そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

舞台「里見八犬伝」

http://www.ntv.co.jp/hakkenden/index.html

公演期間:2012年11月16日(金)〜26日(月)※ 11/25(日) 13:00〜 公演分
会場:新国立劇場 中劇場
原作:(曲亭馬琴のはずだけど、公式にはクレジット無し)
脚本:鈴木哲也 演出:深作健太
出演:西島隆弘(AAA)/渡部秀村井良大矢崎広早乙女友貴/市瀬秀和/荒木宏文加藤和樹山口馬木也香寿たつき ほか

■イントロ
『無念なり、無念なり…、犬どもの魂よ、
この無念の想いを食いつくし、邪悪の力をわたしに与え給え…!』
永年の恨みが積み重なり、邪念を貫く過去のおぞましき亡者ども。
仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌、八つの玉に導かれ、
果敢に立ち向かう八人の勇者たち。
『八人の若者が集まったその時こそ…、玉は真の輝きを放ち、
これまでの悪しき因縁を消し去って、すべてを穏やかな光で包み込むだろう…。』
八犬士は、玉梓率いる悪霊集団と最後の対決に突き進む…。

江戸時代から語り継がれるスペクタクル時代劇の決定版が、
深作健太の演出で平成の世に装いも新たに甦ります!
変幻自在、縦横無尽、勧善懲悪…、魅惑の冒険活劇を、注目のキャストが一堂に揃い、
人間ドラマとして熱く深く描き出します。

 
※感想としてまとまってないけど、鑑賞後のTwitterのつぶやきをとりあえず。@2013/12/18

  • 八犬伝、何もかも素晴らしく面白かった!ものすごくバランスいい舞台だったよ。話もキャストもちょーハマってた!
  • 話は当然知ってるけど原作自体は実は読んだことないんだけど、でもストーリーは結局細かいとこまで拾ってると思う。というか、あの玉がその人を表してるんじゃなくて足りない物だったの?それともこの舞台の解釈かなあ。でもそこがスゴく効いてて良かった。途中結構本気で泣きそうになったw
  • あと泣きそうだったのは音楽のせいもきっとあるよ、音楽が完全にジャイアントロボだった!これ天野正道さんだよねw 良いところで大怪球フォーグラーだの十傑集だの国際警察機構だの、銀鈴が消えるとこだのチラついてメチャ困った!(苦笑)
  • 休憩中。今回は渡部秀目当てだけど、あらかじめちゃんとキャスト予習しといて良かった!相当な特撮シフトで、知ってても覚えてられないw(遠いからよく見えないし声だけが頼りw)荒木とか結構意外。
  • 渡秀は滑舌いいし、ホント身軽で動けるな!演出がオーソドックスなストレートプレイ(っていうんだっけ)だから舞台演技でないのは善し悪しかもだど、やっぱり上手いなー
  • とにかくアクション活劇だから動ける特撮俳優が多いのは当然だけど、八犬士の中で一番上手いのはもしかして毛乃の人なのかなあ。村井くんとか早乙女弟は安定感あるし。
  • 加藤和樹は完全にカブいてるけどそういやもともとイロモノだったかw 荒木もさすがだけど、村井くんと同じく馴染みすぎてるよw あと玉梓/伏姫はさすがに元ヅカのトップ、上手かったし美しかったー
  • そういえば昨日の里見八犬伝の音楽がまんまGロボだったって話ですが、Gロボが横山漫画版水滸伝のキャラや八犬伝のネタも入ってるという繋がりなのかどうなのかわかんないけど、八犬伝の元ネタが水滸伝だし、違和感ないのは確かなような気はするですよw

宝塚歌劇 宙組公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

http://kageki.hankyu.co.jp/ginga/
公演期間:2012年10月19日(金)〜11月18日(日)※ 11/6(火) 11:00〜 公演分
会場:東京宝塚劇場
原作:田中芳樹銀河英雄伝説
脚本・演出:小池修一郎
出演: 凰稀かなめ、実咲凜音 他

 

■イントロ
人気作家・田中芳樹氏による原作「銀河英雄伝説」は、1982年11月に第1巻が刊行され、累計1500万部の売上を誇る大ベストセラーのSF超大作で、今なお多くのファンの心を魅了し、SFファンに語り継がれている小説です。
遥かな未来、限りなく広がる銀河を舞台に、圧倒的なカリスマ性を持つ名将ラインハルトを中心に、「銀河帝国」対「自由惑星同盟」の戦いと、個性的な側近たちが絡み合う人間ドラマが壮大なスケールで展開します。
個性的な数々のキャラクターにより繰り広げられる歴史物語が、新しい魅力をたたえ宝塚歌劇の舞台に初登場です。
また、この公演は宙組新トップスター・凰稀かなめ、新トップ娘役・実咲凜音のお披露目公演でもあり、二人を中心とした新生宙組が見せる華やかな舞台にご期待下さい。

 
銀河の歴史がまた1ページ‥‥うん、すばらしく華やかだった!
ぶっちゃけ、銀英伝は20年くらい前にたぶんヤンが死んだとこまで読んだような記憶があるけど、あんまり覚えてないです。でもまあ固有名詞とか設定概要くらいは記憶にあるからあんま問題なしw
なんで今までやらなかったんだろうと思うくらい合ってた。というか本当にネタ的にマッチしてたせいか、出来は大変良かったと思う。
オレそんなにしょっちゅう見てるわけじゃないけど、たぶん宙組の公演は好きだと思うよ。派手だしね。てか、今回は新トップと新娘役だったんだね。確かにまだなじんでない、フレッシュな感じかも。
そんなわけで見た目はもとより歌がみんな上手くて台詞回しも良かったんで、見てて楽しかったです。気合入ってた!
演出も歌と踊りのタイミング、ストーリーの展開、場面転換等がバッチリ気持ちいくらいに合ってて、たぶん初めて見た人でもかなり楽しめると思う。これの歌はいいね!群舞も気持ちいいくらい揃ってたし。
一応原作は複雑な話だけど、時々にフェザーンのキャラが解説役で出てきて人間関係や星図の位置関係を説明してくれるとか、ストーリー自体はシンプルな話にしてたんで原作読んでなくてもわかり易かったです。
話はラインハルトが上級大将に上り詰めたところから元帥になる辺りから、過去の回想も入れつつキルヒアイスが死んで、あの名セリフ、「ラインハルト様、宇宙を手にお入れ下さい‥‥」ってとこまで。
どこまでやるんだろうなーと思ってたんだけど、確かに切るならそこか。そう考えると今回の公演のストーリー自体はラインハルトとキルヒアイス、アンネローゼの話って感じだし、ヤンたち自由惑星同盟はそもそも添え物程度ねw
まあそうはいっても自由惑星同盟の方はビジュアル的に普通のスーツやグレーの軍服なんで地味だし、仕方ないよな。やっぱりラインハルト様がマント翻してるほうがカッコイイに決まってるw 帝国軍の軍服はとにかくかっこよくキラキラしくて、なにげにラインハルト様の軍服はシーンごとに変わってるという拘りようw
今回はお姉さんが結構出張ってるから娘役が誰だか(ポジション的に)よくわかんなかったんだけど、ヒルダで良かったのか。役的にはあんま目立ってなかった気がするけど。
ただオレはあんま気にしなかったんだけど、お姉さんのアンネローゼが結局キルヒアイスをどう思ってたのかってのがはっきりしなかったのがちょっと残念と同行の友人たちは言ってたんで、そこははっきりしてたほうが良かったのかな?まああのお姉さん、全体にあんましはっきりしなかったよねえ。娘役じゃないってことはヒロインでもないってことだろううけど、その割に結構出てたから気にはなるか。
というかはっきりしなかったのはつまり、ラインハルトが復讐のためとか言いながらも、お姉さんは10年間も皇帝のトップ寵姫だったでしょうに‥‥ってことなんだけど。何の不満があるのよさw そこら辺をしてキルヒのことをどう思ってたのかがわかりにくいと、感情的な部分でのお話的には「?」ってことになるかなってくらいだけどさ。
あと内容もまじめにやってるんだけど、元帥府を作って部下を招集したシーンとか、ラインハルトの部下たちが次々と自己アピール満載の自己紹介ソングを歌って登場、退場、そして「さあ、訓練だ!」という号令で踊りまくるってのは結構シュールな感じがして、うっかり笑ったよ。オカシイだろw
 
長い話だったんで、レビューは第2部の終わりからそのままのパターン。
ラインダンスは素晴らしいし、シャンシャンが今回のは星っぽくてキラキラしててキレイだった。
フィナーレのレビューはキャストそれぞれ個別に見てもキラキラしくて美しいけど、引き目で全体を見るとまた、その統率感にクラクラするんだよね!素晴らしい〜 (*´∀`)=3
レビューがショートバージョン?だからか、メインキャストが衣装そのままで出てくる流れで最後の羽根背負ったトップスターも一人だけってのは寂しいけど(あの段々と衣装が派手になって羽根が大きくなっていくのが期待と興奮を高めるんだよw)、やっぱりフィナーレはコーフンするね!しかも羽根超デカかった!お辞儀した時、前の方にどでかいファーがベローンとなった! (*゚∀゚)=3 ムッハーあれはいい!素晴らしいボリューム! (*゚∀゚)=3 ムッハー
とまあざっくりとした感想ですが。とにかく宝塚は良いってことで。次々回の公演にベルばらが合ったんで、それはちょっと見に行く予定。やはり基本でしょう(でもベルばらちゃんと読んだことない)

舞台『ロミオ&ジュリエット』

http://www.rj-2012.com/
公演期間:2012年4月29日(日) 〜5月27日(日) ※ 5/22(火) 17:00〜 公演分
会場:赤坂ACTシアター
原作:ウィリアム・ シェイクスピア
上演台本:青木豪
演出:ジョナサン・マンヴィ
出演: 佐藤 健・石原さとみ石野真子姜暢雄長谷川初範キムラ緑子橋本さとし賀来賢人菅田将暉・尾上寛之 他

■あらすじ
14世紀イタリアの都市ヴェローナ
この都には、モンタギュー家とキャピュレット家という二つの敵対する名家があり、その争いはしばしば街の平穏を破っていた。
モンタギュー家の一人息子ロミオはある夜、友人たちに誘われ、キャピュレット家の仮面舞踏会に忍び込む。そこでロミオは可憐な少女ジュリエットに出逢い、二人は運命に導かれるかのように瞬く間に恋に落ちる。
だがジュリエットは、仇敵キャピュレット家の一人娘だった……。
互いが仇同士であることを知った二人は、彼らの恋が暗い闇に覆われていることを察しながらも、その燃え上がる想いを止めることができない。ロレンス神父の助けを得た二人は密かに結婚の誓いを交わし、ロレンスは彼らの純粋な心が両家の争いに終止符を打つことを期待する。
しかし、その直後、ロミオは街頭での争いに巻き込まれ、友人マキューシオを殺された慟哭ゆえ、ジュリエットの従兄弟であるキャピュレット家のティボルトを刺し殺してしまう。憎しみの連鎖が生んだ暗い渦の中に巻き込まれていくロミオとジュリエットの運命はやがて──。

 
何の前情報もなしに見に行ったんで、こういうちょっと変わった演出意図のあるものだとは思いませんでした。
変わってるというか、あらすじは「14世紀の〜」だから原作準拠なんだよな。でも衣装は現代風。ロミオはブルーの革ジャンにパーカー(笑)現代劇というわけでもなく、見た目が現代風ってだけの中世のラブストーリー。ちょっとビックリしたけど面白かったし見やすかったんで全然OK。
むしろイイ、とてもいい演出。
そこら辺がとても斬新ってことなのかな?舞台ってあんまり見ないけど、こういうパターンってたぶんこれまであんまりないよな?
つーか、タケるんて絶対そういうコスチューム系似合わないと思うから、本当にこれでよかったと思うw
席はかなり前の方だったんで表情までよく見えて、サイド側だったんで全体もよく見えた良席でした(*´∀`*)

ストーリーは今更というか原作読んでなくても知ってるくらいなんだけど、最初に登場人物が全員舞台に出てきて、ロミオとジュリエットがあらすじを語るという、これもなんか斬新。というかこの時にみんな普通の衣装着てるから、「あれー?」と思ったんだけど。
内容はと言うと、なんかもうメチャクチャDQNなラブストーリー?だった(笑)まんまだけどw
石原さとみがやたらたくましくて押しが強くて奔放で一途な電波女ジュリエットで、佐藤健はナイーブで中二病、しかも短絡的で情熱的な青年ロミオ。むしろ突っ込みどころ多くて困る(笑)
というか、一目惚れで恋に落ちてからの展開が早すぎて、仇敵どうしの禁断の間柄のラブストーリーだってこと忘れるくらい(笑)本人たちはそんなことたいして障害だと思ってないっぽいし、あれよあれよという間に話進むし(^_^;)
んで、タケるんに関しては今まさにこれが最新の佐藤健なんだけど、今23歳だよね、雰囲気は昔とそう変わらなく頼りなげな少年っぽさなんだけど、顔つきは精悍になってるし、脱いだら筋肉すごかった。お腹割れてるし。
演技も、生演技ってのもあるけど予想以上にいい意味でちゃんと舞台芝居だったし、声も通ってたし、演技の雰囲気はTVで今まで見てたのとは全然違ってたように感じたなあ。ホント、なんか成長したなあ〜とちょっと感慨深かったヨ。
ただそれも石原さとみと並ぶとなあ‥‥というか、タケるんが悪いんじゃないよ、石原さとみが押しが強くて上手いだけなんだ!と思うことにする(笑)あのジュリエットは何をどうしても太刀打ちできん。中二じゃ電波にはとてもじゃないけど勝てないよ!(苦笑)
並びとしてはタケるんとさとみんの絵面はとてもお似合いで良かった。身長差もむしろこのロミオのキャラだとあれくらいでちょうどいいように思ったな。とにかくナイーブな上にDQNな中二なんだもん。中二はともかくナイーブな感じはタケるん当て書きかと思うくらい‥‥てか当て書きだよなw 他のキャラはまともだから、あの二人だけが特にDQNなのは間違いないと思うけど。
そして石原さとみのプルプル唇‥‥( ´Д`)舞台とはいえ、あんなにキスシーンあるとはなあ、裏山!w 石原さとみは超カワエエ〜電波な役でもカワエエよ (*´Д`)ハァハァ
 
他のキャストについては、ほとんど文句つけようないメンツだったし。やっぱり上手い人ばっかの舞台って、見てて楽しいなあ。
というか、他のキャストもなんとなくくらいしか頭に入れてなかったんで、脇の若者たちは賀来くんくらいしか認識してなかったんだけど、菅田くんも出てましたよ。休憩の時に言われて分かった。
あの白頭、結構上手いんだけど誰だろうなーと思いながら見てたもの。そして菅田くんでしかもでっかくなってたし‥‥たぶんもう180cm位あるのかあなあー(と思ったけど、180超えだと思って比べてた賀来くんが、今調べたらそんなになかったんでそこまでじゃないかもしれない)(でも公称181cmの姜くんより高いように思えたんだけどー?)
賀来くんはスラっとしてて、すごく舞台映えするよなあと思って見てたよ。身軽でステキ。 .。゚+.(・∀・)゚+.゚カコイイ!!
んでやっぱりちょっと上手かったから気になってたロミオの従兄弟が尾上くんだったとかw ROOKIESつながりかw
あとコメディ要員で何やってても大受けな乳母がキムラ緑子だったりとか、結構イカすと思ってた神父さんが橋本さとしだったとか(源為朝さんだよ!w)、姜くんはああいう正統派な二枚目貴族みたいな役ホントにあってるしなあ‥‥と、よくよく見たら特撮に出てた俳優さんも多いけど、殆どTVに出てる人ばっかなんだよな。ので、タケるんが浮いてなかったのは、たぶん他のキャストがみんあTV俳優だったからじゃないかなとも思ったり。
乳母と文盲の召使いのコメディ演技がかなり面白かったんだけど、最初の方はなんでかウケが悪かったよ。あれかなり面白かったんだけど、なんで?普通にウケるけどなあ?

しかし役柄ってのはあるかもしれないけど、石原さとみのこのやたら奔放で逞しいジュリエットという役の理解度が完璧すぎて、どうしてもタケるんが霞むようには思えたかなあ。無理してるようにはまったく見えないし、演じてる感じとしては余裕もあったし、あの役としてはちゃんと出来てたけど、そもそもロミオってああいうキャラでいいんだ?ということの違和感かもしれないかも。(ロミオをああいうキャラにしたのは演出家だけどさ)それともジュリエットが逞しすぎるってのがマズいんだろか?w
このへんは新解釈ってことなのかな、これはこれでとても面白かったけど、とにかく予想してた「ロミオとジュリエット」というものとはかなり違ってた、思いもよらない主人公たちだったって感じなんだよな。
どう見てもあの二人はDQNカップルで(一目惚れした直後から突っ走るのがそもそもおかしいだろ)、巻き込まれたパリス伯爵可哀想って話だし、神父も余計なことをしてって感じだし、それをいったらロミオだって巻き込まれたには違いないと思うんだけど、まあそこは突っ込んでも仕方ないんか(笑)
というか、お友達(親戚?)たちの素行の悪さをみてると、なんでナイーブ中二病のロミオがその仲間なのかさっぱりわからないところが一番謎だった。まあカッとなってティボルトを刺し殺しちゃうくらいにはDQNってことなんだろうけどw
主人公たちに限って言えばこんな意味不明の騒動引き起こして死んじゃったバカップルではあるけど、最後はなんでか納得するようなリアリティとか説得力はあったなあ。変なお話(笑)ちなみに観客の皆さん、結構最後はすすり泣いててビックリしたヨ。泣くか?
それにしてもタケるんの仕事の恵まれようはスゴいなあ‥‥と、つくづく思う。
翻訳まんまなのかどれくらい変えてるのかわかんないけど、セリフがけっこう面白くて上演台本はちょっと買っといても良かったかなと思った。まあ読む暇ないと思うけど。
あと舞台美術がシンプルでしっかりしてたのも良かったかな。ジュリエットのベランダのバルコニーが鉄橋みたいだったのは面白いなと思ったし、長い壁も単純だけど効果的。火って舞台で焚いてもいいんだっけ?ちょっと煙かったけど、本物使ってるのも妙なリアリティがあったな。
まあちょっと変わった感じのロミオとジュリエットだったと。てことで百万回のごきげんよう!w(←変なセリフw)

劇団なんでやねん第3回公演『エレエレエレクション!!』

http://www.tuffweb.jp/info/nandeyanen.html
公演期間:2012年4月26日(木)〜4月30日(月) ※ 4/30(月) 14:00〜 公演分
会場:新宿シアターブラッツ
作・演出: 山岡潤平
出演: 森本亮治・石部雄一・本川翔太・水野夏美・今若孝浩・浅井純・外山国義・山内萌子・村田唯・椿隆之
 

■あらすじ
腐っているのは、社会か、環境か?それとも……俺(たち)か――。
よこしますぎる理由で議員に立候補した元売れっ子(現・落ちぶれ)タレント。
傲慢で生意気な史上最低のこの男のもとに、選挙を戦うべく集められた男女。
しかしこれもまた、欲にまみれた、男にひけを取らない最悪最低な人間たちだった!
ところがそんな史上最低な男女が集まり、一つの目的に向かって動き始めたとき、奇跡が起きた。
それは、小さな小さな、心の、奇跡。
存在自体が「なんでやねん!」。
演劇史上最低最悪の人物たちが巻き起こす、政治の物語。
彼らこそが、日本を変える――!?

やー、実は今回の公演はパスしようかなあーと思ってたんだけど、だいぶ経ってからチケぴみたら千秋楽のチケットがかろうじてまだ取れたんで行ってきました。
結論から言うと、今回のはすごく面白かった!観に行って良かったよ!
ぶっちゃけ、前回までみたいなわりとしょーもないヒーローネタの内容だったら見なくてもなあと思ってたんだけど、今回のは選挙ネタってのもあるけど、メッセージ性もキャッチーだったし、風刺劇っぽくてタレント議員への皮肉も効いてて、しかも内容的にもわかりやすくて、いつもより断然面白かった。いつもよりっていうか、全体に舞台劇というよりドラマっぽいんだよね。
ヒーローネタもサッカーネタも森本くんや椿くんの持ちネタ(笑)でいいけど、2002年の日韓W杯に引っ掛けたヘンテコサッカー戦隊wで人気を博して、いい気になって落ちぶれて今に至るという、微妙に刺さる設定というか、過去一世を風靡したけど今は落ち目のアイドル俳優という設定なのが、なんというか微妙に自虐的というか、いやこれを自虐といったらダメなんだけど(^_^;)、そういう意味での森本くんや椿くんでないといけない設定っていうのはなかなか見ててちょっと痛々しいとこもあるし(だからそれをいったら‥‥)、楽屋落ちネタとしても楽しめるという、彼らならではの上手い設定&ストーリーだと思った。
あと「なんでやねん」って言葉は、前回公演までは単なるしょーもないギャグへのツッコミとして使ってたけど、今回の話は「怒りのなんでやねん」というか、選挙ネタってのもあるけど世の中の理不尽に対しての「なんでやねん!」だったのも良かった。今回の作・演出の人は上手いなあ。
いつもより人数は少ないけど出演者はみなさん上手かったし、あとたぶん見たのが千秋楽だからもあるだろうけど、出演者に一体感があったのも良かった。劇場もこれくらいのほうがこの劇団にはたぶん向いてるんじゃないかと思ったなあ。なんというか、大きすぎる小さすぎず、距離感的にもいろんなことがちょうど良かったと思う。
そしてキャストが上手くて話がテンポ良かったから、ギャグも程よくツボに入る感じだったし、この話自体はダメ主人公の森谷亮一が成長する話でストーリー自体がしっかりしてたから、1時間半くらいのスペシャルドラマにリメイクしても十分面白そうなんだよな。
キャストで言うと、森本くんが今回は全面に出てたけど、いろいろキャラ的に痛々しいとこも熱血なとこも含めてちゃんと成長していくところがすごく頑張ってた感じがあって良かった。わりと自然な感じで、演技も一時期あった舞台臭さもなくなってて見ててちゃんとキャラに集中できたかな。
椿くんは、まあいつも通りの椿なんだけど、今回はもうちょいって感じかな。イマイチ役柄が把握できなかったんだよなあ。まあ元俳優で今IT起業家って、オレもそんな役振られたらどう捉ていいのかわかんないけどさ(苦笑)あと滑舌がちょっと元に戻ったかなあ。自然な喋りと舞台的な発声はまた違うと思うから両立して欲しいよ?「かもめ」の頃は結構頑張ってたのにな。
あと外山くんの母猫が思った以上にカワいくてワロタw 出てくるたびに目が釘付け(笑)初めての女装って言ってたけど、外山くんは女装いけると思う。変なオカマにならないタイプだよ。またやってほしい(笑)
参謀の四条役の本川さんもいいメガネ男子な秘書だったし、ゲイの振付師五十嵐さんもあまりにも本物っぽかったw 今回はホント、見ててストレスなかった。(一番アレだったのはたぶん椿‥‥w)
あ、そうそう、歌も良かった。最後の挨拶がわりのメドレーは結構ハラハラしたけど(特に椿だよw)
他の回の時あったのかわからないけど、千秋楽だからってことで(って言ってたから)その後にさらに出演者の挨拶があったけど、みんな泣いちゃって大変だったよ。(そいやオレはあんまり千秋楽公演とか見たことないんだった)何人かがあまりに思うようにできなくて‥‥って言ってたけど、そんなこともなかったけどなあ。初日とかはいろいろあったんだろか。水野さんとかも相当できなかったって凹んでたけどそんなことなかったけどな。浅井さんはいろいろ感情移入しすぎw
でも今回の公演は内容も良かったし出来も最終公演を見る限り良かったんで、こういうふうにやりきった感が出てくるのはすごくわかるかなあ。なんか微笑ましかったよ(*´∀`*)
椿くんは相変わらずコメント短っ!っていうかなんというか、直前にマネ役の石部さんがまとめ的なことを言ったから自分はいうことないですみたいなことを‥‥(笑)(石部さんは一番年上だからって言ってたw)
 
そういや今回は森本くんがアミューズから移籍したとか、なんでやねん片割れの林くんがいないとか、いろいろ気になることはあったけど、なんかあったのかな?別に何もなかったのか?
でも今後もやるとしたら公演としては今回みたいな内容の方がいいかなあ。内容の「メジャーになれるかもしれない度」(なんじゃそら)では「キサラギ」っぽい感じもあるし、いい内容だと思うから、もうちょっとあちこちでやってみてもいいんじゃないかなあ‥‥と思う。
一応と思って脚本の山岡潤平さんを調べたらわりとちゃんとした(っていうと語弊があるけどw)脚本家さんらしいので、もうちょっと、せめて次公演もこの人の作・演出で見たいなー。世に奇妙の話も覚えてるよ、伊藤くんのやつ。てか、舞台演出も出来るんだ?

舞台「ラ・パティスリー」

http://www.duncan.co.jp/web/stage/patisserie/
公演期間:2012年3月3日(水)〜3月11日(日)※ 3/9(金) 19:00〜 公演分
会場:サンシャイン劇場
原作:上田早夕里(ハルキ文庫刊)
脚本・演出:藤井清美出演: 井上正大 高橋愛 村井良大 酒井美紀 平賀雅臣 朝倉伸二 西村直人 梅田悠 加藤雅美 阿知波悟美

■あらすじ
森沢夏織(高橋愛)は、あるフランス菓子店“ロワゾ・ドール”の新米洋菓子職人。
ある日の早朝、誰もいないはずの厨房で、飴細工作りに熱中している、背の高い見知らぬ男性を見つけた。
男は市川恭也(井上正大)と名乗り、この店のシェフだと言い張るが店のシェフ、美津子(酒井美紀)と吉野(村井良大)に不審者扱いをされ通報されてしまう。
駐在が来る騒ぎとなり駆けつけた店のオーナーの晴恵(阿知波悟美)は恭也が過去の記憶なくしているにもかかわらず店の内部にまで詳しい事に、出て行った息子と関わりのある人物ではないかと感じていた。
結局、晴恵の判断で恭也を店に受け入れ、戸惑いながらも先代の作り上げたロワゾ・ドールを盛り立てていく。
夏織は店で働くことになった恭也に次第に惹かれていくが…。

 
えーと、正直ストーリーがよくわかんなかったんだよ‥‥何がやりたいのかよくわからないって意味で。原作もこういう話なのかな?
まあ実際、自分的には舞台って俳優のパフォーマンスを見に行ってるようなものだから、その辺は別にいいやって感じなんだけど、それでもちょっと微妙。
癖でどうしても話の筋を追っかけちゃうんだけど、取っ散らかってると何の話かなーとか考えて集中できないから、ちょっと困るって意味でね。でもわりと舞台ってそういう話が多いような気はするけど‥‥(いまだに慣れないよ)
だからもうちょっとあらすじくらいの恋愛物(というか今あらすじ見て、えって思ったよ>恋愛要素)、もしくはヒロインの成長ものにはならなかったのかなあ‥‥ってくらいだけど。
主役は井上まーくんのはずなのに、主人公は高橋愛。それならそれでもいいけど、結局この二人って別に絡まないよね?なんでこんな脚本なんだろ?しかも恭也が記憶喪失だって云うことの顛末もアレすぎて。オレ、絶対死んだ旦那の幽霊が、事故った若者(冒頭で言われてた事故の)の体を借りて店にやってきたのかと思ってたよ?いやマジで(笑)
目当てはその井上まーくんなので、まーくんは堪能しました! (*゚∀゚)=3 ムッハー 
彼はやっぱりああいう舞台向いてるよな。動き大きいし、勘所もいいし、声も普通によく通るし、華があるよ。というか30歳くらいの役だったんだ?体大きいせいかちゃんとそれくらいに見えてた。うむ。
高橋愛もキャラはともかく可愛かった。キャラはなあ‥‥全然カワイイと思えないんだよなー。思い込み激しいとこがチャームポイントにならずウザいだけ。最初に恭也に絡むとこなんかも人の話聞いちゃいねえみたいな感じでイライラするし。見習い販売員から厨房に入ってパティシエに‥‥っていう話だけど、全然応援したい気分にならない。
なんかこの舞台の女性キャラって、みんな刺々しく攻撃的だったり妙にはっちゃけててウザかったり、単純に自分とはまったく好みが合わなかったんで見てて結構ツラかったかなあ。どのキャラってこともなく、女性キャラみんなそうなんだよな。シェフもオーナーも、女優さんが下手に上手いから(オーナー役の人は動きがキレイだったなあ)よけいにキツかった‥‥ あとキャラ的にはわかるんだけど、あのお巡りさんが最後までコケにされるキャラだったってのがちょっとキツイ。もう少し全体にキャラを良い人にしようよ‥‥(^_^;)
なぜかディケイドコンビの村井良大くんと共演ですが、ゴメン、オレ村井くんってあんまり興味ないからそこはスルーで。でも彼は一定して上手いよな。単なるキャラ付けでしかなさそうな無口キャラからよく喋るキャラになるのもよくわかるし。そういう役柄的なところはきっちり押さえてたし、笑いどころは大抵彼だったんで、そこら辺はさすがというか、舞台的なものをよくわかってるって感じだなあ。ちょっとしたセリフのテンポと間がピタッとハマる感じ?そういやなんとなく劇場に来てる女性の観客には彼のファンが多かったような気がするよ。いや、反応とか見るに。
 
終わったあとはキャストによるアフタートークがありました。
メインの井上・村井・高橋愛で司会はデパート社員の役の西村さん。あと飛び入りでSDKの梅田と加藤。
高橋愛のお話を‥‥ってのはまあわかるからいいんだけど、飛び入りがいたせいかどうか、主役であるまーくんに話を振られる機会がちょっと少なくて残念。そして村井くんはなぜか西村さんに事あるごとに大御所だかなんかそんな呼ばれ方をされてました。(1日立ったらど忘れしてる!)なぜ?(笑)
高橋愛ちゃんがきいろのTシャツを着て出てきたので、好きな色の話になって(愛ちゃんは赤が好きだけど、選ぶときは黄色だそうで。モー娘。の時も黄色担当だったから)その流れでトーク
まーくんは好きな色というか山に登った時に知らない人に「あんたは赤のオーラが見えるよ、何かするときは赤を選ぶと成功するよ」と言われたらしい。何なんだそれwwww知らない人ってww
村井くんはベージュが好きだって言って、ベージュって普通好きとかいう時に上げる色じゃないでしょとツッコまれてたw
あと初恋の話とかで、まーくんは小学生の時にどっかの駐車場で見知らぬお姉さんに「ちょっとあなた」と呼びかけられた時にトキメイたのが初恋だと‥‥理由は、普通相手に呼びかけるときは「きみ」とかなんだけど、「あなた」と呼びかけられて、その時の自分的に「あなた」は旦那を呼ぶ呼び方だという思い込みがあったから‥‥らしい(^_^;)まーくん謎すぎる。
あとはなんか言う度にど忘れしてたりすると「記憶がないから」といって逃げるまーくんw 記憶喪失ネタでちょこちょこいじられる。(でも今回しか通用しないからと言われてたw)
だいたいそんな感じのトークで、最後に今日は満員御礼だということで西村さんがテンション上ってて、いきなりポスターにその場のキャストのサインを入れて会場のなかから1名にプレゼントをすると言い出し、順番にじゃんけんをして勝ち残った愛ちゃんファンの女性のかたがゲット。
もうちょっとなんか面白い話もあった気がするけど、メモも取ってなく丸一日たっててすでにうろ覚えなのでこんなとこで。
会場ではコラボスイーツの販売もしてたけど特には買わなかったよ‥‥最近甘いものそんなに食べないから‥‥

劇団なんでやねん第二弾 舞台『Missing Link』

http://www.ntv.co.jp/currylife/
公演期間:2011年9月21日(水)〜9月25日(日)※ 9/23(金) 17:00〜 公演分
会場:新宿 シアターサンモール
作・演出: 川尻恵太(SUGARBOY)
出演: 森本亮治 林剛史
永田彬(RUN&GUN)・高橋良輔矢吹卓也・葉山昴・丸山敦史・加藤良輔・与那嶺圭太・門野翔・浅井純・鬼束道歩・竹尾一真・外山国義・椿隆之・山崎和如・山岸拓生(拙者ムニエル

 
前作「RING WANDERING」からの続きもの。怪人と戦うヒーローたちの日常を描いたコメディという設定は同じで、新しく新人が4人入ったとこで今回はサスペンス?らしい。
内容についてはあまり触れないことにしとくけど、前回よりは出演者が多くなったこともあり、話の幅は広がったような気がする。前よりはわかりやすかったし面白かった。でも相変わらずストーリーに関しては良い意味でも悪い意味でもグダグダ(^_^;)これ、サスペンス‥‥なのかなあ?タイトルが「ミッシング・リンク」だってのは、この話だと微妙にわかるようでわからないよ。意味づけするならもうちょっとそこら辺の肉付けをだなあ‥‥とは思った。
あとまあ、もともとストーリーを楽しむようなものじゃなく、ほぼ役者当て書きのキャラでみんなで遊ぶって感じの「出し物」(としかオレには見えませんが、それが楽しいんだからそれはいい)なのでそこは突っ込まないにしても、一応ヒーローチームの話なんだから、最後くらい怪人が出てみんな変身して出動だ!で終わってもいいんじゃないかなあと思うぞ?なんでそういうこと思いつかないんだろ。これ、ヒーロー物ネタのお話だよね?そのあとで過去の回想‥‥ってのはお着替え的に大変だからか?出動要請が来て変身したあとをアニメ映像にして、過去の話‥‥でもいいんじゃね?
つーか、あの、ストーリー的に一応そこだけは突っ込んどきたいんだけど、(微妙にネタバレ?)これって一番悪いのはメカニックの岡田さんだよねえ?一日所長のアイドル姫野でも煽った記者の代田でも、「押してもうた」の龍平でもなく。マジで。何とかしなきゃいけないのはそっちだろ?(苦笑)なんでそこに突っ込まないのかすごく不思議というか、納得できない。
そもそも事件自体、山田くんが早とちりの勘違いでバカだった‥‥でいいから、せめてそういうふうに回収して欲しかったなあ。あれで龍平が責められるのはちょっと酷いと思うんだけど。
あとさ、新人の山田は戻ってくんだよね?でなきゃ神崎の写真の伏線は回収できんぞ?(笑)
そんなとこかなあ。そこら辺もうちょっと次回は考えて&目配せして欲しい。話自体はグダグダでも別にいいから(笑)
 
キャスト的には、当然ワタクシのお目当ては椿くんなんだけど、この舞台において椿はどちらかというと脇キャラだし役自体が気まぐれキャラなので賑やかしポジションだから、そんなに活躍はしてないけど、彼の能力が判明したり、まあそれはそれとして楽しみました。
というか、とにかくどうしても目が高橋くんにいってしまってしょうがないのですよ(笑)ほぼ高橋くんの神童と山崎さんの松金さんしか見えてない状態(笑)もースマン!だって高橋くん、なにもかもオモシロすぎる。真面目ゆえのオモシロさ(笑)本人が真面目キャラなんだよねえ?もう神童の一挙手一投足とセリフにいちいちウケるw
全体には人数が増えたからかなりとりとめないことになってはいるけど、役によってなんか偏りあるというか、微妙にキャラが立ってないというかいろいろ微妙なとこはあるかなあ。似た能力(時間系)の人多すぎ。
あとまあこれは好みの問題だけど、森本くんと林くんのキャラがやたら子どもっぽいバカというか、おバカキャラじゃなくて単なるバカなのがちょっと気になるというか‥‥。でも男の人って、ああいうガキレベルのケンカするような馬鹿キャラ好きなんだよねえ?(^_^;)そこはなんかわからんでもないけど、もうちょっと森本くんの龍平が愛されおバカキャラだったらいいなあってくらいかな。ときどき龍平のキャラってバカすぎてムカツクんだよなー。オレはね。
そういや森本くんは前回の7月の大阪公演から急に髪を切ってるけど(「バラ色の聖戦」のせいか?)、今くらいの髪型のほうが好きかな。龍平のこのキャラでロン毛はちょっと違和感あったからさ。こっちのほうがカッコイイ。
あともう1つだけ突っ込んどくと、歌手である外山さんをアイドルとしてキャスティングしてるんなら、1分でもいいから歌わせるべきだったんじゃないかと思うんだけど。ロビーでCD売ってるんだし。そういうのって役者の個人的宣伝というよりは、お客さんに対しての「サービス」としてちゃんと成り立つと思うよ?
第二弾が前作からの続きだって聞いたときはちょっとだけ「はぁ?」っと思ったけど、この雰囲気だったらもう一回くらい同じネタでやって欲しいかなあ。今度こそあのダメっぽい感じのヒーロースーツ姿を拝みたいよ(笑)
 
アフタートークは森本&林に矢吹・外山・山崎さん。
外山さんがアイドルターンができなくて、ダンスの得意な矢吹さんがお手本見せてくれたとか。ついでに山崎さんも回ってくれたとか、そんな話というか実演(笑)
それと高橋くんがアメブロを始めたってことでコメントしてあげてくださいと林くんが紹介。
高橋良輔オフィシャルブログ「Laugh」Powered by Ameba http://ameblo.jp/takahashiryosuke-blog/

舞台『カレーライフ』

http://www.ntv.co.jp/currylife/
公演期間:2011年5月14日(土)〜22日(日)※ 5/16(月) 19:00〜、5/17(火)14:30〜 公演分
会場:天王洲 銀河劇場
脚本:鈴木哲也(原作・脚本監修:竹内真
演出:深作健太
出演:中村 蒼 倉科カナ 井上正大 植原卓也 崎本大海 大口兼悟 長谷部優 是近敦之

 

■あらすじ
「大人になったら、みんなでカレー屋をやろう」
祖父が亡くなった日、ケンスケ、サトル、ワタル、ヒカリ、コジロウ、5人のいとこたちが約束をした…。
13年後、ケンスケはワタルを誘って、カレー屋の夢をスタートさせる。
アメリカに留学しているヒカリを訪ね、インドにいるサトルに会いに行き、改めてカレー屋をやることを誓い合う。
そして、沖縄に渡り、祖父のカレーの隠し味の秘密の背景に、黄金伝説があることを知る。
いったい黄金伝説とは何なのか?
謎が謎を呼び、コジロウの意外な出生の秘密が明らかになっていく。
ケンスケたちは様々な苦難を乗り越え、いよいよカレー屋を開業することになった。
各地で修得した素敵な味や魅惑のスパイスを活かしながら、5人の持ち味がブレンドされた、新しい「じいちゃんのカレー」が生まれようとしていた…。

普通にすごく面白かったですよ。あんまり舞台を見ない人にもオススメできる、癖のない舞台だった。2時間くらい。
結局2回見ちゃったんでこれの話がよく出来てるのもよくわかったよ。原作は知らないけど、アメリカ、インド、沖縄とあちこち飛び回るわりにまとまってるし、伏線や構成もしっかりしてて面白かった。
2回ともなんでか同じ列の左と右という席だった(^_^;)前の方だから表情は見えるくらいだったけど、結構端っこ。
パンフにやたら「ストレートプレイが〜」って書いてあるんだけど、確かにオーソドックスな、演劇らしい演出だったなあ。自然な感じというよりは、観客に向けてしゃべるようなタイプの演出ってことね。オレ演劇好きってわけじゃないからこの手のタイプの演劇を見る機会ってそういやあまり無かった気がするけど、ああなるほどって感じ。ものすごくソツなくストレートにまとまった「演劇」って感じね。舞台装置というか大道具もこれは割と多め。そのわりに舞台転換がスムーズでちょっとえっ?と思うくらい。場面転換自体も面白い演出してるしね。
役者が殆どTVドラマ経験者なせいか、両日ともきっちり同じように破綻なく演じてて、笑いどころでも毎回同じようにきっちり笑わせるね。ワッハッハ、じゃなくてクスっとかうふふって感じなんだけど、なんか観客が笑いどころを感じて笑っちゃってる風なとこはあるんだけどね。そういう意味でも破綻ない舞台だった。逆に言えば突出したとこはなかったかなあ。登場人物が基本的にみんな良い人で、諍いのネタもないから、そういうところにポイントがある話じゃないのも大きいのかな。
話はあらすじ通りなんだけど、ちゃんと最後に「答え」も用意されてて、そこは良かった。
ネタバレってわけじゃないからいうと、じいちゃんが戦後、カレー屋を始めることになったきっかけの場面はすごく良かった。最後も結局みんなバラバラになるんだけど、それでも絆があるってところがまさにこの物語のテーマになってるところとか、よくまとまってて面白かったです。
演出の深作健太ってなんとなく名前聞いたことあるなあと思ってたら深作欣二監督の息子さんなのね。バトロワとかちょこちょこ映画やってるね。どうりでというか、舞台じゃなくて映像作品的な流れなんだよね。
舞台と言うにはストリー優先で盛り込みすぎ(いい意味で)って感じかな。だからなんとなく無難な感じってのはあるかもしれない。感情じゃなくお話を見せるような舞台というか。

話はほんとに良く出来てるから、ここはまあ目的でもある役者のことでも。
基本的にはみんなドラマやってる演技の上手い人たちだから普通の舞台以上にビジュアルよくて、舞台芝居もソツなくこなしてるなあと思った。殆どかまないしとちらないし、セリフも完璧入ってる。でも何となくやっぱり印象として映像寄りな気がするなー。
あと普通は別の人がやるようなチョイ役を大口くんと長谷部ちゃんがひとり4役とかでやってるのはちょっと変わってるかな。
というかこのどう見てもキャスティング優先な企画物っぽい舞台なんだけど、どういう企画なんだろ。普通にドラマか映画でやったほうがよくないかっていうメンツだよなあ?ロケは大変だろうけど(笑)
日テレが企画メインみたいだけど、そういうことなのか?テレビ局プロデュースの公演にしてもTBSとかとはずいぶん趣向が違うような気はする。なんとなく劇団的ではないよなあ。まあその辺の舞台色の「薄さ」も狙いなのかな?
 
中村蒼@ケンスケ:生で見てもカワイかったー(*´∀`*)しかし蒼くんは演技は上手いんだけど今回は舞台なせいか、舞台風に声を張り上げて演技をしようとしすぎて滑舌が悪くなっててもったいないって感じだなあ。すごくしゃべりにくそうにしてた気がするけど‥‥そのせいでちょっと下手に見えたかも。表情とかいちいちカワイイんで、この子はやっぱり映像向きだなー。
というかケンスケ役よりも、おじいちゃんの若い時をやった戦後のシーンのほうがハマってる感じはあったなあ。高校生とかカワイコちゃん的な役どころより、もしかして小汚な系とかヤサグレ系、腹黒系の役のほうがハマるんじゃないかなあ?もっとナイーブな感じかと思ってたんでちょっとイイカンジに意外だった。
いいけど捌けるとき、みんな観客に手を降ったりしてるんだけど、ひとりだけまったく観客の方を見てなかったぞ?緊張してた‥‥わけじゃないよな。アフタートークとかでは相当ふてぶてしい感じだったし(苦笑)まあいい意味で性格よくはないだろうなーと思ってたけど、まあそんな感じだった(笑)
◆井上正大@ワタル:実はまーくんが一番舞台映えしてました。体も大きいし派手だしキャラの性格的に明るめで舞台上をピョンピョン飛び回ってるような(実際飛び回ってた)役だったからってのもあるけど、彼は相当演技勘がいいんだろか?動きと喋りのタイミングのつかみ方が異常にいいんだよなあ。
マジックタッチもジャグリングもやたら上手いというか、本当に彼は器用なんだねー。スゲー感心した。笑いどころも大体は彼が絡んでるとこが多かったんだけど、声の調子も動きもいい具合にコミカルで楽しいんだよな。そしてあの声は意外によく通るし滑舌もいいし噛まないし、本当にまーくんは華やかだなあ!そして最後のスーツ眼鏡がカッコイイw
◆植原卓也@サトル:オレこの子よく知らなかったんだけど、アミュっ子だったのね。彼は〜、このメンツの中だとちょっと一段下がるかなあ‥‥何が下手かというと、喋りのタイミングと声の調子かなあ。声質がオレはあまり好きじゃないからちょっと辛め評価かもしれないけど。気張って声を出してるせいか、演技があんまり自然な感じにならないんだよね。あと月曜日の公演は3,4回トチッてた。火曜日もちょっと崎本くんを強く叩き過ぎたっぽいw
倉科カナ@ヒカリ:ドラマでもあんまりこの子の出てるドラマって見てないんだけど(たぶん今んとこ半分だけ見たおじい25歳くらい)上手いよなー。滑舌いいし声も通るし、なにより声質がいいよなあ。ただこのヒカリってキャラがどうにもオレのキライなタイプのキャラすぎて‥‥(^_^;)ああいう大人ぶっててキンキンキャンキャンした女キライなんだよw。そのイヤさ加減がまた妙に上手いというか、素に近いのか?
◆崎本大海@コジロウ:ソツなく上手いんだけど、何で崎本くんって微妙に地味なのか(笑)最後に捌けるときに二公演ともちゃんと観客の方向いておじぎして下がってたし、礼儀正しい感じ。というか彼は真面目なんだなw 今回のお団子ポニーテールはなんかカッコよかった。ワイルド系もOKか。
大口兼悟@ヤマカワ etc.:大口くんカッコイー!何やっても上手いなあ、特に胡散臭気なヤマカワみたいなキャラ上手いなあ。と思ってたら最後チョイ役のサラリーマンがフツーにカッコイイしー。若い子と並ぶとやっぱりから体がガッチリしてるのはカッコイイなあ! (*゚∀゚)=3 ムッハー
長谷部優@チナツ etc.:この人も上手いなあ‥‥ってことで大口くんと同じくチョイの脇キャラこなしてて余裕っぽい。地球ゴージャスも出てたのね。
◆是近敦之@シミズ:特撮的には「フォーウ!」のオカマ山羊@剣 の人(笑)もしくは龍馬伝で最後まで残ってた勤王党の人。なんか生で見れてお得〜な感じw

 

アフタートークは30分くらい。結構長い。

◆16日…中村 蒼・倉科カナ・井上正大・植原卓也大口兼悟長谷部優 司会・坂上みき
なんかスゲーグダグダだった(笑)挨拶もネタ化w 蒼くんが挨拶しようとしてるとこにまーくんが「さっさとやれよー」みたいなこと言ったかと思ったらまーくんの挨拶の時にもいかにもめんどくさそ〜な態度で同じこと返す蒼くんw(しかもスゲー態度悪いのw)
何となく全体にそんな感じの共演者同士で突っ込み合いでダラダラトーク(笑)みんな役衣装のまま出てきたんだけど、突っ込み用にまーくんと植原くんがカバン持参でツッコミ待ちしたりとか。途中で舞台袖から崎本くんが写メ撮ってたらしく出てこいと言われたけどもうガウン状態だからと足だけ袖から出したり、是近さんが帰り支度で部隊を横切って帰ったり、なんとなく自由な感じのアフタートークだった。裏話多めかな。まーくんがケンスケとサトルに二回頭を殴られるんだけど、それが積もり積もって脳細胞が破壊されるとか、ヒカリに叩かれるのが本気で痛かったとか、殴られ使い数うが大井と文句w
あと、カレーを作ってきたって話だ。カナちゃんが最初に作ってきて、そのあとまーくんが作ってきたらそれがスパイスから作った本格的なやつで負けたという話。さらになんとなくみんなカレーを作らなきゃいけない雰囲気になって、崎本くんとか植原くんとか作ってきて、植原くんが最悪で、みんながお腹いっぱいの時に出してきてしかもやっぱりまーくんのより美味しくなかったと不評(笑)最後までつくってこなかったのが蒼くんで、どんなに催促されても絶対作らないと言って最後まで作らなかったらしい(^_^;)
まー坂上みきがTシャツがどーたらとか(お揃いでみんなで着て宣伝するように言われたらしいがみんな衣装で出てきたw)結構いらんこと喋りすぎるんでウザいんだけど、ぐだぐだな感じもそれはそれで面白かった。今回は植原くんがいじられキャラっぽかったかな。蒼くんが終始ふてぶてしい感じで良しw
えーとなんでも坂上みきのラジオ番組で5月23日から一週間このトークの模様を流すらしいよ。たぶんこれかな→http://www.ntv.co.jp/event-radio/

◆17日…中村 蒼・井上正大・崎本大海・大口兼悟長谷部優深作健太 司会・鈴木美潮
アフタートークの司会は日替わりなのか?ってことで今日は美潮さん。監督の深作さんは今回だけ登壇らしいけど、相当シャイな感じであんまり喋らなかった。
美潮さんの司会進行は昨日とはあまりにも違いすぎしっかりしすぎ(笑)普通に内容の濃いトークだったよ。内容濃いからあんま覚えてないけど、前日と違ってみんなまともなこと言ってた(笑)フリートークというよりはちゃんとしたトークイベントな感じで、隣にすわってる人の印象を語るコーナーとかあったし。
美潮さんが大口くんと相当親しい(とアピール)のでちょっと大口イジリが入ったりで今日は大口くんは殆ど喋らなかった。そして崎本くんがひとりで結構喋ってて自分でも「俺喋りすぎですかね?」というくらいw
あとはーカナちゃんと優ちゃんの英語は、是近さんにレッスンされたらしい。「是近塾」って言ってたw
最後の締めもちゃんまともに挨拶してたな。
えーとまーくんが言ったことはちゃんと覚えてるよ。前の方の回が良かったって言われるのがすごく嫌なので、これから終わりに向けてどんどん盛り上げていきたいとかなんとか。あ、崎本くんは震災と劇中の戦後の復興を重ねてエールを送る感じで。
トーク内容、だんだん思い出してきたけどメンドクサイからこの辺でいいや。
あーでも、どうせ二回見るなら終わり間際とかで見たかったなあ〜 ( - ε - )
なんでか坂上さんも美潮さんもブログやTwitterで広めてくださいって言ってたけど、クチコミ効果狙ってるのか?でも当日券もあるみたいだし、見ても損しないくらいに面白かったよー。
 
ロビーのお花の数が尋常じゃないくらいあったよ。まーくんメインで。というかまーくんのお花がすごかったの。だって花にカレーがあるんだよ!?

 
蒼くんにも。もちろん他の人のお花もたくさんある。