほどベタじゃなくそれなのにこの60分で登場人物全員の立ち位置とキャラ付けまでわかってしまう上手さ巧みさ!これ、こう言うドラマを見たかったんだよ!はー楽しい。

テンポよく歯切れのいいカットを重ねつつも圭佑の右往左往の軽妙さ、生田斗真上手いー。「俺の話は長い」のニートと似てそうで全然似てない感じが上手い!

初っぱなからワンカット風のカット割り、妄想が日常にはみ出してくるしカメラ目線するし、圭祐の非常識事案の止め絵をわざわざ手間かけて撮ってるだけで笑う、いやそういうとこに手間をかける丁寧さだよ丁寧さ!
あとなにげに人生ゲーム風に唐突に始まる圭佑の過去の生い立ち、奈美が人気作家になって圭佑が昔の脚本家の夢を思い出した…という後ろにあるのが脚本家になりたいと思った小学生の時の圭佑のコマってとこ何気ない演出もグー👍️
圭佑への無茶ぶり脚本オファーの主演、誰だろうと思ってたら岡田将生!ギャーwwwイケパラー! 岡田将生が出ただけでテンション上がったwwww俺得ナイスキャスティングすぎる(笑)
無茶振りプロデューサーは北村有起哉だし、あの無茶振り打ち合わせ3連発に笑う。
書けない、仕事がないと言いながら1人ブレストで話を思いついていく圭佑のポテンシャルに期待て思ってたら、唐突に始まる妄想劇場(笑)(そうだとは思ったけど)
爆発背負った岡田将生のウルフ刑事www会心の出来なのにボツwww
学園もので富豪教師!どっかで見たどころじゃないのに、さらにスター俳優八神隼人の無茶振り属性追加、吸血鬼ってwwwダメだこれ、笑いどころがツボすぎる(爆笑)
この60分だけでも相当可笑しかったのに、さらに次回どうなるのか予想がつかない引きの新キャラ。
企画のネタを考えるのに小説を読み始めるたらパクってしまいそうだとか、ちょっとだけ寝ようと思って起きたら5時、朝かと思ったら夕方だったひと安心とか作家あるあるネタ満載。小ネタも笑うし、最初から最後まで抜かりなく面白かった!今期1番面白いかも?
てかこれ普段は30分枠なんだ?1時間でもいいじゃんよ〜
あ、息子くんの家庭教師の菊池風磨、前(時をかける少女)の時よりちょっとだけ演技上手くなったね?よかったよかった。斗真がジャニーズだって忘れがちなのでなんでいるんだろうって思っちゃったよw

君と世界が終わる日に#1

https://www.ntv.co.jp/kimiseka/
脚本:池田奈津子 演出:菅原伸太郎
 
シーズン2はHuluで…ってのは置いとくとして、コロナ関係なく地上波でゾンビもので来るとは思わんかったよ。無理でしょ。お茶の間レベルのゾンビもの?
無理っつか、地上波でやる時点でもう普通にゾンビっぽいゾンビものができると思えないよ。たとえ洋ドラでウォーキングデッドが人気があると言ってもあれ配信(ケーブル)だぜ?しかも企画はフランク・ダラボンだぜ?そこまでの覚悟があってこのドラマやってる?
いやそんなこと抜きにしても、初回のあまりのチープさにはまあ普通にガックリ。
主人公の間宮響がトンネル内で事故って、出てきたのが4日後?え、そんなに経ったの?いくらトンネルを抜けるとそこはゾンビランドだった…という状況を進めたかったにしても無茶ありすぎ。お弁当持ってたからきっとそれを食べてなんとかなったのかもしれないけど、4日経った世界を持ってきたいがためのその設定は無茶。正直ここでもう萎えた。
その4日の間に感染爆発は突然に…って突然すぎるし、えーとあのゾンビの人たち、4日なら死んで腐ったわけじゃないよね、あのビジュアル。ウィルスがそういう体に対して過剰な腐食をもたらすってことなの?てか死んでるの?空気感染してるわけじゃないなら4日であの状態になるのは意味わからん。もっと生き残りいてもいいだろうし、あまりにも情報なさすぎじゃね?
もしかしたら話はだんだん面白くなるのかもしれないけど、万が一そんなことがあったとしても初っ端から恋人のことしか言わない主人公のドラマに何をどう期待すれば。彼女との出会いなんか2話目とか3話目でいいよ、話の初っ端からやることかい?もっと他に描くことあるだろよ。
家族ならまだしも恋人ってのがちょっと弱いし、それより主人公も高校生活見る限り天涯孤独じゃなさそうなのに家族のことは心配しないのかなあ?地元でしょ?
チープってのは画面的なことじゃなく設定やストーリーだよ。正直あの避難グループの状況なんかはとても日本らしいとは思うけどあまりにみんな頭悪すぎだろ。

いやそんな些細なことよりも、なんらかの理由でゾンビランドになった三浦半島の市街地の状況があれ?ゾンビが夜しか活動しないのならもっと生き残こりの人たち移動してない?4日でそこまで壊滅状態になるんだ。
「新感染」みたいに映画ならではのスピード感であまりに感染力強すぎて列車が目的地に着く頃には街は壊滅っていう話なら逆にまだわかるよ。4日って!(何度も言うけど、この設定は失敗だと思うなあ)
てか昼間ゾンビ動いてたよね?車の中のゾンビ。響がトンネルから家に行くまでにそれを見かけないのも変だし、ゾンビは活動してないにしても殺戮した後の痕跡はあるでしょ。
いやいやついつい細かいところに突っ込みたくなるけど、生存者たちもなんか仲間割れとかしてる場合か?ゾンビに対してあまりに無防備だし、昼間ゾンビが活動しないのわかってるならもっと昼間のうちになんとかなあー
避難場所の様子もわかってないのに夜中勝手に1人でトイレに行くやつとかバカなの?
 
てかさ、この手の物語でいつも気になるのは、「これはゾンビ映画がある世界のお話ですか?」ってことだよ。「生ける屍」
っていう概念はあるなら当然ゾンビもしくはそれに相当する呼び名があるよね?ホラー映画にゾンビものジャンルない世界なの?
ダンディに決めてる笹野さんはなぜ生ける屍って言った?このドラマが独自の設定や世界観を構築するつもりがないならもう普通の対ゾンビ向け撃退方法とかでいいじゃん。頼む、せめてゾンビものホラーがある世界であってくれ!w
とにかく、今のところ諦めないはいいけど何があっても常に恋人の名を呼ぶ主人公に今そういう場合か?と思ってしまうのでストーリーに共感するのはちょっと難しいです。そういう頭の悪さを表してるなら仕方ないけど、なんかもっと上手いやり方なかったのかしら?恋人の前にまず現状打破、生きることが優先だろ。響もゾンビもの見たことないの?誰か一言でいいから“ゾンビ“って言って!?

滝藤さんがなんか研究所みたいなとこにいたけど。(いかにもすぎる)

天国と地獄〜サイコな2人〜 #1

https://www.tbs.co.jp/tengokutojigoku_tbs/

脚本:森下佳子 演出:平川雄一

 

正直うちは基本のチャンネルがTBSなんで、宣伝を見すぎて食傷気味で見る気になれなかったよ。(なのでもちろん竹内涼真のゾンビものもまだ見てない)

だって話のアウトラインがわかりすぎて視聴意欲削ぐわー。普通の人はそこまでやらないと見てくれないの?普通にシリアルキラーものだと思われてしまうから?でもコメディってわけでもないんだよね?

綾瀬はるか高橋一生の入れ替わりもの、ぶっちゃけ転校生ってかい、いま公開してるイケてる女子高生とおっさん連続殺人鬼が入れ替わったっていう「ザ・スイッチ」じゃんね?

というか、初回延長の割に話進んでないし今のところ面白いと思える要素がひとつもないんだが。

入れ替わり方法もまんま「転校生」のまさかの階段落ちだし、月と太陽の伝説~みたいな設定はガッキーのパパ娘つまり「パパとムスメの7日間」(ぶちゃけ名作)っぽいし。ノリはほのかにコメディっぽいけどやってることはなんだかシリアスで、一体どっちなの?番宣見たからあれが喜界島だって知ってるよ?TRICK

というか入れ替わる前提だから最初からある程度キャラクターはそれぞれわかりやすく作ってるはずだろうに、入れ替わった当人たちが入れ替わってる感じがあんまりしないんだよなあ。“月“である綾瀬はるか望月彩子が最初から出世命のひらめき優先ある意味頭使わない脳筋女と、“太陽“である高橋一生の日高陽斗、大企業の社長だけどサイコパス殺人鬼のキャラがわかりやすく対比じゃないせいもあって、入れ替わっても結局綾瀬はるかはオラオラ系なだけにしか見えないんだけど。

てか彩子が雑なオラオラ系(に見えるんで)だからこそ陽斗と入れ替わった彩子が多分次回以降妙な女っぽさを出して「路線変更です」ってことなんだろうけど、それで一見スマートに見える陽斗の中身はオレオラ系シリアルキラーだと、ますます区別つかないじゃん?

さすがに森下佳子平川雄一朗だからちゃんと考えあってのことだろうけど、少なくとも今のところ何もハラハラもしないしワクワクもしないし、かろうじて彩子の同居の柄本佑とか部下の溝端淳平、同僚の北村一輝とかがどう動くのか、かなあ。

あと単純に話に情報量がないのに延長で長いからだるい。これなら普通に延長なしの通常放送でいいと思うけど?

あと映画の「ザ・スイッチ」にはタイムリミットがあるみたいだけど、これにはないのかなあ?その辺は入れ替わりの秘密とか謎解き部分なんだろか。どちらにしてもシリアルサイコキラーな部分はがっつりやってるのに若干のコメディノリはどっちに振っていいのかわかんなくて戸惑うな。

それはそれとして、ナヨナヨした高橋一生とオラオラ系のサイコパス綾瀬はるかはまあいいかも。でも初回見てきた限り彩子にああいう雰囲気がなかったからますます混乱。もしかして両人とも二面性があるってこと?

今回の綾瀬はるかの演技も初回見る限りでは綾子のキャラが無理しすぎってか一本調子でイマイチかなあ。せっかくのはるかの演技力無駄遣いしてるよー。最初の望月彩子のキャラ設定がよくないのかな?次回以降の入れ替わったキャラは面白くなるかな?

 

バイプレイヤーズ 名脇役の森の100日間 #2

https://www.tv-tokyo.co.jp/byplayers/
脚本:ふじきみつ彦 監督:松居大悟
 

「大合併」の向井理がそこはかとなく堺雅人だし、そもそも主役ほとんど映ってないし、その挙句が「獅子の子だー!がおう」って、ひどい役だなあwwww
だいたい向井理はバイプレイヤーじゃないのに!あんなボンクラキャラでいいのか?
しかも向井理が真面目キャラかよw そりゃ小沢さんの「底っぷち」の方がバズるだろよ、なんで「銀行王に俺はなる!」にしなかったーーwwww
てか小沢さんの主役を立てるという心遣い、カッコイイ!絶対に理をバズらせるwwwwって心に誓ったのかwwww(爆笑)
そしてまさかの「#喋れ向井」タグwwww
セリフは飛んだけど(そんなアホな)予想外の顔アップ引きでやり遂げられてバズって良かったwww本気でハラハラしたぜ (笑)
今回はまるっと6チャンの大合併話だったけど、今シーズンは毎回こうなのかな?来週も楽しみだね。バイオプレイヤーズが倍プレイヤーだけじゃなくなったら変に面白いというか、キャストにお金かけてるなあー。

ザ・ファブル

https://the-fable-movie.jp/
監督:江口カン 脚本:渡辺雄介 原作:南勝久
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2017年度講談社漫画賞を受賞した南勝久原作の人気コミックを岡田准一主演で実写映画化。
超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブルは、育ての親であるボスから、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。もし誰かを殺したらボスによって処分されてしまうという厳しい条件の中、「佐藤アキラ」という偽名と、相棒ヨウコと兄妹という設定を与えられ、大阪で暮らしはじめたファブルは、生まれて初めての日常生活に悪戦苦闘。そんな中、偶然知り合った女性ミサキがある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく。
相棒ヨウコを木村文乃、ボスを佐藤浩市が演じるほか、山本美月福士蒼汰柳楽優弥向井理ら豪華キャストが集結。カンヌをはじめ数々の広告祭で受賞歴を持つCM界の巨匠・江口カンが監督を務め、「20世紀少年」「GANTZ」の渡辺雄介が脚本を手がける。(「映画.com」より)

 
公開時に見に行けなかったけど(かなり見に行く気はあったよ)(プロメアとかX-MENとかスパイダーマンFFHとかやってた時期なのでしょうがないのだ…)、そのあと原作漫画も配信で4巻くらいまで読んだけど面白かった!
原作漫画のヤクザもの達のビジュアルがあのキャスティングになるかと思うとオレ的にすごいお得感がw
 
当時劇場予告で見た時はもう少しバイト先とかの日常描写が多いのかと思ってたけど、紹介編も兼ねてるから仕方ないけど、実際はそうでもなかったのは残念。(途中バイト先の社長が襲われたって話はどうなったんだ?ピンピンしてたけどー)
でもミサキちゃん救出と廃棄物工場の小島の話がメインなので仕方ないか。上手くまとまってたと思う。
ただ構成的にはちょっと散漫かなあ、劇場で見てたらちょと退屈したかも。

ファブルの岡田准一は思った以上にハマってるし、プロの普通の人に徹するあのモノローグも地味ギャグとして面白かった。
最初の殺しのところ、ファブルの標的が視覚的に矢印と数値と的で見えるのはスゴい面白い描写だった!ちょい斬新。てか鬼滅の刃の炭治郎の隙の糸みたいw
とにかくあのTシャツ着ててもわかる上半身のボリュームの説得力よ。
実際動きも無駄がないし、相変わらずアクション更にすげぇ。
今回の狂犬キャラ、小島の柳楽優弥はさすがすぎてまさに時代遅れの狂犬感バッチリ。
安田顕の海老原の弟分というにはちょい年離れてる気がするけど、小島の狂犬的な中にある海老原との信頼関係や、(葛藤はないけど)上手く適応出来ない悲しみとかが最後の最後まで何ともいえない味わいと悲しみがあった。
まったく同情の余地のない小島を慈しむ海老原の懐の広さとある意味真っ当な関係性は下手したらファブル側の話よりも胸にくるよ。
最後、あんなやつそうなって当然と思いながらもちょっと悲しく感じたし。さすがヤスケンと柳楽としかいいようがない。
組の血気盛んな砂川をやってる向井理、以外と意外だった。最近あんまりいい役ないからそれなり含みのあるちゃんと背景が見えるキャラになってたんで、もう少し出番欲しかったなあ。
フードの福士蒼汰とコンビ組んでる木村了、本気で向かっ腹立ったね。ザマアって感じ。ボス(佐藤浩市)カッケエ!
 
ただこの辺りまでは原作読んでないってのあるけど、今回オレ好みのキャストのみなさんがみんな退場しちゃって続編には出てこないの、ちょい残念~
 
最後エンドロールの主題歌がレディーガガの「ボーン・ディス・ウェイ」だったのは妙にハマってて笑ったw