そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダー響鬼47の巻「語る背中」

『鬼の道ってのは、迷いながら歩く道じゃない』


判っちゃいるけどパネルシアターその物のエピソードに堪えられん。華麗にスルーしても宜しいかしら?そして前回のカタストロフの予感も華麗にスルーですか。いいのかそれで?


今回何故かみんな黒い服着てますね、明日夢以外は。京介のパネルシアター乱入時の黒いPコートは555のたっくんの着てたやつですね。ふと思ったんだが、響鬼においてあまりにも過去番組の洋服の使い回しが多いのは、もうそっちに予算が回せないってことなんだろうか?(特に後半)別に気になるわけじゃないし、キャラ的におかしいワケじゃないからいいけどさ。(トドロキのファッションはいつだっておかしいけどな)
追記:何故か、というか《黒は死、白は生。黒はケガレ、白はハレ。》だからというツッコミを秘かに頂きました。いやその通りだよな。気がつけオレ。



スーパー童子と姫、結局自我が目覚めたもののそれは洋館の男女に言わせると『可哀想』なことだったらしいです。自分たちの存在の意味、生きている意味をを問い続けたけど、存在その物に意味がなかったというオチ。後半、その存在に関しては鬼と戦う相手以外の位置づけがなかったことからして、不要の存在だったんでしょう…というか響鬼の後半に関して言えば、すでに「敵」の存在を必要としていなかったから、これは必然ですね。(後半で描かれていたのはあくまでも自分との戦いであったから)
『答えを……』といいながら崩れ落ちていく姫。別にテーマやエピソードとしてというわけじゃないけど、童子と姫の最後はなんとなく555を思いだした。いや砂になったからとかじゃなくね。(これも人知れず死んでいくのは井上脚本の特徴との細かなツッコミを…)


『怖いと思う気持ちと戦う』のは自分の弱さを認めて克服しようとする気持ちのことか。それがヒビキさんがずっと言ってる「鍛える」ということなんだね。で、これは明らかに京介への教えだと思うんだよな。(一応それは克服したと思うけど)明日夢はもういらない子だ。
迷う明日夢。ヒビキさんに相談するけど、何でこの子はこの期に及んでそんなことを相談するのか。今まで一体ヒビキさんの何を見て来たのか。
『自分の生きる道を決められないやつに、何の人助けが出来るんだ』どうしてもしたいことがあるという明日夢に一瞬喜んだヒビキさんが、どうしたらいいんですかといわれて、明日夢を突き放す。そのヒビキさんが寂しそうに見えたのは気のせいじゃないと思う。まさに語る背中。それでもパネルシアターなのか、明日夢


恋人?達。覚悟を決めたイブキにヒビキさんに代わってもらえば…という香須実。イブキと恋人同士でもそれ未満でも、本当に猛士としての自覚に乏しすぎる。今に始まったことじゃないけどさ(これに関しては序盤からそうだったからもう今更。結局そういうキャラだったのか)せめて生きて帰ってきたらの約束が欲しいところなのに。
それに比べるとトドと日菜佳の方が余程判るよ。こういう描写が欲しいわけよ、見てるほうとしてはさ。やっぱり妹さんの方が大人だ。いいけど、男のハンカチはやっぱバンダナだよな。
ヒビキさんはやっぱりみどりさんには何でも話せるんだね。でもノリとしては親友ポジションのような気も。ここでヒビキさんの爆弾設定。師匠がいなくても鬼になれるのか!?しかも最短記録保持者だろ?どうやって?吉野に直接乗り込んだのか?「キミにもなれる鬼入門」って本でもあるんですか?とりあえず明日夢が何かをしようとしてることは認めてくれたみたいですが、どうなんでしょ。普通に考えたら京介が言うように鬼の道とパネルシアターは比べるべくもないんですが。明日夢、小さな人助けでいいのか(しかもあの少女かわいくないし)もしかして京介に対する当てつけでパネルシアターってことはないよな?
京介乱入。関係ない第三者を巻き込むのは宜しくないんですが、ライバルだと思ってた人間があれじゃあなあ。オレは明日夢の言い分の方が理不尽だと思うんだけど、どうですか?明日夢の気持ちが判るって人いるかい?京介はそこまで考えてないかもしれないけど、普通は師匠のヒビキさんにだって失礼だと考えるよな。怒る動機は個人的なんだけど、京介がいかに真面目に鬼の修業に取り組んでるかってことですな。


結局イブキ、トドロキを謀ってヒビキさんはオロチを清めに行っちゃったよ。
パネルシアターをやってる明日夢とどう被ってるのかもう全く判らんのだが(考えることを拒否)響鬼さんはカッコイイっす!清めの石舞台を打ち鳴らしながら魔化魍と戦う響鬼さん、乱舞が美しい!生きて戻ってこなきゃ負けだというんだから、ちゃんと戻ってくるよな、ヒビキさん。
結局この清めの場所にいる人達とそうでない明日夢の間にはもう越えられない何かがあるってことかな。
関東十一鬼、何で清めの場所にいないんだ。あそこで十一鬼が舞ってたらカッコよかったのに。
ってことで次回、泣いても笑っても最終の巻です。


予告。もずく風呂再来かと思い気や、プラナリア!?それは〜〜…。(いやプラナリアにしちゃ大きいか。何だろウナギの幼生?)
そして新しい鬼!?誰?

結局ダメだった響鬼…(ちょい追記あり)

結局「平成ライダー」としては微妙なポジションのまま終わろうとしてる響鬼龍騎以降の平成ライダーライダーバトルを代名詞とするようになったからといって、それをやってないからライダーっぽくないとかいうわけでもないし、非常に曖昧かつ中途半端な感は否めませんね。


そもそもオレは響鬼のどこに面白さを見いだしていたかというと、主人公たちのポジションが「ライダーという運命」ではなく「鬼という仕事」であると言うこと、彼らが組織に属しているということ、今までの日常と非日常が隣り合わせな世界ではなく、あくまで現実世界の延長としての非日常な世界観、ヒビキさんという憧れの存在を軸に明日夢少年がどう成長していくのかという物語を楽しみにしていたと思うのです。そういう意味では前半も後半も同じように楽しんだんですが、実際描かれた物語は中途半端もいいところで結局何がやりたかったんだろう…?としか思えないのは非常に残念なところ。
前半が目指したマッタリした雰囲気のままで魔化魍との戦いを描いていくということは、ドラマ部分がしっかりしていれば出来たと思うのです。ダメだったのはシリーズ通しての物語の構成が出来てなかったということと、各エピソードのフォーマットをキチンと決めてなかったということ、キャラの立ち位置とゆくべき方向性を提示していなかったということじゃなかったのでしょうか。
少なくともキャラについての方向性すら示せなかったというのは、それこそ一年通して何を期待して見ればいいのか?という、番組としての根本的な部分にも関わると思うのです。
特に主人公である明日夢に関しては、どういう部分で成長していくのか結局さっぱり判らないままだし。やりたいことが見つからない人間が何か打ち込めるものを見つけてそれによって大きく成長するのが普通だと思うんだけど。
もしくは百歩譲って今の路線の、自分にはやりたいことが何もないことに気がつく…でもいいけどそれじゃあ特撮ヒーロー物を見てる甲斐がないしなあ。(でも出来れば前半でそれに気がついて、以後やりたいことを見つけていくというのが理想的だったのですが…いや、そうあるべきだったと思うし。)
設定が特殊だと、やはりある程度の枠を作ってあげた方が見てるほうも安心して見られるし、作るほうも話が組み立て安いはずなんですよね。(後半の展開がそう)裏話的には設定を作ることが出来ても、結局それを元に物語を作ることが出来るスタッフがいなかったということなんですが。


実はクウガの時から高寺氏の世界観設定は緻密で「リアルっぽく」見せかけているだけで、ドラマにおける「リアリティ」はないと思っているんですが、まさにそれゆえ響鬼は失敗してしまったとオレは思ってます。
オレの思う「リアリティ」はウソの世界でどれだけ登場人物が生き生きと本当に存在しているかのように描けるかということで、そのための設定や小道具は必要だけど世界を本物にする必要はないと思っているのです。
それは例えば白倉PがやったSh15uyaのキャッチコピー「虚像《シブヤ》世界。この痛みだけは、REAL。」というように、あの物語の「シブヤ」は現実の「渋谷」ではないとあらかじめ宣言しているにも関わらず、その中の出来事は中の住人達にとってはリアルなんだ…ということを納得させる設定。これはキャラにとってもそうだし視聴者にとってもそうだという二重構造でもあるのですが、ある意味白倉氏の「リアルって何?」みたいなひとつの答えかなと思うわけです。(話のオチ自体はあれだけど)
物語のリアリティは設定によって作られるわけじゃないと思うんですね。そこを履き違えている高寺氏が響鬼で失敗してしまったのも何というかオレとしては、ああー…って感じです。
クウガはそれ自体大してハマることが出来なかったんだけど、ドラマとして見るべきものがあったんで楽しんだのですが、それは結局脚本家の力だったようだしね。
オレはあの作品で一番リアルっぽくしようとして間違ってたのは、画面に出る時間と場所のテロップ表示だったと思ってます。あれがどうにもウソ臭くてダメだったんですよね。


響鬼は実は今回46話を見て本当の意味でああもうダメなんだなあと思ったのは確かなんですよ。一応後半、どう展開するのかなあと期待はしてたんですが、建て直された展開自体は面白かったものの、最後はやはりダメか…という思いの方が強かったですね。前半の負の遺産が大きすぎたってのもあるんだけど。それでも建前的には残り2回見てみないことには判らないとは言いますが。
これは後半引き継いだスタッフのせいではなく、これしかやりようがなかっただろうし、とにかく各キャラの着地点を決めてあげて、物語を収めなければいけないことを考えると、いろいろ破綻はあるけどもういいや、よくやったよって気にもなるし。
響鬼に関しては少なくともキチンと着地さえしてくれればいいです、もう。(結論早いかな)

ちょい追記:

でも高寺氏の考える設定自体には非常に魅かれるというか、今回はあの鬼のデザインと少なくとも設定の外枠に関しては屈服状態なので、去年の今ごろ期待に胸トキメかせてたオレに謝れって感じなんですが(笑)
アンチスレなどで言われてた「所詮平成ライダーに対するアンチテーゼ」でもその点は構わないんです。それだけであの響鬼の優れたデザインを実現させたり、番組の企画を通したり出来るかと言われればオレは出来ないから。前例のない物を形に出来る能力というのは評価していいと思うのですね。
主役に細川氏を持ってきたり主題歌を布施氏が歌ったりロケに力を入れたり、明らかに他の特撮番組と違う画面を作ろうとした、そのなにか高いところを目指そうとしている姿勢は非常に素晴らしかったと言いたいです。出来ればまた数年後に特撮ファンがビックリするようなマーケティング関係なしの企画を引っさげてカムバックして欲しいところです。その時はぜひ腕の立つスタッフを揃えられるような状態であって欲しいですね。
と書くと偉そうですが、それが特撮ファンとしての希望でしょうか。(結局もうまとめに…)

仮面ライダー響鬼46の巻「極める鬼道」

『死にたくない、僕はまだ死にたくない』


やってくれるよ!初っぱなから。『ザンキさーん、あけましておめでとうございます!』とはな!(爆笑)やっぱり拾わないと思ったよ、白倉&井上。いいけど音撃弦は二刀流にするのは無理があるんじゃあ…両手で扱わないといけない武器を両手に持っても…???
で、ザンキさんが死んだり生き返ったりしてる間、洋館の男女は何をしていたかというと清めの場所を探していたみたいです。あー成程ね…ってそれでいいのか。鬼を守るってどういうことさ?

お正月らしく初詣。ボンヤリ明日夢にイライラ。イブキくんはお賽銭いくらあげたんだ?
餅つきはいいけどおやっさんのあまりの餅の丸め方の下手さにハラハラ。いや餅はそう丸めるんじゃなくて〜…、でもつきたてのお餅は美味しいよね。早速お雑煮。正月早々、世間話のようにオロチの話をするヒビキさん(苦笑)無駄な勝負を諌められてる京介に笑ってうなずくイブキ、何か今回なにげに黒いよイブキくん(苦笑)いいけどあきらも呼んでやれよ。弟子を辞めたらハブかよ。


死を考えることは生きることを考えることでもあるけれど、問い掛けっぱなしですか。明日夢はどうだかわからんが京介は何か学ぶのか?しかしザンキさんのことに何も触れないのはいっそ潔いくらいだな。こういっちゃあ何だが、それを学ぶのにちょうどいい機会だったのになあ。まあ明日夢と京介はザンキさんとは大して絡んでないんだけど〜。
ザンキさんの死、先週の予告はあんな編集だったけど、多分フォローないだろうなあと思ってたよ。今回触れなかったってことは次回以降もスルーだよな…。いいのかそれで>番組。ああでもオレがPでもそうするな、あと三回だもんな。というかその話を振られてるのはイブキの方だもんな。死を覚悟して生きることをどう考えるのか。メメント・モリ


今回あまりにも違いすぎる明日夢と京介。明日夢の煮え切らなさにイラつく〜〜!どうしたいんだよ明日夢!?パネルシアターでいいのかよ、そのボランティアは仕事じゃないし人助けでもないぞ?むしろ善意のつもりのもっちーが憎い。
それに比べて京介は随分心を入れ替えて励んでるなあ。ヒビキさんに認めてもらったのがそんなに嬉しかったか。やはり京介に必要だったのは然るべき人に認めてもらうことだったのかな。何でも自分で考えて決めるのはいいことだね、学校止めちゃうのはやり過ぎだけど。(普通有り得ないよ、そんなに簡単に辞めたり戻ったりさー)
というかそんなに学校休んでたのか?修業のため?いいのかそれ。なんかこの辺もうぐちゃぐちゃじゃない?でも京介の最後の挨拶はよかったな。やっぱり極端ではあるけれど明日夢よりいろいろ考えてるよ、京介の方が。つーか明日夢に相談しなかったのかー、いやする必要もないけどさー、ふーん。
『金の斧銀の斧か、楽しそうだな。ま、せいぜい頑張れよ』京介、明日夢にもっとイヤミ言ってやれ。明日夢も発奮しろよ。
とにかく京介はいつだって本気ってことだね。その辺はヒビキさんも判ってあげて下さいよ。って判ってくれてるか。出戻り京ちん、『修業だ、これも修業だ』と呟くのがカワイイねエライね(笑)
もうこれだとホントに鬼になるのは京介で明日夢は脱落か〜。そうだろうとは思ったけどそれも寂しいな。


でイブキくんは人柱。厳しいね。お賽銭少なかったから人柱にされちゃったのかい?(ンなこたないよ)
しかし鬼の人はみんな結構冷静だなあ。つーかどんな儀式なんだ、魔化魍が襲ってきて命を落とすかもって。てっきりトドロキあたりが反対するかと思ったんだけど、自分から魔化魍を減らして協力しようとするなんてさ。ザンキさん、トドロキは大丈夫みたいですヨ。強く生きてますよ。
威吹鬼が太鼓の特訓してるんだけどバチ使えるんじゃなかったっけ?>夏の魔化魍の設定は?
宗家の使命だから命を捨てる覚悟でも、迷いがあるのは仕方ないよな、普通は。まだ若いのにイブキは偉いなあ。宗家って他に人いないのか?
いまいちシャンとしない威吹鬼響鬼さん、『どうしたんだよ』じゃないよな、ちったあイブキの気持ちを汲んでやれよ。つか、威吹鬼に太鼓を伝授するんじゃないの?響鬼さんがラッパが吹けるのは判ったからさ。ヒビキさんが倒しちゃダメじゃんよ。
と思ったら戦いすんで日が暮れて、イブキと香須実さんとの思わぬ抱擁シーンにヒビキさん、何か決意を!?
それよりオロチ現象がとうとう発現?何かカタストロフって感じがしてきましたよ。関東11鬼はどうしたの?
紅白のアミキリと金色のバケガニはお正月だから?


予告、何かヒビキさんが深いこと語ってます。楽しみですがあと2回で終わるんでしょうか?
さすがにマン&スモはいないね。これでイブキをネタにしたら今度こそムッコロスとこだったよ。
ちょっと今回はだらだら気味な感想ですがこの辺で。

ザンキさんの死は必要か?

ブログでもあちこちで見かけたし、二三の響鬼同人誌でも見かけたんだけど、ザンキさんの死は必要かどうか、あるいは意味があったのかどうか。某所でそういう問い掛けがあったんでちょっと考えてみた…んだが、書いたはいいけどさて、あげたものかどうしようかと思っていたら、こういうエントリを見つけたんであげてみた。

斜角の視線。「斬鬼さんは三度死ぬ」http://d.hatena.ne.jp/kka/20060101/1136117475


ザンキさんの死が必要かどうか。オレの印象だと物語のためではなく、響鬼という1年間放送された番組のために必要だったと思います。
というのは元々この物語の主人公である明日夢とヒビキさんの話が結局物語を引っ張るに至らなかったために、番組の最後を飾るに相応しいエピソードとして弦師弟の話を持ってこざるを得なかったように思うからです。


トドロキは後半で何度も自立エピソードをやったにも関わらず、真の意味で自立したように見えなかったのももしかしたらそのためなのかなあと勘ぐってみたり。本来なら39話の「始まる君」で自立完了と見てよかったはずなんだから。
普通に考えたら、ザンキさんがいなくなれば(例えば当初の予定通り後進の指導として吉野に行ってしまうとか)トドロキも自然と自立するはずなのに、後半ではもうそんな時間的余裕がなかったせいか、もっと厳然たる別れとして「死」というものを使って「物語の」ではなく「番組の」クライマックスとしてより相応しいドラマチックな演出として機能させたのではないかな、と思うのです。
となると「物語的には特に必要なかった」けど、「番組としては必要だった」ってことになると思うのですね。


その必要な死のために朱鬼譲りの反魂の術を使ったり、直接的な原因が足の傷ではなく過去に受けた胸の傷であるとか(この場合足の傷が医者に通うというカモフラージュに使える)細かく伏線を設定されているので、後半の新スタッフは当初からこのクライマックスを物語のドラマとして必要なことだと考えていたのだと思います。後半、朱鬼の話といい陰陽環といい妙に呪術的な描写があったのはそのせいだったんだなあと。
そのように番組を盛り上げるために必要な死であったとすれば、物語上の整合性やキャラ萌えで見ていたファンからすれば「意味がない」「必要だったのか?」「無駄」という意見が出てきても不思議はないような気もします。
でもオレは前述の通り、意味はあったと思います。人が死ぬのがいい悪いではなく、最後に盛り上がらないドラマはつまらないと思うからね。ちょっと誤解を招きそうな言い方だけど、そう思います。それに対して納得できるかどうかはまた別の話ではあるけれど。
盛り上げる手法については、それこそ此処でそれを問う意味はないと思うので不問ということで。


書きっぱなしだけどこんな感じで。



ちなみにここのブログの仮面ライダーTHE FIRSTについての考察も興味深いです。特に

そう、「仮面ライダー THE FIRST」で僕たちが観たのは、「本郷猛のドラマ」ではなく、「仮面ライダーが存在する世界」だったのだ。テーマは「“仮面の戦士”となった者の苦悩と葛藤」ではなく、「いかなる理由(正義)があろうとも、暴力を奮えば小さな花を踏みつぶす」という矛盾。このような矛盾は、石ノ森章太郎のマンガではおなじみのテーマだ。スタッフは「仮面ライダー」の再誕にあたり、この矛盾を「神髄」としていたのである。

はちょっと面白いですね。

ヒビキさんキターーー!

紅白布施明登場!ってことでガワの人たちが来ましたよ。あれかい?中はイトーや押川や渡辺さんかい?いつも以上にビカビカと光り輝いてましたね。と思ったら細川さんもキターーー!小暮さんととヒビキさん、というふうに楽しめるのは何か得した気分。「来年も一緒に鍛えような。シュッ!」カッコイー!NHKでこんなのが見られるなんて、ちょっと感動したっていうか。
NHKは随分サービスいいよね。ちびっ子達も大喜びだ!もちろん大きなチビッコも大喜びだぜ!(苦笑)
それにしてもコメントくらいはして欲しいな、唐突すぎるよ。他局だし。


おっとついでにグループ魂もキターー!うっかりして録画しそこねたぞ…
最初に「仮面ライダー」て言っちゃうのはお約束?(笑)阿部サダヲの絡みっぷりがスゴイな(笑)
しかしNHKはサービスしすぎだな。もっと早くこうしてれば良かったのにね。でもマジで紹介コメントくらいはちゃんとして欲しいぞ。お年寄りはおいてきぼりだ(苦笑)

仮面ライダー響鬼45の巻「散華する斬鬼」

『もう、大丈夫っすから……ありがとうございました!』


え、ちょっと待って下さいよ。前回イブキがマッパのザンキさんを見つけてヒビキさんを呼びに行ったあと、どうなったん?ザンキさんは勝手にどっか行っちゃったってこと?よく判らんぞ、鈴村監督。
どうも演出面で物足りんというか、脚本はいつも通り前半に詰め込んで後半は分量少なめなんだから、演出でもっと盛り上げないでどうするよ。鈴村さんは響鬼初めてなんだっけ?せっかくのこのエピソードなんだから、もうちょっとしつこくやって欲しかったなあ。最後の1枚はいいから。てことで全体の印象はなんとなーく薄いように思われました。戦隊だと口アップ以外は大して気にならないのになあ…とほ。OPは二番だね、どしたんだ?(見返して、歌詞の内容が話に合ってるからだと判りました。本編が気になるときはつい飛ばしちゃうからな、OPは…。あと歌詞カード見るより布施さんの歌で聴くほうが説得力あるよ)


さて、もう一度弟子になったって嬉しそうに言うトドロキはどうよ?ヒビキさんも状況が判ってるんだか判ってないんだか微妙だし。
結局ザンキさんの反魂の術に気がついたイブキは、ザンキさんには問い糺さないんだね。深読みすると、お互いその術を使うことの意味とそれを使わざるをえない今この状況が判っているから、あえてザンキさんには問わなかったってことなのかな。
結局ザンキさんの執着の大元って、トドロキが心配だってこともあるんだけど、もう一度ザンキさんの弟子になったことを喜ぶトドロキに問題あるってことじゃないか?まあこの辺は独り立ちしたといいながらも直後にこんな事故にあったんじゃ仕方ないのかなあ…と大目に見ることにしよう。だって人生を賭けて鬼という生き方を選んだのにそうでない人生を選べって言われちゃあ、何かに縋りたくなるのも仕方ないかもな。
ザンキさんが冷たいんす…』ちょっと泣ける。頭や感情より、体の感覚の方がより強く事実を認識させるってことですね。『ザンキさんを救えるのはトドロキさんしかいません』ていうイブキの言葉が沁みるよ。
突如病院を襲う巨大魔化魍(ええ?)戦いに出ようとするザンキさんに『ザンキさんはもう戦わなくていいんすよ!』トドロキがこれにもっと早く思い至っていれば、ザンキさんが寿命を縮めることもなかったんだけど…もうそれは言っても栓無いことか。そのあとのザンキさんの『だったら止めてみろ、俺を。お前の力で』が胸にグッときたよ。最後もいいけど、こっちの方がやはり印象に残るな、今回は。


陰陽環を盗んだのはやっぱり京介。明日夢と京介が掴み合い…のあとはしょってどうすんのさ!最後一発ずつ殴って、崩れ落ちるとこくらいは見せて欲しかったなぁ。はしょりすぎだよ。
で、やっぱりイマイチ鬼になる理由がない明日夢。人の役に立つことってあまりにも漠然としすぎだし、だからといってパネルシアターはないよなあ?もうちょっと考えようよ、明日夢、お願い。
オレが思うに学生のボランティアっていうのはいいことなんだけど、別に偏見てわけじゃないけどさ、ボランティアって余裕のある人がすることだと思うんだよ。今の明日夢がやらなきゃいけないのはまず自分のことじゃないですか。流れとして自分探しをボランティアに求めるような雰囲気があるのは、なんかちょっと戴けないです。あ、これは話がってことじゃなく、明日夢がってことですよ。あとパネルシアターがなければ、他のことの描写が出来たのにと思うと、パネルシアターに時間を割くのはどうかと。


結局、明日夢に比べるとやっぱり京介の理由の方が納得できるんだよね。京介は明日夢みたいに自分探しをしてるわけじゃなく、自分に出来ることと出来ないことが判ったうえで、方法は漠然とはしているけど「父を乗り越えたい」という目標があってそのために鬼の力が欲しいわけだから、どう見ても鬼になりたい理由は京介の方がはっきりしてるし、これで鬼にはなれなかったとしても京介には自分のやるべきことが判ってるんだよね。京介くらいの洞察力をもってすれば、明日夢が「鬼に向いてない」のは一目瞭然なのかもな。

何で不良くんがカシャに狙われてんのかはおいとくとして、カシャはアリーナに住み着いてんのかよ?(笑)
話の都合と言っちゃそれまでだけど、京介はホントに明日夢には素直だなあ(笑)虐められた仕返しをしようと思っていたなんて、そんなカッコ悪いことスルッと言えるなんてな。つーかやっぱり京介って根はイイ子なんじゃんよ。ヒビキさんに弟子なんて辞めてやるって言ってみたり、構わないでくれと言ってみたりしたわりには、ヒビキさんに認めてもらうための方法を自分なりに考えてるのは偉いよ。いつの間にか自分のダメなところは自覚してたわけ?その結論が「カシャを倒す」だから京介の行動力ってスゴイな。(でもこのやり方は危険だし間違ってると思うんだけど、ヒビキさんが正さないのは弟子のやることは認めるという方向だから?微妙に納得いかん)

結局京介が陰陽環を使わなかったのは「自分の力じゃないから」はいいんだけど、それならカシャと対峙したときに陰陽環を使うのをためらう京介ってのを、もうちょっと判りやすく演出して欲しかったな。あそこ不満。すごく不満。京介の迷いと決意を現わすキモじゃん。そっちがあって初めてヒビキさんとのやり取りが成り立つんだろー、すずむらー。でもやっとヒビキさんに認めたもらえた京介の笑顔が眩しいんで、許すよ。
(追記:あとで公式のあらすじ見たら、もっとおいおいと思った。使わないのが正解って…ヒビキさんのセリフでいろいろ判らなくはないけど、それはちゃんと意図通りに演出して欲しいなあ。とにかく京介の描写が全然足りないよ。セリフを二三足すくらい大した手間じゃないだろう?明日夢にはともかくヒビキさんくらいには謝るとこ入れてもいいんじゃないのかなあ。弦師弟の描写は全く文句ないだけに、これはちょっとどうにかして欲しかったなあ)
『自分の力を信じて戦うこと』よかったな、京介。逆に微妙な表情の明日夢が…どうするんだ、明日夢!?


弦師弟最後の共闘。一緒に戦いたかったという轟鬼の願いも叶って、満足してザンキさんが逝けただろうと思うと、悲しいけどやっと一区切りというすっきりした気分です。
最後のツインギターが泣ける。あれが轟鬼の自分なりの浄化の儀式だったことを考えると、それに合わせてくれて静かに去っていった師匠の気持ちが胸に痛いよ。
『俺泣かないっす…ザンキさんに心配掛けないように…』頑張れトドロキ!

何かを感じて空に向かって決めポーズで送るヒビキさんもいい。


予告。イブキくん、もしかして生贄?いや、おろちを押さえるために必要な鬼の力が何かまだ判らんので来週待ちだな。イブキのセリフは一体?


マン&スモ。悲しんでるマン坊と相変わらずどうでもよさげなスモちん。スモはヒドイな。

鬼は坊主かよ?

オレの響鬼前半の認識は「鬼とは職業である」だったんですが、ちょっとまた別の意見を聞いたんで、忘れないうちに考察の種にメモっとこうかと思いまして。(てゆーか夜中に響鬼のことで激論をする家庭ってどうよ?)
以下その要約。


後半で改めて問い直さずとも、響鬼では前半から一貫して「鬼というものは生き方である」という描写がされている。なぜなら鬼は報酬を貰っていないからだ。たぶん生活環境を整えたり生活することを含め、基本的には全てを吉野からの支給で賄われていると思われる。(でも資金の出所は不明。税金?)
例えるなら鬼というものは僧侶のようなもので、無報酬で一般市民のために奉仕することが鬼の責任であり義務であり喜びなのである。だからその使命感に拠ってのみ鬼は命を賭けて魔化魍と戦うことが出来るのであり、そのために日々精進するのである、と。
展開については前半は前半で不満はあるんだが、後半テコ入れをするのならもっとヒビキさんが鬼になった理由を掘り下げて描くべきだった。そんなにも大変な鬼というものに何故なったのか、そのきっかけは何だったのか、どうやって猛士とコンタクトをもてたのか。(虐められている同級生のエピソードだけでは全然不足)
その辺も絡めて明日夢との関係をやってくれればよかったのに、余りにも周辺キャラの話にいきすぎてて不満。
後半で改めて「鬼とは何ぞや?」とかやるくらいならヒビキさんの話をやるべきだし、敵の洋館の男女を含む童子と姫も余計なので、粛正などといわず、後半仕切り直しの時に全部一掃しちゃって新たなる敵を設定し、その敵を倒すなかで明日夢とヒビキの関係を描いていけばよかったのに何でそうしなかったのか、不満。
桐矢はいらねー。
鬼は最後人間によって滅ぼされればいいと思う。なぜなら鬼とはそういう存在だから。デビルマンのような終わり方を希望。


とまあこんなとこですか。2ちゃんは殆ど見てないから判らないけど、余りネットなどでは見かけない意見だし、ちょっと目新しくもあったということで上げてみました。